作品一覧

  • ズーム・イン・ユニバース――10^62倍のスケールをたどる極大から極小への旅
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    1巻4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本書は、固定レイアウト、オールカラーで作成しております。タブレットやPCなど、大きなカラーディスプレイを備えた端末で閲覧することを推奨します。】「この世で一番スケールの大きな話をしよう」。宇宙の観測限界から素粒子の世界へ。10の62乗ものスケールを、100点を超えるイラストとインフォグラフィックでたどる1冊。読者は、宇宙の果てを出発し、銀河団やブラックホール、さまざまな系外惑星を経て地球にたどりつく。大地溝帯の生態系を目撃し、ある生物の細胞に入り込み、さらに炭素原子の、陽子の内部へと突き進んでいく。著者は旅のガイドのように、次々に現れる風景について、これまでに解明されたこと、まだ謎のまま残されていることを読者に語り聞かせる。「信じがたいことだが、これは作り話ではない。今のところは、これが過去138億年の間に実際に起きたことについての一番良い説明なのだ」。天文学、地球科学、生物学、化学、物理学を縦横に駆けめぐる。サイエンスへの興味を掻き立てられ、「次の1冊」が欲しくなる、はじまりの本。
  • 重力機械 ブラックホールが創る宇宙
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    ブラックホールは、空間と時間の極限の研究で生まれた、現実離れした存在として考えられてきた。近づくものを何もかも吸い込み、目に見えない超然とした天体で、巨大なものは私たちの太陽の数百億倍の質量になるという。ところが近年の研究で、ブラックホールはただ物質を呑みこむだけでなく、それとともに凄まじいエネルギーを放出していることがわかった。そして、それによって、銀河や恒星の進化をコントロールしてきたらしい。この宇宙における生命の誕生にも、ブラックホールの存在が役割を果たしてきたといえるのだ。いまある宇宙を作り上げた、巨大な重力機械、ブラックホール。その研究の歴史と最先端科学を新たな視点から展望する、傑作科学ノンフィクション。

ユーザーレビュー

  • 重力機械 ブラックホールが創る宇宙

    Posted by ブクログ

    星の光は何万年、何億年の彼方より降り注ぐ。言い換えれば、遠い星空を観察することは、宇宙創成の記録を読み解くこと。これまでは主にSFの世界で取り上げられたブラックホールについて、その生成メカニズムや宇宙創生のヒントを探る興味深い1冊。

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    2013年05月21日
  • 重力機械 ブラックホールが創る宇宙

    Posted by ブクログ

    タイトルの「重力機械」とは、ブラックホールを指す。この時空を歪ませる宇宙の究極の存在は、その巨大な質量、高速の自転、それらによる竜巻状の時空の歪みにより、降着円盤に膨大な摩擦熱を発生させ、核融合よりもはるかに効率的なエネルギー発生源になるということが、このタイトルに集約されているらしい。
    ブラックホールは、大きな質量を持つ恒星の最終形として生ずると理解していたが、最近の研究では、銀河中心部、あるいは銀河団中心部にある超重ブラックホールは、それとは別物らしい。本書は、このような超重ブラックホールを主な対象として、これが物質を食い尽くすだけでなく、時折膨大なエネルギーを放出することで宇宙が恒星過多

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    2013年05月06日
  • 重力機械 ブラックホールが創る宇宙

    Posted by ブクログ

    その発見の歴史から今時点でわかっている構造、そして今後の観測
    課題まで、ブラックホールに関してほぼ網羅する内容の本。数式は
    皆無と言っていいほど出てこないので文系の人にも読めると思うが
    著者自身の個人史もからめて書いているせいか、やや分かりにくい
    部分も多い。ただ、訳者後書きに本の内容が上手にまとめてあるの
    で心配ご無用。

    すべてを飲み込む、真っ黒で闇に包まれた地獄の入り口といった
    イメージの強いブラックホールが、この宇宙の構造を作り出す上で
    大事なエンジン(=表題の「重力機械」)の役割をしているという
    話、そして我らの天の川銀河が数ある銀河系の中でも少々風変わり
    な存在であるという話が面白

    0
    2013年06月09日

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