中野好夫のレビュー一覧

  • 闇の奥

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    ネタバレ

    映画『地獄の黙示録』の原案になった作品 『地獄の黙示録』は見たことが無いけど興味があるので読んでみた。淡々とした雰囲気で語られる物語。話でしか登場していないクルツの存在感、実際に現れてからも良い雰囲気でした。

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    2025年12月21日
  • 人間とは何か

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    とても哲学的で面白かった。が、ずっと読んでいると、頭がごちゃごちゃしてきて、気が遠くなるので、途中でやめてしまいました。

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    2025年11月15日
  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇

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    7篇の短編集

    それぞれの短編の最初の発表年代が1839年〜1845年。
    ということは、今から約180年前の作品ってことかぁ〜。
    人間のどうしょうもない心理って変わらないものだなぁと感じた。

    訳の古さで難解なところが多く、ギブアップしようかと思いながらも、四苦八苦しながら読み進めると、話の先が気になって、読みきってしまった。

    うろ覚えですが、、、
    昔読んだ本に、本を読むと、その題名を聞くだけで、その本を読んだ者同士は、本一冊分の内容をお互いが理解し、説明を省いて会話ができるという、濃密な共通言語が得られる。とあった。(気がする)

    史上初の推理小説「モルグ街の殺人」という共通言語を手に入れたのが嬉しい。
    そして話したい「犯人、まじかー」と。

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    2025年07月13日
  • アラビアン・ナイト 下

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    なんとも滑稽で面白かった。
    有名な「アラジンと魔法のランプ」や「アリババと41人の盗賊」は原本にはなく、後から付け足されたというのは驚き。
    お姫様が、処刑されるのをなんとか延期するために、王様に語った話といういきさつが、また面白いね。

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    2024年12月22日
  • 人間とは何か

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    ネタバレ

     マーク・トウェインといえば、『トム・ソーヤーの冒険』などの少年文学の巨匠という印象しかなかったのですが、本作のようなパンチの効いた論評本も書かれていたんですね。

     対話形式で書かれた作品で、とても読みやすく面白かったです。

     内容は、「人間とは機械であると主張する老人」vs「人間の良心を信じる若者」の問答集となっています。

     老人が、「人間、それは単なる機械である!なぜなら・・・。」と主張していき、若者が、「いやいや、そうはいうものの人間には良心や愛が・・・。」と反問していくカタチです。

     作品からの例証や実体験をいくつか挙げたりして論じていく老人に、半ば若者はたじたじです(笑)


     話題が「機械」から、「気質」や「鍛錬」や「善悪」やらと流れていきますが、老人がバッタバッタと「良心」や「道徳観」や「愛」を切り倒していく様はなかなか胸がすきます。

     本書は、考え方を説いたフィロソフィー本なのか、はたまた事実を暴いたドキュメンタリー本なのか。
     
     読まれる皆さんの感想が気になります・・・!

     主題とは逸れるのですが、私は、第六章「本能と思考」が白眉だと思います。

     「本能」の定義、「思考」のホントの意味、「自由意志」の有無について、物質的価値と精神的価値について、「わたし」はたくさんあるということ、人間と他の動物は平等であるということなどなど。

     いまもって悩ましかったりする問題や、日本に遅れて入ってきている問題などがたくさんここにはあると思います。


     トウェインが亡くなる4年前に出た作品(1906年)ということもあり、老人ロールはトウェイン自身でしょうか。
     それにしても、20世紀の初頭ですでにこういった世界観を持っていたトウェインに脱帽しました。

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    2024年08月21日
  • ガリヴァ旅行記

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    18世紀アイルランドの作家ジョナサン・スウィフト(1667-1745)による風刺小説、初版1726年。デフォー『ロビンソン・クルーソー』(1719年)の流れをくむ空想旅行記であり、今日のSF(空想科学小説)の源流のひとつであるといえる。異世界との邂逅を契機として、同時代英国の政治、社会、文化を批判し、ついには人間そのものに対する深い絶望が語られるにいたる。そこでスウィフトは、人間観の更新を試みようとしていたのではないかと思う。

     第一篇 リリパット(小人国)渡航記
     第二篇 ブロブディンナグ(大人国)渡航記 
     第三篇 ラピュタ、バルニバービ、グラブダブドリッブ、ラグナグおよび日本渡航記
     第四篇 フウイヌム国渡航記

    □

    人間は、自分が属する身体や文化共同体を介した経験を通して、世界に対して適切なスケールを用いて座標軸を設定しさらにそれに基づいて座標空間を構築していく。そして、その座標空間の内部にさまざまな事象を位置づけることによって、森羅万象に意味を付与していく。この点で、人間諸個人には否応なく自己中心主義の傾向が備わってしまうのであり、さらに類としての「人間」という観念が意識されるようになって以降は、そうした個人的な自己中心主義はより類的な人間中心主義へと拡大強化されてしまうだろう(尤も、この類としての「人間」という観念が、生物学上の種としての人類を全て平等に包含しているとは限らないが)。

    本書には、人間界の代表たるガリヴァが、さまざまな異世界と接触するなかで、人間が自己を自己以外から区別し自己自身を世界の中に位置づける上で基本となる尺度(大/小)や二項対立(理性/獣性)を揺さぶられ、自分がその対比のどちらに属するのだったか、自分の本来の位置がどこであるのだったか、そうした分別を見失ってしまうという描写がいくつかある。そこでは異世界との邂逅をとおして人間中心主義が揺さぶられ相対化されているのであり、人間の無根拠で無自覚な傲りに対して反省を促しているように感じられた。

    「大小は要するに比較の問題だと哲学者は言うが、まことにもってそのとおり。運命という奴は、あるいは何処かでリリパット人に、さらに彼らよりも小さい、ちょうど彼らが我輩に対してそうだったと同じような、小っぽけな人間を発見させるという、そんな悪戯をしないとも限らない。と同時に、この膨大な種族〔ブロブディンナグ人〕といえども、あるいはどこかわれわれのまだ知らない世界の果てで、同じようにてんで問題にもならないという超巨大の怪物に出くわさないとはだれが保証できよう。」(p104-105)

    「そこでいよいよ我輩も、実は船を造るのはみんな我輩同様の動物だ、しかもわが国ばかりではない、現に我輩の旅行したどこの国でも、それを支配する唯一の理性的動物というのは常にわれわれなのである。この国へ来てみて非常に驚いたことは、フウイヌムがまるで理性的動物のごとく行動していることだった、それはちょうど貴方や貴方のお友達が、いわゆるヤフーと呼んでいられる人間に、理性らしいものを見つけて仰天しておられるのと同じことである。」(p310-311)

    □

    人間は理性と野蛮(獣性)を二分し、自分たちは理性で以て自らの内なる野蛮を制圧しようと努めてきたという物語によって自己理解しがちであるが、実はそれは自己欺瞞であって、実際のところは理性と野蛮は密かに結託し、かつてはただ剥き出しの野蛮であっただけのものが、現代では、口数の多い理性のもっともらしいお喋りによって粉飾され、いかにも文明的に洗練された行儀作法に則って、しかしかつて以上に暴力的に、遂行されているのではないか。単純に野蛮であるだけのフウイヌム国のヤフーよりも、理性によって自らは野蛮から区別されると嘯きながらその裏では理性が野蛮を強化してしまっている文明国の人間のほうが、より深刻に悪辣だ。スウィフトの徹底した人間批判は、現代にも届いている。

    「だがそれにしても、いやしくも理性的動物をもって任じているものに、かような恐るべき極悪の所業が可能だとすれば、理性の堕落は、あるいは獣性よりもかえって恐ろしいのではないかということを、彼は惧れたのだ。だからして彼は、われわれはむしろ理性の代わりに、なにか生来の悪を助長するような特質だけをもっているものに相違ない、〔略〕、と独り思いこんでしまったらしかった。」(p324)

    「だがそれによると、其方どもは、どういう風の吹廻しか、偶然にも爪の垢ほどの理性を与えられた一種の動物であるらしい。ところが其方どもは、ただ生来の背徳を助長するばかりか、自然が与えてもいない、さらに新しい悪徳まで学ぶために、それをただ悪用するばかりである。せっかく自然の与えてくれたなけなしの能力は、これを捨てて顧みず、もとからの欠陥を、ますます増大することだけは天晴れな腕前だ、そして一生わざわざ骨を折っては、欠点を殖やす工夫発明を凝らしているようなものである。」(p341)

    「我輩は、自分の家族、友人、同胞、あるいは人類一般といったものを反省してみると、どうもその形態からみても、性質からみても、まぎれもなくヤフーに相違ないように思えるのである。ただほんの少しばかり開けていて、言葉を話す能力を持っているとはいうものの、理性はかえって悪徳を助長、倍加することに悪用されるだけで、その点では、自然が与えただけの悪徳を、ただそのままでもっているこの国のヤフーどもの方が、まだましなくらいであった。」(p371)

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    2024年07月02日
  • ガリヴァー旅行記

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    全員4編入っているのかと思ったら、前半2編の収録だった(自分の確認ミス)。『小人国渡航記』は、絵本等でも有名な物語。ストーリー自体のワクワク感は変わらないが、若年層向けの翻訳だけに大分印象は違う。単純な冒険物語ではない側面もしっかりと描かれている為だろう。『大人国渡航記』の方は今回初読だが、国王との対話が実に考えさせられる。現代にも通じる視点がある。風刺については捉われず物語として楽しんで欲しい、とのスタンスによる翻訳のようだが、個人的には、多少社会批判的視野を持ってから読むと尚面白い内容だと思う。

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    2024年06月13日
  • アラビアン・ナイト 下

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    ネタバレ

    下巻は知らない話が多い。知っていたのは「アリ・ババと40人の盗賊」だけ。巻末解説によれば、上巻の「シンドバッド」と下巻の「アリ・ババ」という有名な2つの物語は原本にはなかったそうだ。

    「ヘビの妖精と2ひきの黒犬」
    拝火教(マギ)の町。バグダッドの教主(カリフ)。

    「シナの王女」
    恋煩いの故に配下をボコボコに殴る王子と王女、王女の恋煩いを治せない占い師を100人以上も殺す王。最後は王子と王女が結婚し、ハッピーエンドということになっているが、今の感覚で読むと王族の身勝手さという印象が強い。

    「魔法の馬」
    ペルシア、ベンガル、カシミールの王族が絡む結婚の話。

    「ものいう鳥」
    ペルシアの皇帝と3人の子どもの話。

    「アリ・ババと40人の盗賊」
    ペルシアの話。アリ・ババとカシムの兄弟は、音の響き的にもアベルとカインっぽい。カシムがアリ・ババの話を聞いて妬んで自分も宝を取りに行きひどい目に遭うという展開は、おむすびころりんなどの日本の昔話にも通じる。カシムの四つ裂き死体を縫い付けたのはイスラムの土葬のため?盗賊の頭がアリ・ババを殺そうとしているため塩を食べないというのはどういうことかよく分からなかった。賢い女奴隷モルジアーナ。娘がの保育園の発表会でこの話の劇をやったのが懐かしい。

    「漁師と魔物」
    ソロモン王に封印された魔物の話。

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    2024年04月24日
  • 不思議な少年

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    視点や考え方の違いを理解せず求める怖さ。

    追加
    選挙結果でこの物語を思い出した。同床異夢、その通りと思いきや違う側面がメインだったなど。

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    2025年09月05日
  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇

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    ネタバレ

     表題2作の他に「ウィリアム・ウィルソン」・「裏切る心臓」・「天邪鬼」・「マリ・ロジェエの迷宮事件」・「盗まれた心臓」を収録。
     各篇ともジャンル小説の体裁ではあるが、怪奇小説なら主人公の恐怖体験だけでなくその前後の堕落と破滅の描写に、探偵小説なら事件のトリックよりも人が物事をどのように捉え考えがちなのかについての考察に重きを置いている印象だ。冗長な箇所があったり作品全体の完成度が低かったりはするが、人間心理の追究は見事だと思う。

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    2023年10月03日
  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇

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    黒猫
    ウィリアム・ウィルソン
    裏切る心臓
    天邪鬼
    モルグ街の殺人事件
    マリロジェエの迷宮事件
    盗まれた手紙

    みんな大好きポーの作品を初めて読んだがなんだか予想とは違う作風。もっとガッツリエンタメを予想していたのだがジワリと徐々に湿ってくるような面白さだった
    そして翻訳の古めかしい文体がまたいい塩梅で美しさと不気味さが出ていて心地よい
    個人的お気に入りはウィリアム・ウィルソン、裏切る心臓、モルグ街の殺人事件だ

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    2025年01月14日
  • 不思議な少年

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    『トムソーヤの冒険』と同じ作者の作品とは思えないような暗い作風でした。作者の意外な一面を見れたような気がしました。

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    2022年10月03日
  • 長い長いお医者さんの話

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    チャペックの有名な児童文学を、数ヶ月かけてのんびり読んだ。
    チャペック兄のゆるいイラストも、とても良かった。
    郵便やさんの話、幻想的な犬のダンスをみた犬の話、正直者のルンペンがかばんを見守り、一年間拘留された話が印象的だった。

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    2022年04月24日
  • 長い長いお医者さんの話

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    チェコの作家、カレルチャペック氏の中編小説集。

    カレルチャペックは装丁が可愛くて、大学生の頃気に入っていてちょこっと読んでいました。
    こちらも装丁が可愛くて、手に取ってみることに。
    装丁デザインは和田誠さん。さすがですね。
    挿絵を手がけたのは兄のヨゼフチャペック氏。
    古さを感じさせないとってもお洒落なイラスト。才能のある兄弟ですね。
    (ちなみにこのカレルチャペック氏、「ロボット」ということばを作った人らしいです)

    タイトルの「長い長い郵便屋さんのお話」を含む、9つの物語。
    大体は自由奔放でハチャメチャ。といった雰囲気。

    郵便局やカレル広場の小人の話、お巡りさんが竜を退治する話、チェコの川に住むカッパの話、山に住む魔法使いと医者の話、森や野原にいる妖精たちの話…
    など、ファンタジー要素もあるんだけど、キラキラした雰囲気ではなく、ユーモアと皮肉、イタズラ心が効いた物語ばかり。
    少し理屈っぽさもあり、子供が読んだらちょっと小難しいかな。
    「長い長い郵便屋さんのお話」が好きかな。お手紙を触ったその温度で、送った人の感情やそのお手紙の大切さがわかるという小人が愛らしい。

    たまに海外小説もまた読んでいこうと思います♬

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    2022年03月29日
  • アラビアン・ナイト 上

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    訳も再編の目的も明確で読みやすい。
    まあそもそもが「ヨーロッパ人が夢見るエキゾチックな嘘アジアの話」なので、読んでてその地理描写は中国じゃねえとか、中東エリアにその価値観を持ち込むなとか言いたいことだらけだけどな。

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    2022年03月11日
  • ヴェニスの商人

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    ネタバレ

    ヴェニスの商人・アントーニオ、ユダヤの金貸・シャイロックとのいわゆる「人肉裁判」で有名な喜劇作品。
    正直あんまり面白くはなかった。まずSSのような台詞形式であるため、風景や場面などが浮かびづらい。気づいたら退場していた、なんてことがままある。また、(これは現代人だからかも知れないが)シャイロックへの扱いが理不尽に感じた。きつく当たっていた人物(アントーニオ)がその本人に恨まれるのは当然じゃね…?と。従って一番の見せ場となる裁判の結果も、スッと入ってこなかった。
    それでも訳者の解説は必見。「実はシェイクスピアは素材、原話は他人任せであること」・「1290〜1650年の間、ロンドンではユダヤ人が殆どおらず、しばしば嘲笑の対象とされていたこと」・「(この作品が描かれた)エリザベス期は金貸の黄金時代であったこと」など。

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    2022年02月15日
  • 人間とは何か

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    ネタバレ

    読む年代により感想が大きく分かれると思う。
    10代、20代の方がこの本を読んで感じられるのは虚無感だと思う。
    まさに作品中に出てくる青年の心情が投写される気がする。
    ただ、年齢を重ねた方が読めば作品に書かれていることは一種の免罪符になり得る。

    人は形成するものは産まれ持った気質と教育であり自由意志など持たないと言う事実を延々と突きつける形で進んでいく。

    ただ、その事実に対する著者の成否や判断は作品中一切行われず読者に委ねられる。唯一、著者の心情を表してそうなのは最後の一文のみである。

    事実を提示するのみで、論理展開が行われないため単調な進行となり、読む人によってはつまらないと言った感想抱くと思う。

    人は自由意志を持たない、これをどう捉えるかによって作品の感想が大きく変わる。

    若い方は否定的になるであろうし、ある程度経験の積んだ方なら、なるべくしてなった心配するなと言う思いを感じるのではなかろうか。

    千差万別あると思いますが、ある一つの価値観に触れる機会を与えてくれる名著だと思います。

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    2021年11月04日
  • 人間とは何か

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    若い時に読んだこの本は自分の人生に無視できない影響を及ぼしているような気がずっとしていた。人間は機械であり、自分は出来損ないの機械なんだろうという思い。
    読後、約30年。機械だから何だというのだ、むしろ出来損ないの機械ならではのオモロイ社会を笑い飛ばしながら生きてきた。これでいいのだ。

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    2021年06月04日
  • アラビアン・ナイト 上

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    上巻は『シンドバッドの冒険(1〜7回目の航海)』、『アラジンと魔法のランプ』『ペルシア王と海の王女』『ベーデル王とジャウワーラ姫』の全10編。シンドバッドやアラジンは現代でも(あるいは日本でも)モチーフにした作品が作られているので、却って原典の雰囲気やシンプルなストーリーに触れる価値を感じる。特にアラジンは中国の話として描かれている(ただし、どう読んでも中国ではない)ことなど、客観的に見て楽しめる部分が多い。内容といい文体といい、読みやすいとは言いがたいので、小学校高学年以上向けというのも納得。

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    2021年03月03日
  • ガリヴァー旅行記

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    本当はこのあとも続くとのこと。

    絵本で読んでいたイメージのガリバー旅行記。
    イメージと全然違ってびっくり。
    大人向けで出版された物語とあって、
    かなり面白いストーリー。

    主人公が、小人の住む小人国と
    巨人の住む大人国へ行く。
    ありえない設定を、信じ込ませてくれるリアリティのある書き方がすごい!数字とか食事の描写がリアル。

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    2021年01月17日