レナード・ムロディナウのレビュー一覧

  • 「感情」は最強の武器である―「情動的知能」という生存戦略

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    情動は身体と密接に繋がっている
    情動プロファイルのための簡易テストは自身の傾向を知るのに役に立った。期間をおいて再テストしてみると面白いと思う。
    腸内細菌や脳神経など多岐に渡る内容だったが、ショウジョウバエが失恋するとアルコールをあおるというのがなかなか興味深かった。

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    2025年01月13日
  • 「感情」は最強の武器である―「情動的知能」という生存戦略

    Posted by ブクログ

    情動的知能という不思議な機能について解説している本。科学的根拠とストーリーを織り交ぜて書かれていて、科学的読み物として面白く読めた。

    【面白かった内容】
    ・心と体のつながり
    身体状態や環境が、感情や思考・意思決定に無意識に影響している。よりよい決断をするためには環境も大事。
    ・欲求と嗜好の関係
    欲求と嗜好は脳内では別のシステム。欲しいからといって好きなわけではない。

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    2024年01月05日
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史

    mac

    ネタバレ

    ・人間の思考パターンが形作られる上で、科学が重要な役割を果たしていると同時に、
    科学理論を作る上で人間の思考パターンが重要な役割を果たしている。
    ・型にはまった考え方は、科学者や革新を目指す人にとって好ましい態度ではない。
    科学は、先入観や権威の天敵だ。
    革新的なブレークスルーを起こすには、誰もが真実だと信じている事柄に逆らって、
    古い考え方を新しい信頼できる考え方に、置き換えようとする意欲がどうしても必要である。
    科学の歴史および人間の思考全般の歴史に立ちふさがる、前進を妨げる障壁が一つあるとしたら、
    それは過去や現在の考え方に対して、必要以上に忠実であることだ。
    かつて、古

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    2022年12月19日
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史

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    単なる科学史だけでなく人類が何を信仰しそして何を打ち壊すのか、応用だけでなくヒトの
    所謂whyという思想、心理学用語でクリティカルシンキングともに言いますが、何かに疑問を持ち更に極め新たな文明の機知を生み出すに到ったのか又これからの人間社会が、現在は僕の持論で言う思考温暖期だとしたら次の当時のガリレオやニュートンと言った世紀の天才によって訪れたそれ以前に、宗教革命や産業革命が要因でもあるが、彼らによって訪れた思考氷河期は、次何時訪れるのか、次来るとしたら長期的なものなのか其れとも所謂スモールアイスエイジなのか考えさせられる内容でした。

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    2022年07月13日
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史

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     この本を再読しました。この本の素晴らしさは、歴史学と物理学を統合的に語ってくれるところです。物理学的な観点からだと「これこそ正しい」というニュアンスの書き方になってしまいます。
     「どんな時代に生きているにせよ、我々人間は、自分たちは知識の頂点に立っていると信じたがる」のだ。「かつての人々の考え方は間違っていたが、自分たちの答えは正しく、今後もそれが覆されることはないだろうと信じる」のである。
     ニュートンの運動法則は宇宙の果てどころか、未来の予測さえ確実に可能とする確信を私たちに与えてくれていたが、これは単にその対象が大きくて、私たちに明瞭に見える世界だけで通用する法則だった。アインシュタ

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    2021年11月11日
  • 「感情」は最強の武器である―「情動的知能」という生存戦略

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    理性とは異なる情動が、怒りや悲しみのなどネガティヴな感情だけでなく、やる気や共感などポジティブな感情にも影響を与えていると言うことですが、目に見えない頭や心の中の事だけになかなか理解が難しかったです。

    理性と本能が並びたっている状態を御者が本能側をコントロールして理性的にしていると言うプラトンの馬車と言う考えではなく、外部からの反応に対して情動が起こり、情動により感情が湧き上がる、と言う玉突きのような関係なのでしょうか?

    何か嫌な事があってムッとしても我慢してグッと堪えると言う考えだと本能と理性の関係に近いですが、ムッとした事に対して受容や再評価など自分の情動を認識して手懐けるやり方の方が

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    2025年03月24日
  • 「感情」は最強の武器である―「情動的知能」という生存戦略

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    読んでて降りてきたこと2つ、中庸の一節、「喜怒哀楽の未だ発せざる、これを中という。発して皆節に中る、これを和という」感情・情動がでるのは人間として自然だが節度が必要ということ。
    もう一つ、東畑開人さんが言ってた「馬とジョッキー」という言葉が妙にしっくり馴染む本

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    2024年09月01日
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史

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    有名な科学者の紹介部分では、彼らの思い込みや信念がそれの成否と共に、当時の社会状況や、それまでの科学の積み重ねが紹介されていて、科学者が孤絶した存在ではなく、当時の社会に影響を受け与えた存在であることを理解できる。

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    2023年08月23日
  • この世界を知るための 人類と科学の400万年史

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    物理、科学、広くは思考することについて。
    また歴史において学問が発展した要因。

    中高時代に出会っていたらもっと理系教科にわくわく出来たかもなあと思える一冊。
    いや、今からでも「好奇心」を持つには遅くない。
    少々飛ばし読みはしましたが楽しめました。

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    2024年02月07日
  • 「感情」は最強の武器である―「情動的知能」という生存戦略

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    感情は原始的なネガティヴなものではなく、生存に必要なよいことである(それが社会においてネガティヴとなる場合はあるが)

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    2023年12月31日