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名門P&Gの最高研究スタッフでも歯が立たなかった超難問を解いたのは、名もない科学者たちの寄せ集めだった。多様な人間集団がときに恩恵をもたらし、ときに害悪をもたらすのはなぜか? 複雑系研究の俊英が「多様性」の謎に挑んだ注目作。 「多様性研究のランドマークになる名著」――『まぐれ』の著者タレブ氏も激賞!
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Posted by ブクログ
人々の思考の「モデル」の違いを、ヒューリスティック(≒観点)等の概念を使って説明し、なぜ多様なモデルは、ベターな解答を生むのかを数学モデルを使って示した。著者はミシガン大学の政治学教授。多様性が「集合知」となり良い結果を生む場合と、「衆愚」となり悪い結果となる場合の条件についても述べているが、その条...続きを読む件の1つに「微積分を知っている人が微分係数を計算できる」というイシューについての一定の「賢さ」を挙げている。しかし、何をもって賢いとするかについては示唆がなく曖昧性が残る。また、多様性には、コミュニケーションの難易度を増す、対立を増すともしており、「多様性の正味の恩恵=多様なツールの恩恵の合計ー多様性のコスト」の式において、数理モデル的にいつ恩恵がプラスとなるかについても示唆はない。それでも、多様性の価値を数学的に示した点は圧巻。
多様性がいかに集団に恩恵をもたらすかを論理的に解説している。比喩とかが日本向けでなくてわかりづらいけど、めちゃくちゃ勉強になる一冊でした。
人は自然に予測しながら行動する動物である。その判断は潜在的に頭の中で計算されている数式上の確率論に基づく。人間の観点や視点を平坦な言葉で表現している。
とてもおもしろいが、けっこう難しい問題と説明で読むのがたいへん。私を含む一般読者にはけっこう負担。ふつうむずかしいところは読み飛ばしてしまうだろう。それでいいとは思うが。
本書はミシガン大学の経済学者スコット・ペイジによる、集合知における「多様性」の効果を定量的に論じた本である。 集団における最適化問題、予測問題、選好制約の解消問題について、多様性の効果を定量的に分析している。前者2つでは多様性がパフォーマンスの向上に結びつくのに対し、後者では多様性が選好関係を複雑...続きを読むにし、全員が満足する結果は得られないことを述べている。 おそらく著者の貢献は最初の最適化問題への適用であり、残り2つは既存の研究結果の説明であると思われる。 文章は読みやすいがわかりやすくしようとしてやや冗長である。理系の読者は、本書で紹介されている著者の論文を直接読んだほうがよいかもしれない。参考文献は豊富でよい。 中身の割にボリュームが冗長であることと、後半2つの内容についてはそれほど目新しさを感じなかったため、1つ減じて★4つとする。
まさしく、なぜ多様な意見が正しいのか。主な視点は、数理科学的な知見に由来する。より正確な答えを導きだす方法に対するヒントとその事例が多く示されている本です。
アルゴリズムの本のような、統計的なデータモデルの作り方(考え方)のような、なんとも表現しがたい内容でした。 邦題と本文の内容はあまり合っていないと思う。 原題の THE DIFFERENCE の方がしっくりする。 複雑系の人が集合知をモデル化する際にどういう思考法を採るか、それこそ本文で散々述べられ...続きを読むている「観点」やヒューリスティックといったものの、アイデンティティによる違いというか、そういう意味で面白い本だったと思います。
難しい本なので読みにくいですが、wisdom of crowd を理解するいい本です。(まだ1割しか読んでませんが・・)
東浩紀『一般意志2.0』で引かれていた本。 多様性を保つ集団は、不確実な問いにより適切な解答を与えてくれる。 「ヒューリスティック」という概念の比較的広義な用い方がこの著作の入り口を作っている。ヒューリスティックは、「解を見る方法」である「観点」と比較され、「解を組み立てる方法」と言われる。言うなれ...続きを読むば、「解を組み立てる観点」がヒューリスティック。単に考え方や見方というよりも繊細でありながら、それでもまだ十分に幅広いこの概念設定が面白い。
難しく、飛ばし読み。 多様性をもつ一般人が専門家集団に勝る場合もある、ということはわかった。自分の部署でも、同じような人ばかり集めるのは多様性の恩恵を受けられないのだろうなと思った。その場合、まとめるのはめんどくさそうだけど。
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「多様な意見」はなぜ正しいのか
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