高橋昌一郎のレビュー一覧

  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

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    有名なものから最近提唱のものまで様々なバイアスを網羅。

    説明も分かりやすく、「じゃあどうしたらいいのか」的な気付きが得られるのも面白いところです。

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    2023年02月20日
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

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    なんとなくしか知らなかったノイマンについて知りたく手に取ったが、ノイマンの業績や立ち振舞いを知ることが出来てとても良かった。
    サブタイトル「人間のフリをした悪魔 」にはちょっと違和感を覚える。ノイマンに対しての内面的・哲学的考察が入っているのかと思ったが、そこについてはほとんど言及していなかった。そこを求めていなかったので、個人的にはだからと言って別に不満があるわけではない。
    ノイマン自身については化け物としか言いようがない。一応経済学部卒なのでゲーム理論等はかじっているが、ちょちょっと片手間にゲーム理論を創設するという意味の分からないエピソードもしれっと書かれていて何がなんだか分からない、バケモン以外に彼を表す表現が浮かばない。

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    2023年02月11日
  • 実践・哲学ディベート 〈人生の選択〉を見極める

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    取り上げる問題としては確たる解答を見出すことがまだしばらくは難しいであろう骨太のものとなっており
    複数人のディベート形式でもって、各々の論理を補強するデータや研究も広く取り上げられているため
    一般的なディベートから距離を置いて「よく考えましょう」という足元から、分かりやさを担保しつつ思考の道筋を丁寧に舗装してくれるような体裁であるが
    一方で、偏りがあろうとも筆者の意見が押し出されるような書籍であっても、それへの反発がいくらかでも生じうるのであれば、思考することの原動機の力はそれはそれとして存在を辞めることはないとも思われる。

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    2022年12月25日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

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    この手のテーマだと当たり前のことを大げさに盛ってたりするけど、この本は淡々と解説していて誠実。
    普段なんとなく感じていることに名前をつけてくれる本。

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    2022年12月15日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    「物事に絶対はない」ことを、議論形式で論理的に導いていく本。哲学に詳しくない一般人も巻き込んで議論が行われるため、難しい話題が出ても楽しんで読めた。

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    2022年07月17日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    途中で読むのをやめてしまい、ようやく読み終わった。
    少し難しいところもあったけれど、シンポジウム形式の内容なので難しいと思ってもシンポジウムに参加している会社員や運動選手、大学生が突っ込んで聞いてくれる。
    読み終わるまで時間がかかってしまったけれど、人に勧めたい新書の一つです。
    スマリヤン教授の抜き打ちテストのパラドックスが面白かったです。

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    2022年03月23日
  • 感性の限界 不合理性・不自由性・不条理性

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    ネタバレ

    二重過程理論:自律システムの働きで目先のタダというアンカリングに踊らされてギャンブルする。失敗した場合、今度は分析的システムが尻拭いの正当化を行って、自分の精神を安定させてくれる
    イシ:目標を達成するために理性的あるいは知性的に施行することが主体になる場合には「意思」、それよりも感性的な自発性を主体とする場合には「意志」

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    2022年02月23日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    読みやすさ★★★
    学べる★★★★★
    紹介したい★★★★
    一気読み★★
    読み返したい★★★★★

    知性の塊。どのページを開いても面白い。が、難しい。
    各専門家や非専門家による対話形式で、分かりやすく構成されているのにも関わらず、1日数ページしか進まない。科学や数学のパラドックスが好きな人にはたまらないだろう。
    いくら投票の仕方を変えても、民主主義の成立は不可能だということには衝撃を受けた。
    高橋先生、本当に頭がいいんだなぁ。。

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    2022年02月18日
  • 20世紀論争史~現代思想の源泉~

    購入済み

    哲学に少し興味を持ったので試しに購入。個人的に前半はあまり興味が持てず流し読み程度になってしまったが、中盤からは徐々に面白くなって一気読み。多岐に渡る議題があるので、それらから興味を持てるものを探していくための良い書籍かなと思います。

    #タメになる

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    2022年02月13日
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

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     数学の天才、マンハッタン計画のメンバー、ゲーム理論、コンピュータ開発。ハンガリー生まれのアメリカ人。ノイマンの思想の根底にあるのは、「科学優先主義」「非人道主義」「虚無主義」だという。彼を貫いているのは「人間のフリした悪魔」そのものの哲学だと筆者はいう。

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    2026年01月18日
  • 20世紀論争史~現代思想の源泉~

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    哲学思想をベースとしているものの、科学史、リベラルアーツなど現代における論争を幅広く取り扱っている。テーマは30個用意されており、1つ1つが短くスッキリ説明されているので、各々の入門書として活用できる。

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    2021年10月11日
  • 20世紀論争史~現代思想の源泉~

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    「20世紀論争史 現代思想の源泉」(高橋昌一郎)を読んだ。
    様々な分野の様々な論争についての物語がマジ面白い。
    知的興奮MAXだな。
    各章の冒頭のコーヒー蘊蓄も楽しい。
    あと、個人的な話だけど、アンリ・ベルクソンて聞くと、「海辺のカフカ」のホシノちゃんを思い出さずにはいられない。(笑)

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    2021年07月04日
  • 自己分析論

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    5人の学生と1人のモデレーター(教授etc)が『哲学ディベート』と同じ議論形式で自己分析について語り合う。2章までいわゆる就活的な自己分析が焦点となっているが、後半から「自己」とは何か?といった哲学的な探究が展開されている。その点、自己分析という点から大きく脱線はするが、ある意味、「自己」の探究は自己分析の原点なのかもしれない。

    『哲学ディベート』は色んなジャンルの議題があっため、学部別の学生の視点というのは面白かったが、今回の自己分析にまでその視点いる?という感じはした。むしろもっと哲学的な文脈を掘り下げてほしかった感もある、

    3章に出てくる科学哲学者が絶妙にウザいキャラクターだが、ギリシャ哲学の解説が何気に分かりやすくて勉強になった。哲学の知見は就活にもかなり役立ちそう。

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    2021年06月24日
  • 哲学ディベート―<倫理>を<論理>する

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    世の中の社会問題をディベート形式で議論する本。賛成・反対の立場が整理されていて読みやすい。

    この本を読んで改めて実感したことは、議論の結論に正解はないこと。それぞれの立場があるから、正解は相対的にならざるを得ないし、定義や論点によって何が正しいかは自ずと変わってくる。議論する際に注意したいことは、論理に欠陥がないことと、自分の立場を明確にすること。

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    2021年06月06日
  • 20世紀論争史~現代思想の源泉~

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    ネタバレ

    近年の色々な分野(哲学だけかと思ったら数学、物理学、生物学等かなり多彩)における対立軸を対話形式でコンパクトにまとめ非常にわかりやすい。深掘りしたいテーマがあれば、巻末の豊富な参考文献に進めば良いだろう。

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    2021年06月04日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    意思決定にまつわる様々な論理を網羅的に知ることができる一冊。具体例もわかりやすく難解ではない。

    以下読書メモ
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    ・パウロスの全員当選モデル
    ・独裁者の存在を認めるような投票方式でない限り戦略的操作が可能になるというものでギバード・サタースウェイトの定理と呼ばれています。
    ・人間の心を様々なエージェントが集まってできた一戸の社会とみなす理論があるこれは1986年にマサチューセッツ工科大学の情報科学者 marvin minsky の提唱した心社会論と呼ばれる理論
    ・ 繰り返し囚人のジレンマ
    ・ノイマンとモルゲンシュテルンはこのようなゼロサムゲームに限って言えばミニマックス戦略をとることが最も合理的であることを証明した
    ・ しっぺ返し戦略。
    →自分からは核兵器を使用することはないと協調路線を示す。 ただし相手が核を使用した場合にはこちらも即座に核で報復すると宣言している
    ・ところが両方が核兵器発射のボタンを押す核戦争のように両方が裏切る場合に最悪の結果が生じる場合もある。 このようなゲームはチキンゲームと呼ばれ囚人のジレンマと区別されている。
    ・ラプラスは「偶然とは無知の告白である」と言ったことで知られているが、この宇宙の出来事は全て決定されており、不確定要素の入り込む余地はないと考えた。
    ・宇宙全体が一度動き始めれば、後は自然法則通りに動き続ける自動機械のようなものであり、あらゆる出来事は決定されていると見なされた。 したがって、もしラプラスの悪魔が存在したら、神羅万象は余すところなく知り尽くされ、すべては予測通りに従うことになると、そのように考えられたのです。
    ・不確定制限 by ヴェルナー・ハイゼンベルク
    ・「存在するとは知覚されることである」と言って、認識がなければ存在はないとする観念論を主張。 byジョージ・バークリー
    ・ 哲学者カールポパーの「進化論的科学論」によれば、環境に適応できない生物が自然淘汰されるのと同じように、古い科学理論も観測や実験データによって排除されていく。 この意味で、今日の科学における諸概念も時間の経過とともに必ず古くなっていく。
    ・ 基本的に、科学者の仕事は、問題を解決するための仮説を立て、
    その仮説を批判的にテストすることによって、誤りを排除し、その過程で生じる新たな問題に取り組むことです。ポパーはこの批判的思考の実践によって、科学が真理へ接近していくと考えた。
    ・ 最初に相対主義を主張したのは、古代ギリシャ時代の哲学者プロタゴラスです。 彼の「人間は万物の尺度である」という言葉はよく知られている。いかなる対象も、尺度を通してしか認識されない、つまり各個人の主観によって、相対的に知られるに過ぎないという見解。
    ・ファイヤアーベントは自分の哲学を「方法論的虚無主義」と呼ぶ
    ・ Xは知識があるが、不親切で人間的に冷たいとする。Yには知識はないが、親切で人間的に温かいとしよう。この場合、とYを比較する絶対的基準があるかね?「知識」という基準で見れば、たしかにXが優れているが、「親切」という基準に照らしてみると、Yの方が優れている。プロタゴラスの尺度の問題だよ。「知識」と「親切」という基準のどちらを重要視するかは、一義的には決められないだろう?
    ・チャーチ・テューリングの提唱
    アルゴリズムで表現できるすべての思考はテューリングマシンの計算可能性と同等だという見解。

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    2021年02月05日
  • 知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性

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    限界シリーズの2冊目。前作よりも哲学色が強くなり、言語、予測、思考の限界に分けて同じメンバーによるシンポジウム形式で議論される。ウィトゲンシュタイン、ポパー、ファイヤアーベントという異なる哲学者たちの人生と思考に触れることができた。
    第2章、予測の限界におけるバタフライ効果は、現在のコロナ感染の広がりを意識させられた。
    また、サイエンスウォーズの発端となるソーカルの論文が面白かった。数学や科学の自然用語を文系学者が理解もせず勝手に濫用していることを痛快に批判しているのだが、レベルは違えど、文系の私も理系用語を用いて何か表現するときには注意しなくてはいけないなと感じた。
    1人1人の人格を作り出し、架空のシンポジウムで多様な議論を行わせる著者が本当に素晴らしいと思う。フェミニストとロマン主義者はなぜ呼ばたのだろう…というのと、忘れたころにやってくる運動選手の大学生へのアピールが面白かった。

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    2021年01月20日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    いろんな登場人物が出てきてあーだこーだ言ってて楽しいです。ゲーデルの不完全性定理のところは、半分も理解できなかった。正しいと分かっていながら証明できないものがあるっていうのが不完全性定理だそうで、そういう捉えきれないものがあるのはもどかしいというか、なんか恐ろしいというか、そんな気持ちになったけど、そうなるのはそもそも「人間はなんでも捉えられる・理解できるはず」っていつの間にか考えてしまってるせいなんだろうなーと、自分の考えが自己中で危ういなぁと反省。

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    2021年01月18日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

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    限界シリーズの1冊目。専門家と一般人によるシンポジウム形式で非常に読みやすい。
    「アロウの不可能性定理」、「ハイゼンベルクの不確定性原理」、「ゲーデルの不完全性定理」とその論点についてそれぞれ選択、科学、知識の限界に分けて議論される。
    文系で専門知識がないと「ちょっと何言ってるかわからない」のオンパレードで全て理解しようとすると挫折しそうだが、こういう考え方があるんだなと知るだけでも世界が広がる気がする。
    特に一章の選択の限界は面白かった。投票方法によって当選者が変わるという民主主義の矛盾を突き付けられる。
    また、カント主義者や急進的フェミニズムなどが極端な発言をする度に司会者に遮られるというお決まりのパターンに笑ってしまう。とっつきにくい議論に着いていかせるという著者の戦略にはまってしまった。

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    2021年01月16日
  • 知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性

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    それぞれの立場の会話形式で面白く読み進無事ができた。
    知らない言葉などもあったのであとで調べてみようと思う。
    個人的に面白かったのは途中でちょこちょこでてくる急進的フェミニストが急進的すぎてツボでした

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    2020年12月30日