【感想・ネタバレ】水まきジイサンと図書館の王女さまのレビュー

あらすじ

『デフ・ヴォイス~法廷の手話通訳士』(文春文庫)で話題をさらった丸山正樹氏、初めての児童書。「デフ・ヴォイス」シリーズとして、その後『慟哭は聴こえない』(東京創元社)など続篇を刊行中。本作は、そのスピンオフ版として書かれたもので、コーダ(ろう者の両親の家庭で育った聴者の子ども)である主人公の手話通訳士の再婚相手の子ども美和と、シリーズ2作目に登場する友だち英知の学校を舞台に繰り広げられる。「水まきジイサン」「図書館で消えたしおり」「猫事件」「耳の聞こえないおばあさん」などのストーリーが、ミステリーの要素も加わり、少しずつリンクしていく。美和は義父から習った手話が使える。発達障害や場面かん黙症という特性をもつ英知も、人前で話すことができないが手話を習得していて、二人の会話は手話である。オリジナリティあふれる物語。謎は解けるのか! 巻末に手話の説明付き。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

実はデフ・ヴォイスを読んだことなくて、
いきなりスピンオフを読んじゃった私(笑)
でも、本編を読んてみたいなと思えた。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

場面緘黙の男の子と、クラスメイトの女の子。2人はコミュニケーションをとるために手話を使う。認知症のおじいさんが出てきたり、親が再婚していたり、いろんな今どきの要素を背景にしつつ、よくある児童ミステリー。

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2024年07月18日

Posted by ブクログ

「デフ・ヴォイス」シリーズスピンオフの、なんと児童書!美和ちゃん英知くんが主人公です。ネコチャン、大事なくてよかったよ…。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

わけあって手話で会話をしている美和と英知。
日常のなかで起こった小さな事件がミステリー要素を含んでいて、ワクワクしながら読みました。

美和の中の正義感や自然に出る優しさ、対象的にまわりの子どもたちの子どもらしい小さな残酷さ。場面かん黙という症状を生活の一部としてまわりの子どもたちも自然に受け入れつつも、やはり壁を感じる現実。

これからの社会の中心として生きていく子どもたちには、障害だけでなく、育った環境や考え方、年齢の違い、産まれた国や性別などなど、いろんな人が一緒に生きているということを受け入れて、その上で自分らしい生き方があるんだと言うことを知って欲しいですね。
もちろん、こどもだけでなく大人もですが。

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2023年12月27日

Posted by ブクログ

児童書とあなどっちゃいけない内容

こんな風に子どもの頃から手話に触れる機会があればとてもいい
私の周りにも、気づいていないだけで聴こえない人は存在している
盲導犬はそれなりに見るんだけど、それはきっと目立つからだ
やっぱり手話勉強しようかな

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2023年06月17日

Posted by ブクログ

「デフ・ヴォイス」シリーズのスピンオフ作品。美和と英知が活躍する児童書。
おもしろかった!
これは是非シリーズ化して学校図書に置いて欲しい。子どもたちに読んでもらいたいなと思いました。

小さな謎を美和と英知の二人がソウサする。
場面緘黙症の英知。声での会話は難しいけど、手話が使える美和とは手話で会話をしている。
そんな二人が道に迷った耳の聞こえないおばあさんと出会い、物語は動いていく。

あぁ、子どもの世界ってこんなだったなぁ。
「子どもの想像力と無責任なウワサ」
最近は大人でもみられることだけど、改めて怖いなぁと思った。
クラスのみんなとのアイデアが素敵でした。
無かったことにしないで振り返れることも大事。大人になっても、きっと子どもたちの心に残ると思う。
端から見ただけじゃ分からないけど、良い意味で想像力を働かせられる人になって欲しい。
読後は優しい気分になりました。

物語としてもおもしろいし学びも気付きもたくさん。
なかなか実体験できないことも、こうして読書体験を通して世界が広がっていくんだろうなぁと感じられる作品でした。
巻末の手話紹介も良い!

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2023年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

義理のお父さんが手話通訳士の「アラチャン」はまぁわかる。
でも、お母さんの勤め先が「ケイサツショ」の 「ケイジ」って設定、必要?と思っていたら…
もともと「アラチャン」主人公の『デフ・ヴォイス』シリーズのスピンオフ作品ということで納得。

初読みの作家さんだったので、このシリーズを始めから読んでみようかな。

でも児童書に分類されているので、やっぱり、うーん。
終わり方が中途半端なので、本編に続いているのか??

これは指文字よりあとがきが必要だったのでは。

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2022年09月11日

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31/100
手話通訳士が主人公の小説で話題をよんだ「デフ・ヴォイス」シリーズのスピンオフ版!

訳あって、手話で会話する美和と英知、異色のストーリー

位置づけとして「児童書」となっているが、是非多感な子供達に読んでもらいたい!
そして、原語たる手話に興味を持ってもらいたい!

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2022年07月26日

Posted by ブクログ

『デフ・ヴォイス』シリーズの児童書。小学生の美和の視点で進み、新井家の家族や英知くんが出てくる。美和の周囲で起きる小さな謎を英知くんが解明していく。聾者の問題も扱うが児童書なのであまりハードな描写にはならない。物語自体は面白いのだがデフ・ヴォイスの世界を無理に児童書化した部分も感じた。私はデフ・ヴォイスシリーズを読んでいるから面白かったが、初めてこの本を読む小学生が聾者の世界観を把みきれるだろうか?児童書は独立した立派な文学なのだから児童向けの翻案ではなく、一から児童書としての物語を紡いでほしいと思った。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

デフヴォイスシリーズの中で、美和ちゃんと英知くんがすごく好きです。純粋で、真っ直ぐで、本当にかわいい。
児童書らしく温かみのあるお話であるともに、児童書といえどとても面白かったです。

手話は聴こえない人たちにとって大切な言語であるということが児童書でも書かれていて嬉しかったな。小学生さんたちがそれってどういう意味なんだろうと考えてくれたらすごくいいなと思います。

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2024年04月18日

Posted by ブクログ

ひまわりめろんさんの本棚からです
『デフ・ヴォイス』シリーズからのスピンオフ作品です


この本を見た瞬間、首を45度に傾け両手を広げ肩をすくめました
「ん?なにこれ?知らない…」の手話ですね
ひま師匠と同じくテキトーなことをやってます
テキトーなところは師匠譲りです
つまりテキトーな師匠が悪いということです


で、ひま師匠曰く「『デフ・ヴォイス』シリーズが好きな人は読まなあかんやつやで!」とおっしゃっていましたので読みました

というよりも、「やずややずやってそれはにんにく卵黄な!(少し本の内容に関係あり)」のレビューの一文が気になって読んだ次第でありますw

いや〜、そういうことか!
と、にんにく卵黄の謎が解けてスッキリ!






ってなるかーーーい!(# ゚Д゚)
少し内容に関係ありましたがまぁどうでもいいことでした

帯に騙されることはよくありますが、それと同じですね
カリスマレビュアーのレビューに騙されたということです


とにかく『デフ・ヴォイス』シリーズが好きな人は読んでみては?
けど、本作を読む前に必ずひまわりめろんさんのレビューを読んでからお読みください!
きっとにんにく卵黄が気になるはずです
( ̄ー ̄)ニヤリ

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

『デフ・ヴォイス』の児童向けスピンオフ。
世の中には「聴こえない」けど表情豊かに「会話」が出来る人がどれだけ存在するのだろう。そういう人たちへの関心と理解が進むといいな、と思わせる作品でした。

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2023年04月19日

Posted by ブクログ

ろう者の家庭に育った聴者のこどもが主人公。元は大人向け小説のスピンオフらしい。こちらは児童文学として書かれたもの。

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2022年11月16日

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発達障害や手話などを交えながら事件のナゾトキをする物語。小学校中学年におすすめ。物語だけでなく、巻末には手話や指文字の一覧表が載っている為、手話について学ぶこともできる。

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

デフシリーズのファンなので
美和ちゃんのことも 英知くんなことも いつも応援しながら 読んでます

でも 今回は
子ども達の目線の世界だからなのか
彼女たちの 人との距離感に 戸惑ってしまって 今一つ話に入り込めず...

こちらも シリーズ化するみたいなラストだったので また次回作を待ってみよう
でも 本音は本シリーズの続編の方が嬉しいかも...

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2022年09月14日

Posted by ブクログ

デフ・ヴォイスシリーズのスピンオフ。荒井の娘、美和が主人公の優しいミステリー。デフ・ヴォイスシリーズなので手話は健在。美和もちゃんと成長してたんだなー。またデフ・ヴォイスシリーズ読みたくなってきた。(確か中学生?になった美和ちゃん荒れてたような…)それにしても続きがあるような終わり方だった。続きがあるならもちろん読みたい。

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2022年08月18日

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