水谷淳のレビュー一覧

  • もっとも美しい対称性

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    「対称性」ということなので、素粒子理論やひも理論のことが出てくるのは分かっていた。ただ、その説明のために高次方程式の解を導く公式から始まるのは想定外。ただ、読み進めていくと納得できる。高次方程式の解法が、何かが不可能であることを証明することや、複素数という新しい「数」の発明、という数学の歴史の中でも大きなステップにつながる出来事でもあったということがわかるからだ。そして何より、現代物理学にとって重要な「対称性」の鍵となるガロアの群論がここから始まったからだ。
    (群論は、大学のときに全く頭に入らなかったことで覚えている。大事なんだろうなとは思っていたのだけれど...)

    量子力学の歴史や、ひも理

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    2015年12月07日
  • 数学は世界を変える あなたにとっての現代数学

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    ネタバレ

    現代の見方ではより柔軟性な精神と変化に対する覚悟が必要だ。泥だらけの古いわだちから自分の精神を解き放て。そして絶えず変わり続ける世界に順応せよ。

    ビジネス書のような内容だ。
    まさか、数学に関する書籍からこのような内容をうけるとはおどろきだ。
    とにかく現代の数学、数学だけではなく現代美術、現代音楽にもふれないといけないんだよね。

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    2013年10月19日
  • 重力機械 ブラックホールが創る宇宙

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    タイトルの「重力機械」とは、ブラックホールを指す。この時空を歪ませる宇宙の究極の存在は、その巨大な質量、高速の自転、それらによる竜巻状の時空の歪みにより、降着円盤に膨大な摩擦熱を発生させ、核融合よりもはるかに効率的なエネルギー発生源になるということが、このタイトルに集約されているらしい。
    ブラックホールは、大きな質量を持つ恒星の最終形として生ずると理解していたが、最近の研究では、銀河中心部、あるいは銀河団中心部にある超重ブラックホールは、それとは別物らしい。本書は、このような超重ブラックホールを主な対象として、これが物質を食い尽くすだけでなく、時折膨大なエネルギーを放出することで宇宙が恒星過多

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    2013年05月06日
  • 数学は世界を変える あなたにとっての現代数学

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    声に出して読みたい本。
    小学高学年か、中学入ったくらいで、数学の授業の時に先生がこれを読んでくれたら、教えてくれたら、興味を持って楽しく勉強ができたかも。
    学校の先生もこのくらい柔軟な頭だったらいいのに。

    数学がわからなくても、この本は面白い。
    数学者と、現代芸術家を同じに見ているところ、面白い。
    挿絵も、現代美術テイスト?

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    2011年12月05日
  • 数学は世界を変える あなたにとっての現代数学

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    1942年に刊行され、アインシュタインが絶賛したという。数学の本というより、数学についての考え方というか、数学に接する時の心構えや思想って感じかな。

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    2011年10月30日
  • 数学は世界を変える あなたにとっての現代数学

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    詩のように生き方や考え方を数学を使って解説している。
    原書が書かれたのが世界大戦中だったらしく、そういったことに触れた内容が多い。
    教訓などまとめのようなものが淡々と書いてあってよみ進めやすい。

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    2011年09月07日
  • 数学は世界を変える あなたにとっての現代数学

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    数学の公式を忘れちゃってる部分もあり、
    というか、高校の状況で習ってねえなあ、
    って公式がちらほら。
    大人にならなくちゃ後悔は出来ない、
    って言葉がありますが、
    この頃納得してしまう事が増えてしまった。
    数学に関しては本当にそう。
    もう少しきちんと数学に向き合いたかったなあ、
    って思ってしまいます。
    残念ながら趣味で数学に向き合う程ではないので。
    なかなか納得、で、理解。
    とスムーズにはいかない所もありましたが、
    優しく解説されてるのでそうかあ、と。
    現代芸術の行を読んで、ものすごく納得しちゃいました。
    奇妙さを怖がらない、に。

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    2011年08月11日
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

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    まさしく、なぜ多様な意見が正しいのか。主な視点は、数理科学的な知見に由来する。より正確な答えを導きだす方法に対するヒントとその事例が多く示されている本です。

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    2011年06月19日
  • もっとも美しい対称性

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    数学の始まりからの発展の歴史。数学を発展させてきた人々はいったいどのような人たちなのかという事がバビロニア時代から順に紹介されているのだが、数学というのがこれほど人間味あふれたものだったとは思わなかった。

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    2010年02月03日
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

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    アルゴリズムの本のような、統計的なデータモデルの作り方(考え方)のような、なんとも表現しがたい内容でした。
    邦題と本文の内容はあまり合っていないと思う。
    原題の THE DIFFERENCE の方がしっくりする。
    複雑系の人が集合知をモデル化する際にどういう思考法を採るか、それこそ本文で散々述べられている「観点」やヒューリスティックといったものの、アイデンティティによる違いというか、そういう意味で面白い本だったと思います。

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    2009年10月04日
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

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    難しい本なので読みにくいですが、wisdom of crowd
    を理解するいい本です。(まだ1割しか読んでませんが・・)

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    2009年10月04日
  • マッキンゼー リーダーの教室

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    この職責が相応しいと思うことが勇気をくれる
    自尊心を守ることを優先していないか 
    率直、正直、心を開いて相手と接する 相手の自立、相手からの信頼が上がる
    リーダーの柔軟性3つ  難しいことに対する柔軟性、新しいことに対する柔軟性、多様な利害に対する柔軟性

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    2026年02月16日
  • AIに勝つ数学脳

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    著者はオックスフォード大学で数学の博士号を取得した数学者。今のAIが人間の決めたモデルで動いている以上、その枠組みを超えて画期的なブレイクスルーが生まれることがない、という立場を取る。

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    2026年01月25日
  • 誰も知らない生命―アセンブリ理論が明かす生命とその起源

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    直感的に理解するのは、ちょっと難しいかも。
    ただ、過去も今も、世界にあるものはそれほど変わらないとすると、どうして一足飛びにならなかったのかなー、と疑問に思っていたので、それは、この理論で納得できた気がする。

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    2025年08月17日
  • 進化論の進化史 アリストテレスからDNAまで

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    生い立ちパートみたいなのが長くて個人的には読むのがしんどかった。メンデルの話は面白かった。あとがきも良かった。

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    2025年08月12日
  • 宇宙を解き明かす9つの数 巨大数・微小数・無限をめぐる冒険

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    ネタバレ

    数学と宇宙物理学の…というよりは、ある数字をテーマにして物理的背景を語る本に近いかな。結構難易度は高いかも。

    非常に大きい数字であるグーゴルプレックスから、思い起こすだけで頭がブラックホールになるグラハム数(表現が面白い)。0にヒッグスボソンの実験データまで。ただ一つ「数字」という概念を持ってきても、宇宙には解かれていない謎がまだ残っている。

    あとずっと重力は質量が生むものだと思っていたけど、エネルギーが生んでるというのはマジなのかな?確かにE=mc^2は質量をエネルギーに変換できることを示したわけだけど。
    重力は時空の(場の)曲がり具合として表現されるわけだけど、つまり時空を曲げるのは質

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    2025年05月11日
  • アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの科学

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    科学の全体像をおさらいできる本

    結構最初から科学の方法論(仮説、対照実験)など書いてあって面白かった。

    あと、書き方がカラフルでノートみたいで面白い。全体的にひろ〜く知りたい人向け!

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    2025年02月08日
  • 数学思考のエッセンス――実装するための12講

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    ネタバレ

    イギリスのローカルな話題により過ぎなのと、コロナの話題が多くて今ひとつ入り込めなかった。

    情報理論やベイズなど、最近のトピックについてもそれなりのページを費やしてかかれている

    ・としてコインの問題に戻り、Aを「1万回投げてオモテが5200回出る」、Bを「このコインは公正である」としよう(たくさんあるコインのうちどれだけの割合が本当に公正であるかを考えることに相当する)。第5章で説明したとおり、Bである場合にAである確率は比較的簡単に計算できる。そこでベイズの定理を使えば、もっと興味深い、Aである場合にBである確率、つまり、観察されたような結果の場合にこのコインが公正である確率を導き出すこと

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    2024年10月27日
  • 科学文明の起源―近代世界を生んだグローバルな科学の歴史

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    知らなかったエピソードも多数あり面白かったが、やはりエピソードの連続でしかなく、科学文明の「起源」について、根底からひっくり返す議論がされているわけではなかった。

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    2024年08月08日
  • 科学文明の起源―近代世界を生んだグローバルな科学の歴史

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    欧米中心で語られる科学史を、そうではなくグローバルな相互関係で発展してきたことを明らかにする。コペルニクスの地動説はサマルカンドでの天体観測の成果に由来すること、新大陸発見後の博物学は現地の知識に大きく依存していたこと、量子力学の発展も日本や中国の研究者に由来する部分があることなどの事例がこれでもかと紹介される。また、科学も社会的な人間の営みであるので、社会情勢や政治による影響を受ける。例えば、植民地経営の一環で博物学が発展したことや、新興国や植民地では国力増進や独立のために科学力が重視されたことなどが紹介されている。
    しかし、本書は欧米中心でないことの証左をかき集めた印象もあり、何故これまで

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    2024年05月11日