水谷淳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
くどい。
言いたいことのほとんどは図版で説明されてて分かりやすい。
にもかかわらず、文章をあわせて読むと、かえって混乱する。
ただし、最近の説を一通り確認できて、面白くはあった。
全体を通して、「見かけ別の種であっても、交雑が可能ならば遺伝は続く」という話で、学者が大混乱している。
という印象。
ここまでくると、「人とチンパンジーやゴリラは、本当に雑種を作れないの?」という気分になる。
いろいろ細かく書いてあるにもかかわらず、
「現人類にネアンデルタール人の遺伝子が混入」するのは、実際には「ネアンデルタール人に現人類の遺伝子が混入」してるのかが読み取れず、残念。
ぼくの頭が悪いのか? -
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Posted by ブクログ
その発見の歴史から今時点でわかっている構造、そして今後の観測
課題まで、ブラックホールに関してほぼ網羅する内容の本。数式は
皆無と言っていいほど出てこないので文系の人にも読めると思うが
著者自身の個人史もからめて書いているせいか、やや分かりにくい
部分も多い。ただ、訳者後書きに本の内容が上手にまとめてあるの
で心配ご無用。
すべてを飲み込む、真っ黒で闇に包まれた地獄の入り口といった
イメージの強いブラックホールが、この宇宙の構造を作り出す上で
大事なエンジン(=表題の「重力機械」)の役割をしているという
話、そして我らの天の川銀河が数ある銀河系の中でも少々風変わり
な存在であるという話が面白 -
Posted by ブクログ
散文詩のように文節で区切られた文章と漫画のような線画の独特なスタイルで、数学の基本的な考え方や概念に触れ学ぶ意味を解き明かす。アインシュタインも絶賛したという、数学入門書の古典と呼ばれる一冊。
哲学書のような啓蒙書のような雰囲気。数学的なものの考え方から現代数学の概念までをも解説しているが、私の求めていたものとは大きくかけ離れていた・・・。
日常的に使うのは、四則計算や割合(今日は30%引き!)というレベルなので、最高レベルの数学者の考えることに意味を求めてはいけないということだけが分かった。
ただ、一度でいいから難解な公式をみて「エレガント!」などと言ってみたいものだ。 -
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Posted by ブクログ
・公式を操作する方法を身につければ、本来なら一生懸命考えないと解けないような問題をほとんど自動的に解くことができる。
ちょうど車の運転を身につければ徒歩では大変な苦労をしないと行けないような場所に気楽に簡単に行くことができるのと同じだ。
このように数学は、素手では歯が立たないようなことをするための道具なのだから、数学を知れば知るほど生活は楽になる。
だから数学はわたしたちの頭や手足を助け、スーパーマンの種族を生みだすかもしれない。
あなたはこう言うかもしれない。「でもわたしは歩くのが好きで、いつもいつも車に乗っていたくはない。話をするのも好きで、いつもいつも抽象的な記号を使いたくはない。」な -
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