ケイレブ・シャーフの作品一覧
「ケイレブ・シャーフ」の「重力機械 ブラックホールが創る宇宙」「ズーム・イン・ユニバース――10^62倍のスケールをたどる極大から極小への旅」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ケイレブ・シャーフ」の「重力機械 ブラックホールが創る宇宙」「ズーム・イン・ユニバース――10^62倍のスケールをたどる極大から極小への旅」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルの「重力機械」とは、ブラックホールを指す。この時空を歪ませる宇宙の究極の存在は、その巨大な質量、高速の自転、それらによる竜巻状の時空の歪みにより、降着円盤に膨大な摩擦熱を発生させ、核融合よりもはるかに効率的なエネルギー発生源になるということが、このタイトルに集約されているらしい。
ブラックホールは、大きな質量を持つ恒星の最終形として生ずると理解していたが、最近の研究では、銀河中心部、あるいは銀河団中心部にある超重ブラックホールは、それとは別物らしい。本書は、このような超重ブラックホールを主な対象として、これが物質を食い尽くすだけでなく、時折膨大なエネルギーを放出することで宇宙が恒星過多
Posted by ブクログ
その発見の歴史から今時点でわかっている構造、そして今後の観測
課題まで、ブラックホールに関してほぼ網羅する内容の本。数式は
皆無と言っていいほど出てこないので文系の人にも読めると思うが
著者自身の個人史もからめて書いているせいか、やや分かりにくい
部分も多い。ただ、訳者後書きに本の内容が上手にまとめてあるの
で心配ご無用。
すべてを飲み込む、真っ黒で闇に包まれた地獄の入り口といった
イメージの強いブラックホールが、この宇宙の構造を作り出す上で
大事なエンジン(=表題の「重力機械」)の役割をしているという
話、そして我らの天の川銀河が数ある銀河系の中でも少々風変わり
な存在であるという話が面白