ユーザーレビュー アラビアン・ナイト 下 ディクソン / 中野好夫 一番おもしろかったのは、「アリババと盗賊」だった。前に絵本で読んだことがあるけど、忘れちゃってた。賢い家臣が、主君のアリババを何度も救うのがかっこいい。 ほかのお話でも、主君より家臣が賢くてかっこいいというのが結構あると思うんだけど、ぼくはそういうお話が好き(上杉謙信以外)。最終的に(主君が死んだ後...続きを読むも)、みんなが幸せになるお話が多い気がする。 絵は、昔風なんだけど、迫力があってわりとこわい。キラキラの絵より、昔っぽい感じが伝わってきていい。(小6) Posted by ブクログ アラビアン・ナイト 上 ディクソン / 中野好夫 すっごくおもしろかった! シンドバットが、後悔してもつい航海しちゃうっていうのがますますおもしろい。 絵本とか絵の多い本とは、お話とか登場人物とかが結構ちがっていて、うんとくわしく書かれている感じ。でも、読みやすくてたくさん想像できて、こっちの方が断然よかった。(小6) Posted by ブクログ アラビアン・ナイト 上 ディクソン / 中野好夫 ファンタジック。きらびやか。 アラビアの気候が生んだ世界なのね~。 盗賊も裏切りもあまり残酷なこととしてとらえられていない気がする。 誤解を恐れずいうと、ISがやって見せることも一部の人にとっては本当に残酷だと思われていないのかもしれない。)とても人間臭いのか? そうかと思うと’立派な人’も出て...続きを読むくるけど。 人間が一番わからない。 立派でもあり、残酷でもあり。 その分からないものを存在させるために魔人というものが生まれてきたのかな~。 Posted by ブクログ アラビアン・ナイト 下 ディクソン / 中野好夫 下巻に収録されているお話は「アリ・ババと40人の盗賊」と「漁師と魔物」以外は多分初読みの物語ばかりのような気がするんだけど、物語のプロット的には同じような物語を西洋もので読んだことがあるような気がしたり、「シナの女王」のシナはおよそシナ(中国)的じゃなかったりして、こちらも結構楽しめました。 個人...続きを読む的には「初読み」の感動も手伝ってか、結構好きだなぁ、この下巻。 物語としての完成度は結構高い! そんな印象です。 でね、この物語が成立した時代のペルシアでは、インドぐらいまではそこそこの精度の情報があったような雰囲気ですね~。 で、「インドから向こうはみ~んなシナ」っていう感覚だったんじゃないかなと思われる記述が結構多いのも東洋人にとっては楽しいところだと思います。 「シナ」 ≒ 「正体不明の遠い異国」 ≒ 「ろまんちっく~ 」っていう感じがそこはかとな~く漂っています。 (全文はブログにて) Posted by ブクログ アラビアン・ナイト 上 ディクソン / 中野好夫 シンドバッドの物語は漠然とは覚えていたんだけど、都合7回も航海したことはすっかり忘れていました。 強烈に覚えていたのはダイヤモンドがゴロゴロ(ついでに大蛇もウヨウヨ)している山にロックに置き去りにされたシーンとか、ヘビと人食い族のダブル責め苦を味わうシーンとか、人の背中に乗ったきりの迷惑じいさんと...続きを読むか だったんだけど、久々に読んでみると「あれ? こんな冒険もあったんだっけ?」と童心に帰ってのめりこんで読む耽ってしまいました。 さすが女に恨みをもったシャフリヤール王が「次の物語を聞くまではシャフラザードを殺すまい」「次も」「次も」と思っただけのことはあってやっぱり面白いなぁ! (全文はブログにて) Posted by ブクログ ディクソンのレビューをもっと見る