作品一覧

  • 「感情」は最強の武器である―「情動的知能」という生存戦略
    4.2
    1巻1,980円 (税込)
    「直観力」「やる気」「リスク評価」…… 感情や情動は生命の進化がもたらした究極の能力だ! 最先端の「感情神経科学」が明らかにした、 感情や情動の驚くべき世界。 今、「感情神経科学」は大革命のさなかにある。 そして、かつては「的確な判断の邪魔をするもの」とされてきた感情や情動は、 進化がもたらした生存のための最強の能力であることが明らかとなっているのだ。 自分の情動状態を知り、感情を手なずけ、活用するための、 最先端科学の知見が満載の書。 ★本書で得られる知見★ ・感情や情動は、進化がもたした生存のための卓越した能力である ・人は情動がなければ何も行動を起こせない ・あなたの意思決定は、ポジティブな状態か、ネガティブな状態かという  「コア・アフェクト」に大きく影響される ・やる気も鉄の意志も情動によってもたらされるが、  それらは睡眠不足や加齢によって衰えてしまう。 ・喜びやポジティブな情動は人を創造的にし、リスクを取るように促す。 ・悲しい気持ちのときは、より現実的で正確な判断を下せる。 ・空腹感は(食べ物に限らず)ものを手に入れることを促し、  嫌悪感はものを手放すことを促す。 ・「欲しい(欲求)」と「好き(嗜好)」は脳の別の回路によるものである  (「好きではないのに欲しい」という衝動も生じうる)。 ・情動は伝染する。幸せな人に囲まれていると幸せになれる。 ・社会的な成功を収めている人は、他人の感情を理解したり、  自分の情動をコントロールできるなど情動的知能が高い。 ・自分の情動プロファイルを知れば、感情を手なずけていつでも役立たせられる …… 「情動状態のダイナミクスを意識することは、人生の成功に欠かせない要素の一つである。 やる気を出したり、衝動を抑えて気分を整えたり、他人に適切に対応したり上で役に立つのだ」 (「第2章 情動の目的」より)
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史
    4.4
    1巻1,485円 (税込)
    人類はなぜ科学を生み出せたのか?ヒトの誕生から言語の獲得、古代ギリシャの哲学者、ニュートンやアインシュタイン、量子の奇妙な世界の発見まで、世界を見る目を一変させる決定版科学史!

ユーザーレビュー

  • 「感情」は最強の武器である―「情動的知能」という生存戦略

    Posted by ブクログ

    情動は身体と密接に繋がっている
    情動プロファイルのための簡易テストは自身の傾向を知るのに役に立った。期間をおいて再テストしてみると面白いと思う。
    腸内細菌や脳神経など多岐に渡る内容だったが、ショウジョウバエが失恋するとアルコールをあおるというのがなかなか興味深かった。

    0
    2025年01月13日
  • 「感情」は最強の武器である―「情動的知能」という生存戦略

    Posted by ブクログ

    情動的知能という不思議な機能について解説している本。科学的根拠とストーリーを織り交ぜて書かれていて、科学的読み物として面白く読めた。

    【面白かった内容】
    ・心と体のつながり
    身体状態や環境が、感情や思考・意思決定に無意識に影響している。よりよい決断をするためには環境も大事。
    ・欲求と嗜好の関係
    欲求と嗜好は脳内では別のシステム。欲しいからといって好きなわけではない。

    0
    2024年01月05日
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史

    mac

    ネタバレ

    ・人間の思考パターンが形作られる上で、科学が重要な役割を果たしていると同時に、
    科学理論を作る上で人間の思考パターンが重要な役割を果たしている。
    ・型にはまった考え方は、科学者や革新を目指す人にとって好ましい態度ではない。
    科学は、先入観や権威の天敵だ。
    革新的なブレークスルーを起こすには、誰もが真実だと信じている事柄に逆らって、
    古い考え方を新しい信頼できる考え方に、置き換えようとする意欲がどうしても必要である。
    科学の歴史および人間の思考全般の歴史に立ちふさがる、前進を妨げる障壁が一つあるとしたら、
    それは過去や現在の考え方に対して、必要以上に忠実であることだ。
    かつて、古

    0
    2022年12月19日
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史

    Posted by ブクログ

    単なる科学史だけでなく人類が何を信仰しそして何を打ち壊すのか、応用だけでなくヒトの
    所謂whyという思想、心理学用語でクリティカルシンキングともに言いますが、何かに疑問を持ち更に極め新たな文明の機知を生み出すに到ったのか又これからの人間社会が、現在は僕の持論で言う思考温暖期だとしたら次の当時のガリレオやニュートンと言った世紀の天才によって訪れたそれ以前に、宗教革命や産業革命が要因でもあるが、彼らによって訪れた思考氷河期は、次何時訪れるのか、次来るとしたら長期的なものなのか其れとも所謂スモールアイスエイジなのか考えさせられる内容でした。

    0
    2022年07月13日
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史

    Posted by ブクログ

     この本を再読しました。この本の素晴らしさは、歴史学と物理学を統合的に語ってくれるところです。物理学的な観点からだと「これこそ正しい」というニュアンスの書き方になってしまいます。
     「どんな時代に生きているにせよ、我々人間は、自分たちは知識の頂点に立っていると信じたがる」のだ。「かつての人々の考え方は間違っていたが、自分たちの答えは正しく、今後もそれが覆されることはないだろうと信じる」のである。
     ニュートンの運動法則は宇宙の果てどころか、未来の予測さえ確実に可能とする確信を私たちに与えてくれていたが、これは単にその対象が大きくて、私たちに明瞭に見える世界だけで通用する法則だった。アインシュタ

    0
    2021年11月11日

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