水谷淳のレビュー一覧

  • 「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた―――「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る

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     当たり前ではあるが本書は題名通り「落下する猫が宙返りして着地できるのはなぜか」を論ずるもの。と言ってしまえば身も蓋もないが、しかし2つの理由でなかなかに読ませる作りになっている。

     1つ目の特徴は、本書が19世紀以降の物理学が獲得してきたパラダイムを順に追いかけ、その時代時代に妥当とされた知見から導き出される暫定的な宙返り問題の「正解」を時系列的に並べる形をとっていることだ。そのため、僕のような物理学に見識のない読者は「これが究極の答えでは?」と何度も早とちりをさせられるのだが、先を読むたびにその都度問題の「一筋縄ではいかなさ」を思い知らされることになる。一応の正解は、NASAに研究を委託

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    2023年02月14日
  • 「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた―――「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る

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    猫は高いところから落ちても
    (あおむけに落とされても)
    足から着地する。
    それでいいじゃない、怪我しないんだから。

    、、、では済ませない人類の好奇心、
    物理学者の探究心が面白い。
    大勢の研究事例を紹介してくれていて、
    (半分は私には難しくて理解できなかったものの)
    すごく笑えました。

    それと同時に、猫にかわいそうな実験も
    数々やってきたんだな、と黒歴史も
    初めて知りました。

    猫、飼いたくなります。

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    2022年09月04日
  • 進化論の進化史 アリストテレスからDNAまで

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    進化、あるいは生物学の科学史。生命科学は物理学などに比べて、色んなことがわかり始めたのが割と最近ということに驚き。
    普通の生物学の本より、ダーウィンはじめ過去の科学者がどう考え、どのような疑問に取り組んできたかが丁寧に書かれていて、理解しやすかった。最後に出てきたエピジェネティクスは本当に??という感じで、外部環境が遺伝に影響を与えるのかもうちょっと詳しく知りたいと思った。

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    2022年07月31日
  • 宇宙を解く唯一の科学 熱力学

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    ネタバレ

    蒸気機関が情報工学を経由してブラックホールに繋がってゆく
    シャノンとチューリングの繋がり等、教科書にはない科学の進展に驚かされる

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    2022年05月21日
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

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    とてもおもしろいが、けっこう難しい問題と説明で読むのがたいへん。私を含む一般読者にはけっこう負担。ふつうむずかしいところは読み飛ばしてしまうだろう。それでいいとは思うが。

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    2022年05月02日
  • 宇宙を解く唯一の科学 熱力学

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    物理学者の歴史について、中々学校では学べない。理論的な物理現象を知ることも大事だが、時代背景と物理学者の人間性が理解出来ると、ますます面白いという事をこの本を読む事で垣間見えると思う

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    2022年04月17日
  • 宇宙を解く唯一の科学 熱力学

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    熱はなぜ高温から低温へ拡散するのか?
    熱を理解する為に、エネルギーやエントロピーという抽象的な概念を生み出し、原子の存在へと考えは進む。熱力学が学問としてなる現代では、宇宙の成立ちにまで踏み込もうとしている。

    学校の授業で知識として教えられるよりも分かりやすい。エントロピーとかは特に。

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    2022年01月25日
  • 「木」から辿る人類史 ヒトの進化と繁栄の秘密に迫る

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    人の進化と木の関係について、斬新な視点で解き明かす壮大な物語。森林破壊と植林が密接な関係にあることや、自然林の大切さもよくわかった。

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    2022年01月06日
  • 宇宙を解く唯一の科学 熱力学

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    カルノーからベッケンシュタイン・ホーキンスにわたる熱力学の歴史についての啓蒙本。熱力学や統計力学を学習し始める人におすすめ。

    邦題が残念なことになっているが,原題は『アインシュタインの冷蔵庫』を意味しており,(重要なテーマの1つではあるが)これをそのまま載せても大抵の人には訳が分からなかっただろうから,落とし所が難しい。

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    2021年12月30日
  • 僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない―――この世で一番おもしろい宇宙入門

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    英語のタイトルも「We Have No Idea」ってことで、わからない前提で入っていける本。
    難しい数式が出てこない、かみ砕いてたとえ話で説明してくれる、ジョークを交える、といったようにとっつきやすく楽しく読めるのは事実。
    ただ、比喩なのかジョークなのかどっちなんだいみたいなところもなくはない、わからないことが、もやっとわかる本です。
    著者はヒヒが好き。

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    2021年10月27日
  • 最も賢い億万長者〈下〉―――数学者シモンズはいかにしてマーケットを解読したか

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    後編は人間同士の衝突にフォーカスした内容でしょうか。
    ひとまず、もう少し自動売買に寄せたポートフォリオにしたいと感じた次第です。

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    2021年08月08日
  • 最も賢い億万長者〈上〉―――数学者シモンズはいかにしてマーケットを解読したか

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    最高の頭脳をもってしても市場と向き合うのは難しいのだなと改めて感じさせるものだった。また、数々の試行錯誤、紆余曲折、出会いと別れを繰り返して成功に向かう過程が生々しい。世界をとるのは簡単じゃないと思い知らされる。

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    2021年08月01日
  • なぜあの人のジョークは面白いのか?―進化論で読み解くユーモアの科学

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    笑いがおきる仕組みを解説するだけではなく、笑いを哲学・進化論的に考えて、なぜ笑いが世の中に必要だったかを解説しているのが楽しかった。
    笑いへの捉え方が少し変わった気がする。

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    2021年06月06日
  • なぜあの人のジョークは面白いのか?―進化論で読み解くユーモアの科学

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    ジョークは、人間が生きて行く上での薬にもなれば、毒にもなる取り扱い注意のものだ。




    「ユーモアと心」では、ユーモアの中で人を笑い者にするものが多い。ポイントは優越感を抱かせるだった。誰も自分がかわいいからなあ。




    「分かっちゃいるけどやめられない」のが「笑いとセックス」だった。ユーモアは、異性に対して自分をよく見せる道具になる。人間がいる限りなくなることのない笑いの1つだ。



    「ジョークと文化」では、ユーモアがうさ晴らしの手段になる場合として、反体制的なジョークを取り上げている。押さえつけられているとユーモアを言いたくなるようだ。




    ソビエト時代のロシアの地下で広まったジ

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    2021年05月16日
  • 僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない―――この世で一番おもしろい宇宙入門

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    僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない この世で一番おもしろい宇宙入門
    著:ジョージ・チャム , ダニエル・ホワイトソン他

    この本は、宇宙についてわかっていないことについて書いている。もう答えが出ているはずだと思っているかもしれないけれど、実はまだわかっていないいろんな大きな疑問についての本である。

    宇宙最大の未解決問題にはどんなものがあるのか、どうしてまだ謎のままなのかを説明している。まだ探検さrていない、とてつもなく広い未開の地にわくわくしてもらうのがねらいである。

    構成は以下の16章から成る。
    ①宇宙は何でできているの?
    ②ダークマターって何?
    ③ダークエネルギーって何?
    ④物資の

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    2021年02月20日
  • 僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない―――この世で一番おもしろい宇宙入門

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     宇宙について「分かっていない」ことを明らかにする本。科学の進歩でたくさんのことが解明されてきたが、それでもまだこんなにも分かっていないことがある、ということにワクワクが止まらない。

     "知らないこと"と"存在しないこと"は違う。宇宙について解明されていない95%に一体何が存在しているのか、ありとあらゆる可能性があるような気がしてすごく面白い。

     宇宙飛行士が地球へ帰還した後に宗教の道へ進むことがよくある、という話を聞いたことがあるが、こんなにも未知が詰まった宇宙を地球外から目の当たりにすれば、それはもう理屈では説明し得ない力、いわゆる神の力みたいな

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    2021年01月03日
  • ゲノム革命―ヒト起源の真実―

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    ここ30年ほどで急速に進歩したゲノム(DNA)の研究によって、人類の進化について調べる方法論やその結果わかったことを解説する。
    化石の研究にくらべて、研究者個人の考え方などに左右されにくく、わかった事を再検証によってさらに詳細に調べる事も可能であり、我々人類の進化の流れについてかなりクリアになりつつあるという感じを持った。
    他の人類進化の本には無いゲノム研究の詳しい考え方などが説明されている部分が良かった。

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    2020年04月18日
  • もっとも美しい対称性

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    楽しい本だった。対称性をキーワードに古代の数学からガロア理論、そして相対性理論、最先端の超弦理論へ。厚い本だが語り口がうまくどんどん読める。この中で特に対称性で大きな発見をしたのが若くして死んだ天才ガロア。改めてガロアの偉大さがわかりました。天才ウィッテンも出てきて、現代物理の入門としても良い本だと思います。

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    2019年09月15日
  • 数学は世界を変える あなたにとっての現代数学

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    数学の基本的な考え方を優しく書いてくれている方。内容的にはテクニックと言うよりも概念的なものが中心である。最初に挙げられているクイズ的な問題は実際にやってみても面白い。1942年の所であるが、内容的な古さは全く感じられない。全般は古典的な数学に関する話題であるが、後半は現代数学にもう少し踏み込んでいる。2+2=4では無いというあたりの話は結構衝撃的だった。

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    2018年11月12日
  • ゲノム革命―ヒト起源の真実―

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    ネタバレ

    人類進化の歴史を自然人類学やゲノム解析の観点から解説してくれる。化石だけではなく、遺伝子研究からの進化のストーリーが実に興味深い。

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    2017年04月23日