高橋昌一郎のレビュー一覧

  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    素晴らしい名著。知的興奮が味わえる。

    囚人のジレンマ、ゲーム理論、嘘つき村のパラドックス、相対性理論とか、そういう話が好きな人には間違いない。

    専門知識がなくても、論理学、科学、哲学を楽しめる。広く浅くな内容だけど、各分野への入門としてちょうどよい。

    各界の専門家が一堂に会して議論する…という設定で、ひとつの議題に対して、色んな観点からの意見があって面白かった。

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    【MEMO】
    ◆第一章
    アロウの不可能性定理…完全な民主主義は成立しない。

    ◆第二章 ハイゼンベルクの不確定性原理…ミクロなものの位置と運動量は原理的に不確定である。(観測するには光を当てる必要があり、それは対

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    2016年04月09日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    この内容で740円とは、知の獲得手段としての書物は実に経済的なものである。アロウの不可能性定理、ハイゼンベルクの不確定性原理、ゲーデルの不完全性定理、これを三つ並べて「選択」「科学」「知識」の限界の3題話とするとは、実に面白い。

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    2018年10月14日
  • 哲学ディベート―<倫理>を<論理>する

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    【目的】:自分に役立つ情報を得る。
    ・<哲学>から出発した<倫理>を<論理>する。
    ・論理的思考法。すべてのケースを想定してみる。2つの要素の組み合わせが二者択一になるのは妥当でない。
    ・普遍的道徳主義と功利的快楽主義。
    ・文化普遍主義と文化相対主義、そして自文化中心主義。
    ・応報主義(目には目を)と人道主義(赦し)。
    ・自己決定権とパターナリズム。
    ・アリストテレスの中庸の道徳。

    #ディベートといっても勝敗を決めたり、他者の意見を攻撃したりするものではなく、また、特定の見解を押し付けるような内容ではないところが、個人的に好きだ。
    #命の授業、犬食、代理出産、死刑、売春、安楽死など、実際の事

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    2009年10月07日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

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    哲学の解説書というより、サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」のような科学ノンフィクションのような感覚で読める。人間の理性の限界や、神が存在するか否かといった話にまで及ぶスケールの大きい本。

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    2009年10月04日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

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    いかなる命題も己の無矛盾を証明できない<不完全性定理>
    例:「私は嘘つきだ」
    これが真であれば正直者であり、論理は矛盾する。偽であっても「嘘つきではない」と、やはり正直者となってしまうので論理的に矛盾する。
    という論理の限界を突き付けた数学者、ゲーデルの生涯。
    例題がスッとわかる人には面白い世界。

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    2009年10月04日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

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    ネタバレ

    事典として家に置いておいて、普段の生活でバイアスを感じた時に振り返りたいなと思った。実体験と結びつけられると、より無駄遣いやウソの統計、情報の妄信に気をつけられると思う。
    以下、備忘録。

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    ・フレーミング効果
    同じ情報、結果、内容であっても、伝え方や質問表現を変えることで受け手の判断に影響すること。
    ・利用可能ヒューリスティック
    自分がよく見てきたもの、印象に残っているもの、アクセスしやすい情報を基準にして、意思決定や判断を行うこと。
    ・グーグル効果
    インターネットの検索エンジンの利用で

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    2026年01月12日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    こちらも積読本。もっと早く読めばよかった。
    生活していて起きること、知らずにやってしまうことがなぜ起こるのかを非常にわかりやすく書かれている。
    嫌だな、と思っていたことが、こういう人間の性質から来ているのか、などが分かり面白い。また読むと思う。

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    2026年01月08日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    選挙は真に民主主義的にはなり得ないし、科学は全ての真実を導き出せず、人間理性も不完全性定理から逃れられない。「人間は常に進歩し続ける生き物で、科学の発展によりいつかはこの世の全てが解明される」という幻想が気持ちよく打ち砕かれる面白さがあった。難解な理論の話をしているのだけど、対話形式なので私でもなんとかついていけた(でも第三章「知識の限界」は頭が混乱して2回読んだ)。近年はAIがほとんど人間と同じことができるようになり「人間=機械」論も現実味を帯びてきたけど、やはり人間は機械を超える何かであって欲しいな。

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    2025年12月22日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    ・2回通読。ハッとさせられる60個ものバイアスの話を、短い時間でサクッと読める
    ・対人論法、お前だって論法、藁人形論法は日常生活でもSNSでも頻繁に出会うので、意識しておきたい。何かを考えたり作ったりする時には、心的制約と機能的固着に気をつける
    ・読書を趣味にすると、話者や著者による確証バイアスやチェリーピッキングを疑う習慣がついちゃうけど、行き過ぎると状況対人論法になりかねないから気をつける

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    2025年12月01日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

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    ど文系だが、大学の講義で興味を持って読んでみた。
    わかった気にはなるが、結局分かってない…そんな状態で終わる。
    論理パズルもわかるものと分からないものが混在。
    けど、内容自体は面白く、ゲーデルのひととなりがよく分かった。

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    2025年10月15日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

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    前作に続いて良い本だった。
    より事例が具体的で、お金や時事ニュースに関わるものが多かった。
    情報に惑わされないようになりたい人は一度読んでおくと良いと思う。

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    2025年10月10日
  • 東大生の論理 ――「理性」をめぐる教室

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    東大での非常勤講師の経験から、東大生の思考例をまとめたもの。スラスラと読めて、講義の面白さが伝わってくるとともに、東大の学生思考の一部を知ることができた。

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    2025年10月09日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    ネタバレ

    本当は☆4.5。
    良い本。すごく分かりやすいし良くまとまっている。これを一通り読んで「こういうバイアスがあるんだな」と認識すれば、全てを記憶することはできなくてもきっとその後に影響がある(はず)。

    一番良かったのが最後に「知識の呪縛」で終わるところ。
    「さて、この本を読み終えると、あなたはバイアスについてある程度の知識を手に入れることと思う。ここで考えを巡らせてほしいのは『バイアスについて知識のない人たち』のことである」というように、この本を通して知識をつけた読者に向かって、そうでない人へバイアスを持っていないかと釘を刺して終わる。これをいわば「あとがき」の代わりとしているのである。去り際が

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    2025年10月07日
  • 反オカルト論

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    読みものとして面白かった。
    スピリチュアリズムブームについて、その起源から虚構であったことがよく理解できた。
    科学的な言説に基づかない、オカルト的言説が跋扈する世の中において、科学的視点を重視する習慣をつけたい。

    少し気になったのは、聴き役の助手のキャラクターについて、主題と関係ない部分のやりとり、受け答えなどが、ステレオタイプすぎるように感じた。(ジェンダーバイアスの話などもある分、余計に)
    ただ、主題と関係ない部分であるし、私の気にしすぎなような気もする。そうだったらすみません。
    でも、感想くらいは、主観的な視点で書くのをお許しいただきたいとも思う。

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    2025年09月25日
  • 反オカルト論

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    オカルトに対して警鐘を鳴らす一冊。

    STAP細胞騒動の頃で、それについての話が多いものの、オカルトの歴史について知ることができた。

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    2025年08月02日
  • 天才の光と影 ノーベル賞受賞者23人の狂気

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    ノーベル賞受賞者の人となりや逸話集。それも、碌でも無いよりのエピソード多めの。
    一面的な能力が高くあっても、それは当人の「正しさ」を示すものではない。それを忘れ権威に目をくらまされるととんでもないことになるぞという警鐘の本だろうか。
    序盤はそのノーベル賞受賞者の危うさがナチスとの関わりという部分が多く、やや飽きたが、中盤からバラエティが増えてよかった。
    ライナス・ポーリングの 「立派な年長者の話を聞く際には、注意深く敬意を抱いて、その内容を理解することが大切です。ただし、その人の言うことを『信じて』はいけません! 相手が白髪頭であろうと禿頭であろうと、あるいはノーベル賞受賞者であろうと、間違え

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    2025年07月30日
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス

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    【目次】

     1.個人の意識と認知バイアス

    認知バイアス・アンカリング/認知バイアス/意思決定プロセス/ヒューリスティック/各章バイアス/ギャンブラーの誤謬/心理的リアクタンス/現状維持バイアス

     2.人間関係と認知バイアス

    循環論法/対人論法/お前だって論法/藁人形論法/吊り橋効果/単純接触効果/感情移入キャップ/ハロー効果・初頭効果/パーソン・ポジティビティ・バイアス/ネガティビティ・バイアス/内集団バイアス/対応バイアス/セルフ・サービング・バイアス/感情ヒューリスティック

     3.社会生活と認知バイアス

    バーナム効果/ステレオタイプ/バンドワゴン効果/グラスの誤用/システム正当

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    2025年07月27日
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

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    目的のためには手段を選ばない非人道主義、科学の発展を優先する科学優先主義、虚無主義(過度な相対主義)なところが悪魔と言われるゆえんなんやけど、死ぬ前にはカトリックの司祭と話したがり、ハンドルを握っては事故を起こし、スカートをのぞく悪癖があった。原爆は皇居への落下に反対、京都に落として日本人の戦意を徹底して削ぐべしと主張、戦後も一刻も早くソ連を破壊すべきと考えた。

    ぼくとしてはいくら頭がよくてもやっぱり先は読めないんやなぁと思うことも結構あって、それが新鮮に感じた。

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    2025年06月02日
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

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    ネタバレ

    よく創作でフォン・ノイマンを模したキャラクターが狂人的扱いなので気になって読んでみた。全く理解できない感じの天才なのかなーと勝手に思って読んでみたけどどこが悪魔的なのか全くわからなかった。むしろ常識人寄りだと私は思ったのだが…。良識ある大人では???このタイトルと正反対なのがアピールポイントなのか???

    ・天才数学者エルデシュ~「同じベッドに1週間以上寝ることはない」と言われるエルデシュの放浪癖が始まった。~世界各国の数学者がエルデシュを迎えて自宅の部屋や宿を提供し、食事を与え、彼と共同研究する栄誉に浴した。到着すると彼は「私の頭は営業中だ!(My brain is open!)」と奇妙な英

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    2025年05月13日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    第Ⅰ部が今一つで読むのを止めるところだったが、
    Ⅱ部、Ⅲ部はよかった。
    フォルス・メモリ、注意の瞬き、注意資源などの言葉があることがわかってよかった。
    アホな正論をかざす人たちへの対抗策として使えたらいいなと思う。

    貼った付箋の数:10個以上
    払ってもいい金額:2,000円

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    2025年03月27日