丸山正樹のレビュー一覧
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何やら物騒なタイトル…この4月からドラマ化されると知り、一気読み。
以前に読んだ桐野夏生の『OUT』のように、家庭の主婦が夫を殺す話かなあ…と思ったが、ちょっと違う展開でした(^^;;まあ、これはこれで。
物話の中心は30代女性3人組。学生時代からの友情を育んできたこの3人がそれぞれ結婚して、三人三様のいろいろなケースがそこにはある。仕事を続けてヘッドハンティングを受ける人、結婚していて娘が一人いる人、離婚を経験している人…共通しているのは,夫に死んでほしいと思っていることだ…(テレビドラマの相関図を見るとちょっと設定が違うみたい)
主人公の麻矢の母親が言う。
「そのうちどうでもよくなる -
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すっかりファンとなったシリーズ3作目です。
手話を取り巻く差別的な現状が伝わってきます。ミステリーなのでぐいぐい読んでしまい、考える間もなくあとがきまで行き着いてしまうところが悩みなくらい。
それでも4話目の法廷のさざめきのラストは鳥肌が立ちました。
私は恥ずかしながら難聴者の方と関わりをもったことがありません。一度、就労支援施設を見学した際に、発話に困っていらっしゃる若い方を見かけたくらいです。面接トレーニングをされていましたが、高度な内容を披露されていたので逆に驚きました。
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この逆に驚いた、というのがまさに差別の温床なのでしょう。作品内でも登場人物が同じように自問する場面が多々あ -
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丸山正樹『夫よ、死んでくれないか』双葉文庫。
奇妙なタイトルのついたサスペンス小説。
それぞれの夫婦関係と女3人の友情とが絡み合いながら、イヤな後味を残すサスペンスを形成していく。
男女の付き合いが盛り上がり、結婚に至るまでよりも、夫婦関係が破綻して離婚するまでの方が一瞬で呆気ないように思う。他人同士が一つ屋根の下に暮らし、異なる生活文化や風習を互いに容認するのだから、結婚生活というのは苦難の道なのは当たり前なのだろう。
結婚5年目で夫婦関係が冷え切ってしまった麻矢と離婚を経験して独身生活を謳歌する璃子、モラハラ気質の夫に悩みながら一人娘を育てる友里香という30代半ばになった大学の同 -
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作者の小説デビュー作。耳が聞こえない両親から生まれた、耳が聞こえる男性。タイトルからは、この男性が手話通訳士として法廷で活躍する話かと思ったのだが、法廷での記述はほとんどなし。それでもその法廷での一瞬のやり取りがきっかけで話は展開していく。
生まれつき聞こえない人、後天的に聞こえなくなった人、自分以外の家族全員が聞こえない家庭で育った人(コーダと言う)、それぞれの境遇でどのようなやり取りが交わされているのか、手話の難しさ、意思疎通についての内容が多く、勉強になる作品。重要なことではあるが、なかなかこうした視点で見てこなかったなと突きつけられる作品でもある。 -
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ネタバレ【あらすじ】
コーダとしての苦悩を抱えながら20年間警察の事務員として働き、警察の闇を暴露して失職した43歳の荒井尚人。手話通訳の仕事を始めたなかで、尚人が17年前に関わった事件(ろう児施設の理事長・能美隆明が殺害される)の被害者の息子(能美和彦34歳)が殺される事件が起こる。
日本のNPO代表で障害者支援を続けていた手塚瑠美27歳は本名を門奈輝子という。17年前、ろう児施設にいた姉の門奈幸子が理事長から性的虐待を受けていると知った輝子は理事長を殺害した。それを知った父親の門奈哲郎は罪をかぶり、コーダの輝子を守るため戸籍から外し養女に出していた。幸子と輝子はその後も会っていて、幸子に性的虐待を