水谷淳のレビュー一覧
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西洋中心の科学革命観に対して、科学革命は他の地域も含めたグローバルな動きであり、これまでの科学史観からは零れ落ちていたイスラムやインド、アジアの貢献を拾い上げて、新しい包括的な科学史を構想したものである。特に中世までは、古典の知識に頼り実験による検証などの概念がなかった西洋の停滞に対して、イスラムやアジアの優位があった点も強調される。
確かに本当のところは今見られるようなコペルニクス、ニュートン、マックスウェル、アインシュタイン、プランク、ハイゼンベルグなどの点が単線につながっているわけではなかろう。ただ、これまでの科学史観が根本から変わったということにはならなかった、というのが所感。多くの人 -
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理論物理学者であり宇宙生物学者でもあるサラ・イマリ・ウォーカー氏による「生命の起源」に迫る新理論。まるでレゴを築き上げるように複雑に規律立って構成した分子を「アセンブリ指数」「コピー数」という指標を持って定量的に測ることで、「生命とは何か?」ではなく「何が生命か?」というコペルニクス的転回で生命の起源を解き明かそうと試みる。「アセンブリ理論」は物理学と生物学に精通した著者ならではの理論といえよう。
著者は「生命とは存在しうるもののなかから選択を行うメカニズム」としており、ケムピューターなるものを使って実験を持って実証しようとしている。生物と非生物からバックキャスト的にアプローチするのではなく、 -
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算数が苦手すぎる自分には、フェルミ推定の話よりも、暗算のテクニックの方が参考になったかも。
以下メモ
(一般的には常識なのかも、、、)
・AのB%を計算するときは、AとBをひっくり返してもOK
例)25の16%は、16の25%と同じ
そうすると、答えは4と暗算できる。
・お金を2倍に増やすには、72の法則
どんな増加率の場合でも、問題の量が2倍になるのにかかる時間は、72をその増加率で割る
例)利率4%の場合
72÷4=18年で2倍になる
(厳密には69の法則らしいが、割りやすいので72らしい)
・平方根の暗算
例)170423の平方根
右端から左に向かって数字を2つずつペアにする
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理性とは異なる情動が、怒りや悲しみのなどネガティヴな感情だけでなく、やる気や共感などポジティブな感情にも影響を与えていると言うことですが、目に見えない頭や心の中の事だけになかなか理解が難しかったです。
理性と本能が並びたっている状態を御者が本能側をコントロールして理性的にしていると言うプラトンの馬車と言う考えではなく、外部からの反応に対して情動が起こり、情動により感情が湧き上がる、と言う玉突きのような関係なのでしょうか?
何か嫌な事があってムッとしても我慢してグッと堪えると言う考えだと本能と理性の関係に近いですが、ムッとした事に対して受容や再評価など自分の情動を認識して手懐けるやり方の方が -
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ネコは例え背中から地面に向けて落下したとしても、多くの場合空中で体をひねって足から着地する。
そんな、日常的には目にしたことのある身近な振る舞いがなぜ可能なのか。その解明に情熱を燃やした科学者(実業家)たちの200年史である。
身近に目にする現象ながら、確かに、普通に考えると、何の足掛かりもない空中で体の方向を180度も変化させるのは奇妙なことである。
人が真似しようとしてもし得ない。
科学の分野が進展し、物理学が誕生したころから、この猫の動きがなぜ可能なのか、早くも注目されるようになっていたらしい。
しかし、その解明が、ここまで困難を極めるとは・・・・当時の科学者も、また本書の第1章2章 -
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Numbercrunch: A Mathematician's Toolkit for Making Sense of Your World
【目次】
はじめに
パート1 構造
第1章 図は口ほどにものを言う
グラフと表現/線形関数と多項式関数/オーバーフィッティング/まとめ/やってみよう
第2章 おおまかにとらえる
近似を使って理解する/予算を理解する/フェルミ推定/近似と感染致死/近似と集団免疫閾値/Eメールを数える/まとめ/やってみよう
第3章 対数を駆使する
サッカー選手の移籍額と指数増加/対数スケール/指数増加とパンデミック/指数増加と株式市場/ムーアの法則/まと -
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著者は私企業で教育プログラム開発に携わる数学教育の専門家。以前読んだ「暗号解読」の著者サイモン・シン氏との共同事業も行なっているようだ。原題は”Mathematical Intelligence -What We Have That Machines Don’t”で直訳すれば「数学的知性──我々にあり機械にないもの」となり、数学から見た人間と機械の所作の違いを炙り出そうというのが本書の狙いということになる。我々人間に備わった数学的知性の諸原則をつぶさに検証することで、「機械に数学的にやってもらう」ことと「自分自身で数学的に考える」ことの差異が明らかにされる。
本書は7章からなるが、最初の -
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ニューヨーク近郊にあった巨大ヨット、アルキメデスのオーナーを調べたらジム・シモンズだったのがこの人の名前を知った最初。数学者でこれほど稼いだ人はいないだろうから、その投資手法が気になっていた。要は、人間が見つけられないアノマリーをコンピュータで見つけるという方法だったのか。こういう本が出たりして皆が真似するようになると、アノマリーが消えて成績が落ちるかと思いきや、今も60%を超えるリターンとはさすが。メダリオンに投資したい。。素晴らしいシステムを作ったシモンズだが、株価急落の際にはシステムが信じられず、経験の長い人に売買のアドバイスを求めたりするところは面白い。やはり納得して売買したいというの