ジョンジョー・マクファデンの作品一覧
「ジョンジョー・マクファデン」の「世界はシンプルなほど正しい~「オッカムの剃刀」はいかに今日の科学をつくったか~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「ジョンジョー・マクファデン」の「世界はシンプルなほど正しい~「オッカムの剃刀」はいかに今日の科学をつくったか~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
中世から現代まで科学を中心に「オッカムの剃刀」がいかに振るわれたかを辿る。全20章。
はしがきで「宇宙マイクロ波背景放射」なるものが淡々と語られる。その書き振りは「ほら、みんなの好きそうなおもろい導入部でしょ?これからもっとおもろくなるで!」という作者のワクワク感と飴玉ここに置いといたからみたいなのを感じるんだけど私としてはこりゃしまったな、思ってたのよりだいぶレベルが高くて読み切れないのではという感じだった。ページ見たら460とかあるし。むむむ。
ただ読んでみるとおもろい。最初はオッカムのウィリアムの逃亡劇。しばらくしてコペルニクスにガリレオ、ロバートボイル、ウォレス、ベイツ、ダーウィン
Posted by ブクログ
「複雑な理論より、シンプルな理論のほうが正しい」
「余分な複雑さは削ぎ落とすが吉」
14世紀の神学者が唱えてたとされる、極めてシンプルで有効な方法論。
それは、科学の発展を後押しすることもあったし、科学の発展に裏打ちされることもあり、今やもう、語る必要もないくらい普遍的な心理となっている。
その裔に、ガリレオもコペルニクスも、ケプラーも、ニュートンも、おますのだ。
本書は、その視点で科学発展史を語る。
神の軛から、科学を解き放つのが、どれだけ困難な事業であったかが、ホンマによく解る。
著者は最後に、結局のところはそれは、ベイズ統計だろうという。
シンプルなことほど、現実である可能性が高