谷川俊太郎のレビュー一覧
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「人生相談」とまとめてしまうと、荒っぽい感じがするので。各対談の表題を。
・動物から人間になる時/谷川徹三
・月征服は人間に幸福をもたらすか/谷川徹三
・日本語のリズムと音/外山滋比古
・「書く」ということ/鮎川信夫
・初対面/鶴見俊輔
・昔の話 今の話/野上弥生子
・いま、家族の肖像を/谷川賢作
谷川俊太郎の、自分が恵まれて育ってきたことへのありがたさと、だからこそ立てない視座があることへの辛さ?が繰り返されていて、驚いた。
父、谷川徹三との対談、息子、谷川賢作との対談から、息子というのは、どこか父とは離れた位置にいる存在なんだなと、ふと感じた。
「人間」と「人類」という言葉の持つニュアンスの違いについて語られた部分が面白い。
「ほんとうは、われわれが人類というほど、かならずしも地球上の人間たちはひとつになっていないにもかかわらず、月へ行くという非常に強烈なドラマチックな事件が起こると、われわれはわざわざ安易に人類というような理想像を持ち出してしまう。
ところが、人間というのは、もっと生々しい観念であって、それこそ人の間であって、自分と妻との関係、自分と友だちとの関係、自分と上役との関係、そういう日常的ないやらしい、それこそ人間的ないやらしい関係全部を含んでいる概念だと思うんですよ」
平等と差異についても。
「結局、つまり、もし人間が人間を平等にしたいんだったら、文化的な差異もね、生活程度の差異も全部なくさなきゃあいけないみたいなことに行きついちゃうわけでしょ。それを社会的制度として認めなきゃいけないとしたら、そんなことはありえないと思う。地獄だと思うんですけどね」
「そういういろんな文化の中で人間がいろんな生活をしていて、なおかつどっちが優れていてどっちが劣っているという視点を持たないでね、自分の精神的な一種の豊かさの中で平等になるっていうのが、いちばん望ましいって気がしてしようがないんですけどね」
これ、1973年に言ってるんだよなー。
すごいな。 -
Posted by ブクログ
2.5というかんじ
でも詩って特に、読む時の心持ちで評価がだいぶ変わるものだと思う。
今の私にはとりあえず、よくわからなかった。
でもこのフレーズに出会えただけでも読んでよかった
たった今死んでいい という言葉が思い浮かぶ瞬間があって
そう口に出さずにいられないほどの強い感情があったとしても
その言葉通りに本当にその場で死んだ者がいるかどうか
言葉の死が人を生かすこともある という言葉が思い浮かぶ
私には癒しであるものが誰かには絶えない鈍痛
だがその誰かも私に思い出させてくれない
私の犯したのがどんな罪かを
その人の悲しみをどこまで知ることができるのだろう
目をそらしても耳をふさいでもその人の悲しみから逃れられないが
それが自分の悲しみではないという事実からもまた逃れらることができない
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Posted by ブクログ
堀内誠一さんが描いた音楽家の肖像とエッセイに、谷川俊太郎さんの詩を合わせた一冊。
音楽の巨匠たちの生い立ち、家族との日常や、彼らが暮らした街、通ったカフェやお店、自然の描写を、絵とともに綴ったもの。
各章ごとに、その音楽家にちなんだ詩を、谷川俊太郎さんが読んでいる。
以下、読書メモ。
・文学者も音楽家も、よく絵を描いた時代があった。
ゲーテ、ユーゴー、メンデルスゾーン、シューマン等。
中学生のショパンは授業中に見事な肖像画を描いた。ワルシャワの夜景も描いた。
・ベートーベンはワイン好き。
ワイン醸造地を歩き回って作曲した。(ベートーベンは歩きながら作曲することで有名だった)
・展覧会の絵を作曲したムソルグスキーは独創的な才能があったのに、役所勤めをしながら作曲し、深酒が祟って40代初めで世を終えた。
・86歳まで生きたサンサーンス。4歳から演奏活動をしていた神童で、詩も絵も描き、天文学者で哲学者だった。
・バッハは青年時代から壮健。くよくよすることなく思い立ったら行動。普段の演奏も奔放で非難され続けた。子供は20人いた。
・メンデルスゾーンは幼い頃から作曲を始め、家で抱えている管弦楽団に演奏させた。
家族を愛し、シューマン、ショパンとも友情を深めた。
堀内誠一さんは、74年ごろから家族とともにパリ郊外に移り住み、ヨーロッパ各地を旅した。ヤマハの楽器店やピアノ教室などで配られるPR誌、「ピアノの本」の表紙を描くようになり、ピアノを絵の中に入れて欲しいとリクエストがあってから、作曲家シリーズが始まる。最初は渋々だったようだが、途中から面白くなったようでエッセイの連載も始めたと言う。(そのため、絵だけの章もあります)
カラフルな挿絵がとても綺麗でおしゃれです。
小難しい音楽の解釈もないので、専門的な知識がなくても、誰でもすんなり読める。
28人の音楽家のことが描かれているけど、私も詳しいわけではないので、知らない人も何人かいた。
リストやラヴェル、ドビュッシー、サンサーンスもいつか弾いてみたいけど、初心者の私に弾ける曲なんて有るのだろうか・・・。
作曲家のことや、その曲が作られた背景を知ると、弾くときの感情も変わってきそうだな。
がんばろ!
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Posted by ブクログ
■総論:
新聞漫画スヌーピー『PEANUTS』の歴史をまとめ、話題となった作品をピックアップした本。
スヌーピーの独特な世界観や哲学、登場人物の特徴などがまとめられている。
・読書時間:1時間程度
・ボリューム:191ページ(文字も大きく漫画も多いのでボリュームは少なめです。)
■こんな人にお勧め:
・スヌーピーが好きな人
・歴史を感じながら哲学的な内容に触れたい人
■どういう内容の本なのか(事実):
スヌーピー『PEANUTS』は、50年という長い歴史の中で新聞に掲載され続けた人気漫画。
スヌーピーの周りにいる子供達には、恋多き少年や学校に行きたがらない女の子、すぐに寝てしまう子や頭が良くて哲学的な思考を持っている子など様々。
そのような子供達とスヌーピーとの生活が各漫画で描かれている。
■面白かった点・いまいちだった点(感想):
・良かった点
スヌーピーの全体構造(相関図)がわかった。
和やかな気持ちになった。癒された。
・いまいちだった点
特にないが、これからに繋がる明確なアクションなどは考えずらい。