丸山正樹のレビュー一覧
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涙なくしては読めない 極上の社会派ミステリー
警察事務官を辞めた主人公は
手話の特技を活かし手話通訳士となる
少しずつ明らかになる主人公の過去…
過去の殺人事件と現在の殺人事件が
交錯するとき…
全ての真実が明らかになる
ミステリーの内容も素晴らしいが
生まれながらに聴こえない人が使う手話と
事故や病気などで難聴になった方が
習得する手話との違いがあること…
そしておのおのが抱える心の悩みがあること…
私たちのすぐそばにいる方であるはずなのに
私たちが知らない世界がそこにあり…
恥ずかしいながら…
知ろうとしてこなかった世界だったと痛感した
相手の想いや言葉を知ろうとすることは
私は相手を深く愛することと同じように感じた
………まずは“知る”ことから始めようと思う!!
人は生きていく中で 様々な経験をして
他の人が想像できないような想いをしている
まずは“相手を知ろう_”と思いやりを持って
接することができたなら…
世界はもう少し
やさしくなっていくように感じた -
Posted by ブクログ
「『ディナーテーブル症候群』という名がついたことで、こうして大勢が『同じようなことを経験した』『私も』と声を上げ始めた」
このような現象は、例えば「ヤングケアラー」や「LGBTQ+」などにも当てはまるのではないかと思います。
自分の中でもやもやしていたことに名前がつくということは、そのような問題を解決する第一歩になるのだと感じました。
「手話を覚えたらバカになると思っていた」という母親。どういう根拠があってのことかわからず理解に苦しみました。
親の無理解で、ろう者の子どもの第一言語になるはずの手話を取り上げられるのは虐待に当たるのではないかとさえ思いました。
本書の記述がどこまで現実の問題なのかわかりませんが、せめて家族は良き理解者であってほしいです。 -
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ネタバレ【ネタバレなし感想】
大学からの友人の麻矢、璃子、友梨香。璃子。
三人は会う度に夫の悪口を言い、死んで欲しいと愚痴をこぼす。
ある日璃子が夫との言い合いの末夫が怪我をして記憶喪失に。麻矢は夫が突然の失踪。
それぞれの真相と結末とは?
展開が多く、先が気になってどんどん読んでしまう。
【ネタバレあり感想】
麻矢の夫は部下のカナと不倫をしていた。カナは麻矢に憧れ、麻矢になりたいと考えた末?の行い。
夫のモラハラやDVもだいぶ激しいが妻も「死んでほしい」と愚痴を言うあたり、お互い様というか…
夫婦生活ってなかなか難しいのは分かるが、そこまでか!?と思ったりもする。でもそういう境遇の人もいるのかな…と思うと自分はまだ幸せか。
ドラマ化しているが、映像化を狙ったような細かな展開は個人的にはちょっと…それよりも最後のインパクトをもっとつけていただいたらベターでした。
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ネタバレあまり事前情報を入れずによんでいただきたい作品。
ワンダフルライフこのタイトルは作中のあそこからきているのね!
後半、つまりあそことあそこが繋がっているのか…?やっぱりそうなっているのかーーーー!!!スッキリ!!!!!という感情になる素晴らしい構成ではあるが、内容が内容なだけに爽やかさはないですね。あとがきでなんとか救われました。
障害者とそばに生きる人の話。「それでも君は僕と恋ができますか?」差別ってこういうことだよなあと思いつつ、自分ならどうなのか、自信がない。もはや普通に接しようと思うことすら差別になるんだなと。偏見ゼロで関わるのは難しいし、できないと思う。
障害のことは全然知らないのかもしれない。中学生くらいまで学校で少し関わることもあったけど、社会人になってからは全くその機会がなかった気がする。あまり積極的に触れたくのないような話であるけれど、誰もが障害を持つもしくは近くの人が障害を持つ可能性はある。
作中にもあったように、 「慣れる」のが一番大事なのかも。今その状況を自ら作るのは無理だけど、周りにいないからわからない。それは障害者だけではなく、子どもがいる人の気持ちも周りにいないとわからないと思ったから。以外と同じなのかもしれない。
そういう時が来たら受容して、慣れて前に進むしかないのかな 。摂と同病室の●さんが、微笑んで「生きてたらいいことあるから!」って言ってたのも、最後にテルテルと会えてよかったってことなのだろうか。そして、国枝(旦那)を自由にさせたのも、摂が福祉に興味を持って関わり、テルテルの過去を知り、洋治の父親を見たりして感じたことがあったからなのか・・・。いろんな側面で人生は繋がっているのだろうね。受け止めれないことがあってもちゃんといずれ受容できますように。 -
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外国人研修生の問題。その中でも、女性の。
といえば、坊やの私でも容易に想像がつくようになったのは、皮肉にも小説のおかげかもしれない。作中にもあるように、現代の日本がこんな国だったなんてというショックは、デフ・ヴォイスシリーズを通して何度も体験してきましたがいまだ慣れません。慣れないのは諦められないんだと思います。
ぶっきらぼうの刑事がどう怒るのかも手に取るように分かりました。かといって、オーロラのようなひだで守られた女性同士のコミュニティには何度も跳ね返され、不器用な自分まで涙目になってきます。
少しエキセントリックな考えですが、仮に中国人富裕層がさらに国を買い取った行く先には、誰が待つことになるのでしょうか。 -
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何やら物騒なタイトル…この4月からドラマ化されると知り、一気読み。
以前に読んだ桐野夏生の『OUT』のように、家庭の主婦が夫を殺す話かなあ…と思ったが、ちょっと違う展開でした(^^;;まあ、これはこれで。
物話の中心は30代女性3人組。学生時代からの友情を育んできたこの3人がそれぞれ結婚して、三人三様のいろいろなケースがそこにはある。仕事を続けてヘッドハンティングを受ける人、結婚していて娘が一人いる人、離婚を経験している人…共通しているのは,夫に死んでほしいと思っていることだ…(テレビドラマの相関図を見るとちょっと設定が違うみたい)
主人公の麻矢の母親が言う。
「そのうちどうでもよくなるから。誰もが結婚前にはいいことしか言わない。夫婦生活なんてそういうもので、みんな同じ。」
何となくわかる気がするな…
独身女性が読んだら、結婚なんてつまらない…と思ってしまうかもね。
ぶっちゃけ、もうすこしドロドロした内容を期待したが…そこまでじゃなかったな。ドラマは小説と同じ展開か、ちょっと見てみようと思う。
最近のテレ東ドラマ、なかなかすごいドラマが続いてますなあ!(◎_◎;)
『夫を社会的に抹殺する5つの方法』
『夫の家庭を壊すまで』
そして『夫よ、死んでくれないか』‼️
凄すぎる。 -
Posted by ブクログ
すっかりファンとなったシリーズ3作目です。
手話を取り巻く差別的な現状が伝わってきます。ミステリーなのでぐいぐい読んでしまい、考える間もなくあとがきまで行き着いてしまうところが悩みなくらい。
それでも4話目の法廷のさざめきのラストは鳥肌が立ちました。
私は恥ずかしながら難聴者の方と関わりをもったことがありません。一度、就労支援施設を見学した際に、発話に困っていらっしゃる若い方を見かけたくらいです。面接トレーニングをされていましたが、高度な内容を披露されていたので逆に驚きました。
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この逆に驚いた、というのがまさに差別の温床なのでしょう。作品内でも登場人物が同じように自問する場面が多々あります。
少しでも苦しみに共感できるように、これからも考え続けていきたいと思わされました。
それにしても、まさかここで七尾旅人さんのお名前を見かけるとは…。学生時代を思い出しました。