反オカルト論

反オカルト論

990円 (税込)

4pt

4.0

占い、霊感商法に死後の世界……科学が発達した21世紀でさえ、「オカルト」は多様な姿で生き続けている。この「罠」に、大学生や社会的エリート、学問に携わる専門家でさえも陥ってしまうのはなぜか。現代社会にはびこる欺瞞に囚われないための科学的思考法を、わかりやすい対話方式で取り上げる。スピリチュアリズムに代表される狭義のオカルトだけでなく、「江戸しぐさ」や「STAP細胞」といった広義のオカルトまでを検討。

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反オカルト論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    たとえそれが「サイエンス」であっても、それがほんとうに「サイエンス」なのかを疑うことなく、ただ「サイエンスだから」という理由だけで盲信することにより他人や自分に騙される。

    タイトルは反オカルトとなっているが、どちらかというとオカルト色は薄く、全編を通して稲川淳二は登場しないし、円盤が空を飛ぶことも

    0
    2018年03月09日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ科学哲学の入門書の中で一番腑に落ちた『科学哲学のすすめ』の著者が書いた本だけあって、わかりやすく明快。
    オカルトのそもそもの始まりから説き起こして、STAP細胞事件から江戸しぐさまで、ていねいに論拠を示しながら何がおかしいのかを説明してくれる。対話形式なのも読みやすくていい。

    0
    2016年09月29日

    Posted by ブクログ

    読みものとして面白かった。
    スピリチュアリズムブームについて、その起源から虚構であったことがよく理解できた。
    科学的な言説に基づかない、オカルト的言説が跋扈する世の中において、科学的視点を重視する習慣をつけたい。

    少し気になったのは、聴き役の助手のキャラクターについて、主題と関係ない部分のやりとり

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    オカルトに対して警鐘を鳴らす一冊。

    STAP細胞騒動の頃で、それについての話が多いものの、オカルトの歴史について知ることができた。

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    基本的に良かったけど,ちょっとSTAP細胞叩きすぎな感じはして,嫌悪感をもってしまう人も多そうなのが気になってしまった。本当に読んでほしい人にあまり読んでもらえない感ある…。でも内容的にはしっかりしてて,邦訳されたことのない歴史的エピソードも紹介されてるし有意義な点も多々。

    "マスメディ

    0
    2017年02月22日

    Posted by ブクログ

    「科学者(というか、科学研究開発や科学教育を生業とするヒト)」だって、普通の人間だし、騙されることも騙すこともある、とよく言われる。では、「宗教家(昔ながらの葬儀坊主は除く)」の場合はどうか?彼らは人間性の無謬がプレステージの源泉なので、そういうふうには思われないようだ。ということは、一般には「科学

    0
    2018年10月19日

    Posted by ブクログ

    タイトルを見て本書を手に取った人は、それも反オカルトってなんだろうって思った人は、かなり混乱するのではないか。

    まあ非科学的な欺瞞を「オカルト」と定義すればいいのかもしれないが、最も中心で溢れてくるのがSTAP細胞の捏造問題。
    だったらそこだけ取り上げればいいのにと思うくらい。

    オカルト部分は大

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    第1章、第2章のスピリチュアリズム、オカルトの話は勉強になった。全体としてところどころ気になるところはあるけど、読み物としておもしろかった。

    0
    2019年01月22日

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