新堂冬樹のレビュー一覧

  • ASK トップタレントの「値段」上

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    新堂冬樹『ASKトップタレントの「値段」 上』集英社文庫。

    珍しく上下巻の分冊で、1,000ページのボリューム。創作の中に魑魅魍魎の芸能界の噂と現実が見え隠れするような長編小説。

    芸能事務所のトップタレントの座を巡る女同士の火花散らす闘いと金と欲望を巡る男たちの闘い、女と男の醜い裏切りと騙し合いが描かれる。

    「奇跡の9頭身女子高生」としてデビューし、我が儘し放題の美形タレントの堀口優奈が、所属芸能事務所社長の新庄の怒りを買い、仕掛けられた罠にはまるが……

    本体価格920円
    ★★★★

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    2020年09月27日
  • 吐きたいほど愛してる。

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    ・半蔵の黒子 ★★★★
    超キモいおっさんの話。キモさと妄想力半端ない。こんな人実際におったら関わりたくない!

    ・お鈴が来る ★★★★
    ゴキブリが印象的すぎて、そのイメージしかない。
    ってか旦那、判断するの遅すぎやろ

    ・まゆかの恋幕 ★★
    この話の前の話がインパクトあり過ぎて、普通!って感じ。
    恋愛モノは嫌いなので★2つ。

    ・秀吉の部屋 ★★★
    糞野郎の話。しかも糞野郎という自覚がないので胸糞だ〜

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    2020年04月05日
  • 溝鼠

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    ネタバレ

     主人公がいちいちせこいところが面白い。北神との殺し合いが下衆極まりないもの同士で壮絶を極めて最高だ。

     随分昔に読んだ『無間地獄』にも車の中から同乗者の目をそらすために「子どもが猫に火をつけている」とうそをつく描写があったような気がする。

     面白かったのだけど、とても長い。お姉ちゃんが出るとトーンが下がる。

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    2020年01月02日
  • 帝王星

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    「黒い太陽」「女王蘭」につづく三部作の完結編「帝王星」。
    立花と藤堂の戦いがついに終わってしまうのかと
    思うとちょっと寂しくもあり・・・
    二人のキャバクラ嬢の売り上げで競うというもの
    また、怪物キャバ嬢が出てきました!
    中盤でキャバクラの話から逸れていって
    この内容いるの?と思いましたが終盤ではそれが関係
    してくるのでまぁ必要なんだなと
    本作もドラマ的展開で楽しめました
    すっかりその世界にのめり込んでしまいました

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    2019年11月11日
  • 女王蘭

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    結局、主役は立花と藤堂でした
    優姫が主役で行くのかと思ったけど準主役な
    位置づけだったかなと
    にしても後半、藤堂はほんとにひどい
    この作品もドラマ的なストーリーだなと
    感じましたが、作品世界には強く引き込まれました

    実際のキャバクラの世界も見てみたいなぁ

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    2019年11月06日
  • 黒い太陽(下)

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    キャバクラのバイトから、店を出すまでになった男
    展開早すぎです
    そしてキャバ嬢たちの争い
    実際もあんな感じなんでしょうかね

    ちょっと夜の世界に触れてみたいなと感じました

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    2019年11月02日
  • ASKアスク 1

    面白いです

    絵も綺麗で続きが気になり次巻が楽しみです。

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    2019年10月23日
  • 夜姫

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    新堂冬樹『夜姫』幻冬舎文庫。

    新堂冬樹お得意のキャバクラ物。珍しく起承転結がハッキリしていて読み易い。普通の女性が復讐を果たすために、キャバクラのトップに登り詰め、さらには新宿のキャバクラ界の頂点『夜姫』を目指すという物語。

    新宿のホストクラブでトップに君臨するホストの星矢は彼女の新宿のキャバクラのトップキャスト・花欄と共に、アパレルで働く乃愛の最愛の妹を自殺に追い込む。妹の復讐を誓った乃愛はアパレルを辞め、キャストに転身し、新宿キャバクラのトップを狙う。乃愛の復讐の結末は……

    本体価格650円
    ★★★★

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    2019年08月07日
  • 忘れ雪

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    忘れ雪に思いを託す。
    なんて切なくて、なんて儚いんだろう。

    2人の運命の糸のすれ違いが何年にもわたって起こる。
    でも、最後の最後にようやくその糸が絡み合って結びつく。
    ラストシーンほど悲しいことはないけど、大切なのはその人の残したもの、想いを絶やさずに次へと繋いでいくこと。
    深雪もいつしか与えられる側けら与える側に変わっていく。それがあるから一希の存在は永遠に無駄になることはないんだろうね。

    前半はただただ感動の恋愛小説だが、後半は誰も信じられない驚愕の展開に。甘い運命だけの話ではなく、現実の厳しさを感じさせられました。

    いい作品に出会えてよかった。これだから読書はやめられませんね。

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    2019年02月05日
  • 黒い太陽(下)

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     最初は水商売の世界を毛嫌いしていたはずの主人公が、どんどんと積極的にその世界でのし上がろうとしてゆく姿が描かれる。前半は順調に店が発展してゆくが、後半はライバルからの反撃にあって苦労してゆく。だんだんと汚いことや、どうにもならなくなって破れかぶれの方策にも手を出してゆく。物語はどのように着地するのだろうと持っていたが、結局ちゃんとして結末を迎えないままに物語は終了してしまった。続編があるとのこと、続きも読んでみたい。

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    2018年11月19日
  • 黒い太陽(上)

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     キャバクラで黒服として働く若い男が、最初はその仕事を嫌悪しながらも、好きな女性を救うために精一杯頑張ってゆくところから物語が始まってゆく。言われなくてもキャバクラなんていうものは、女が男を掌の上で転がして金を落とさせる場所なのだろうが、ここまであからさまにその様子を描かれると、ちょっとぞっとしてしまう。小説は読みやすい、というよりほとんど漫画を読んでいるような感覚。

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    2018年11月19日
  • ホームドラマ≪完全版≫

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    最初の話は国民的なアニメを想像してしまい、本を閉じようと思ったが、読み進めているうちにはまってしまった。
    人の表面にはあらわれていない感情や内面の心情が細かに表現されていて、怖くもあるがとても面白く感じられた。ブラックな話ではあるが、現実的でありえそうな内容であったと思う。電車の中で読んだ私は、疲労したサラリーマンの顔を見て、家庭を想像してしまった。
    人間は言葉にしないと相手に気持ちが伝わらず、誤解を招く。また、言葉にしていても言葉の裏にも隠された本心がある。

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    2018年11月06日
  • 枕女優

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    ネタバレ

    ほんとなのか、うそなのか
    わからんけど、まあこういう世界なんだろうなぁと思ってショックやなあて
    枕で勝ち取った世界。ほんとは純粋に憧れた世界。汚れていく自分と夢。その葛藤と夢に近くなっていく喜び。最後死んじゃったのはびっくりぽん
    田舎でのんびり暮らすもんだと思ってました

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    2018年09月09日
  • 吐きたいほど愛してる。

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    ネタバレ

    新堂冬樹さんの、「忘れ雪」を読んだ後にこの本を読み、とても驚きました。
    同じ作者さんが書いたとは思えないほど作風が違い、一人の作者さんが書いた本で、全く違う楽しさ、驚き、感想を抱きました。
    この本を読んで面白いと思った方は、ぜひ新堂冬樹さんの他の本も読んでみてほしいです。
    この本に出てくるさまざまな種類の人々、全員が主役だと思いました。
    短編集として、これほど楽しめた本は無かったです。
    ぜひ読んでみてください。

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    2018年08月29日
  • ホームドラマ≪完全版≫

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    暖かい家族の裏に隠されたどす黒い何か。

    最初の2つの短編小説は、読み進めるうちに「この家族見覚えがあるなぁ」とニヤリ。
    すごくブラックユーモアが効いていていい。

    残りの2編はそれぞれ、父親が主人公。
    かたや、家族に大切にされない辛いサラリーマン。かたや、素晴らしい娘と嫁がいるのに疑心暗鬼に取り憑かれた父親。

    家族とはもともと他人であって、自分ではない人と暮らせばどこかに軋轢が生まれたっておかしくない。

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    2018年08月19日
  • 炎と氷

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     闇金融を営む二人が主人公。いかに闇金融が恐ろしい世界か、読んでいると気分が悪くなってくるようだし怖くなってくるような映画。いわばやくざものの小説だが、ばたばたと暴れまわるだけではなくて頭を使って相手を陥れようとするだまし合い合戦が面白い。この小説を読めば、闇金融に手を出そうなんて思いは全くなくなる。

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    2018年07月16日
  • 枕女王

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    Twitterで話題になってた本で気になっていました。
    テンポがよくてスラスラ読めて1日で読めました。この作者の本をもっと読みたいです。

    主人公をSTU48の中井りかをイメージして読むとピッタリでしたよ(見た目と野心家なところ)

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    2018年06月25日
  • 制裁女

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    新堂冬樹『制裁女』徳間文庫。

    久し振りに黒新堂というよりもさらに真っ黒な新堂冬樹作品を読んだように思う。まあまあ大人しい前半に比べると、後半はかなりハード。二転三転の展開は分かるが、スカッと感はない。

    女性を喰い物にするクズな男ども。過去にグズ男たちに深い傷を負わせられた6人の女性が集まり、クズな男たちに次々と制裁を加える。と、ここまでが前半で、後半は思いも寄らぬ展開となり、ハードな描写が続く。

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    2018年04月08日
  • アサシン

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    幼少の頃両親を殺された花城涼は、育ての親に暗殺者として訓練を受け、一流のアサシンとなっていた。己の本能だけを研ぎ澄まし、任務を遂行してきた8年間。だが、暗殺現場にいた女子高生リオを助けたために状況は一変、涼は組織から非情な選択を迫られる。女を殺すか、それとも…。緊迫した状況下で、涼は純真無垢なリオに惹かれてゆき、運命の決断をくだす―。新堂冬樹が描くスリリングで切ないトゥルーロマンス。

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    2017年09月25日
  • 瞳の犬

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    介助犬、テレビで見たことはある。実際に会ったことはない。こんな犬も居るのかもしれない。あんな人は犬を飼ってはいけない。テレサ、楽しく長く介助犬の仕事がしたかったね。

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    2017年07月06日