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『デフ・ヴォイス~法廷の手話通訳士』(文春文庫)で話題をさらった丸山正樹氏、初めての児童書。「デフ・ヴォイス」シリーズとして、その後『慟哭は聴こえない』(東京創元社)など続篇を刊行中。本作は、そのスピンオフ版として書かれたもので、コーダ(ろう者の両親の家庭で育った聴者の子ども)である主人公の手話通訳士の再婚相手の子ども美和と、シリーズ2作目に登場する友だち英知の学校を舞台に繰り広げられる。「水まきジイサン」「図書館で消えたしおり」「猫事件」「耳の聞こえないおばあさん」などのストーリーが、ミステリーの要素も加わり、少しずつリンクしていく。美和は義父から習った手話が使える。発達障害や場面かん黙症という特性をもつ英知も、人前で話すことができないが手話を習得していて、二人の会話は手話である。オリジナリティあふれる物語。謎は解けるのか! 巻末に手話の説明付き。
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Posted by ブクログ
小学4年生の美和ちゃんが主人公のお話。
子どもたちにとって大きな「事件」がおこり、どんどんうわさになって広まってしまう様子も、なんとかしなくちゃと「事件解決」に乗り込む冒険も、子どもの世界らしくて共感がもてる。
地域の人に話しかけて積極的に行動する姿がほほえましくもあった。自分は、めんどくさそうなことにできるだけかかわりをもたないように暮らしてしまっていることに、反省の念をもちつつ、しかしこんなふうに行動できないよなと肯定したりして、少し複雑な気持ちになった。
とはいえ、こういう、子どもが実生活の中でちょっと無茶しちゃう冒険物語は大好きな分野である。
Posted by ブクログ
わけあって手話で会話をしている美和と英知。
日常のなかで起こった小さな事件がミステリー要素を含んでいて、ワクワクしながら読みました。
美和の中の正義感や自然に出る優しさ、対象的にまわりの子どもたちの子どもらしい小さな残酷さ。場面かん黙という症状を生活の一部としてまわりの子どもたちも自然に受け入れつつも、やはり壁を感じる現実。
これからの社会の中心として生きていく子どもたちには、障害だけでなく、育った環境や考え方、年齢の違い、産まれた国や性別などなど、いろんな人が一緒に生きているということを受け入れて、その上で自分らしい生き方があるんだと言うことを知って欲しいですね。
もちろん、こどもだけでなく大人もですが。
Posted by ブクログ
「デフ・ヴォイス」シリーズのスピンオフ作品。美和と英知が活躍する児童書。
おもしろかった!
これは是非シリーズ化して学校図書に置いて欲しい。子どもたちに読んでもらいたいなと思いました。
小さな謎を美和と英知の二人がソウサする。
場面緘黙症の英知。声での会話は難しいけど、手話が使える美和とは手話で会話をしている。
そんな二人が道に迷った耳の聞こえないおばあさんと出会い、物語は動いていく。
あぁ、子どもの世界ってこんなだったなぁ。
「子どもの想像力と無責任なウワサ」
最近は大人でもみられることだけど、改めて怖いなぁと思った。
クラスのみんなとのアイデアが素敵でした。
無かったことにしないで振り返れることも大事。大人になっても、きっと子どもたちの心に残ると思う。
端から見ただけじゃ分からないけど、良い意味で想像力を働かせられる人になって欲しい。
読後は優しい気分になりました。
物語としてもおもしろいし学びも気付きもたくさん。
なかなか実体験できないことも、こうして読書体験を通して世界が広がっていくんだろうなぁと感じられる作品でした。
巻末の手話紹介も良い!
Posted by ブクログ
ひまわりめろんさんの本棚からです
『デフ・ヴォイス』シリーズからのスピンオフ作品です
この本を見た瞬間、首を45度に傾け両手を広げ肩をすくめました
「ん?なにこれ?知らない…」の手話ですね
ひま師匠と同じくテキトーなことをやってます
テキトーなところは師匠譲りです
つまりテキトーな師匠が悪いということです
で、ひま師匠曰く「『デフ・ヴォイス』シリーズが好きな人は読まなあかんやつやで!」とおっしゃっていましたので読みました
というよりも、「やずややずやってそれはにんにく卵黄な!(少し本の内容に関係あり)」のレビューの一文が気になって読んだ次第でありますw
いや〜、そういうことか!
と、にんにく卵黄の謎が解けてスッキリ!
ってなるかーーーい!(# ゚Д゚)
少し内容に関係ありましたがまぁどうでもいいことでした
帯に騙されることはよくありますが、それと同じですね
カリスマレビュアーのレビューに騙されたということです
とにかく『デフ・ヴォイス』シリーズが好きな人は読んでみては?
けど、本作を読む前に必ずひまわりめろんさんのレビューを読んでからお読みください!
きっとにんにく卵黄が気になるはずです
( ̄ー ̄)ニヤリ
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