新堂冬樹のレビュー一覧
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購入済み
他人事じゃないorz
読みながら、何度が具合が悪くなりそうでした。
うちの母親も、ややカルト傾向のある宗教に入ってます。
ここまで物凄いカルトと比べると
「ちょいカルト」(チョイ悪、みたいな)
くらいのもんですが、それでも自分の意見をいうと
「このサタンが!!」「下がれサタン!!」
などと喚きだすので、結構トラウマです・・・
「この世なんかどうでもいい」と本気で思っているから
どんなメチャクチャなことでもやりますし
私がその教団に本気でハマっていないと分かった時には
包丁を振りかざして襲ってきたこともありました。
メシア氏の気持ちは、イマイチわかりませんね。
「カルト撲滅」に動くなら -
Posted by ブクログ
<あらすじ>
コリアンマフィア「朝義侠」のボス・李
李はヤクザに覚せい剤を売って歌舞伎町の頂点に立とうとしていた。
それでヤクザ組「天昇会」と薬の取引でモメて朝義侠はその組の人間を殺した。
李を追う女公安刑事・梓は、その事件から天昇会に接触し李を追うことに。
そこで現れたのが、悪徳警官・佐久間。
佐久間は天昇会に情報を渡していつも甘い蜜をすすっていたから、公安に突っ込まれると困る。
しかも天昇会のさらにトップには警察庁OBの天下りで力を持った松谷がいて、佐久間は松谷から捜査妨害を指示されていた。
しかし梓は、佐久間の妨害におかまいなし。
そこで佐久間は李に会い、李に梓の殺害を依頼する。
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Posted by ブクログ
愛の形をした狂気を描いた、全四編。
■半蔵の黒子
これが一番最初に来るインパクトはすごい。ビジュアルや臭いから、生理的に吐きそうになる。ありとあらゆる醜さが徹底的に描かれ、目をそらしたくてたまらないけれど、どうしても最後まで読んでしまう。
自分も半蔵かもしれない、という恐怖がこみあげるのは、私だけだろうか。
■お鈴が来る
これも生理的に吐きそうになるけれど、ストーリーの進み方は読めてしまうかもしれない。みんな一番まともな狂い方だと思う。登場人物みんなが陰湿で、いやな感じ。何より主人公が一番いやな感じ。
■まゆかの恋慕
綺麗な話。スプラッタ系。
■英吉の部屋
因果応報系だけれど、決して気 -
Posted by ブクログ
『黒い太陽』『女王蘭』に続く完結編。風俗王をかけた男と男・女と女の意地の戦いは正に経営者とその社員の様に思いました。。夜の世界はよくわかりませんが、どの仕事もどの業種も根本的な考えは同じなのかなと考えさせられました。内容は『黒い太陽』などと比べると、スリルやグロさはありませんが、所々グッとくる場面や人間味が感じられた一作でした。特に印象に残ったフレーズ、『熱く語ることの代わりに、静かに騙せる男になった。情熱を失った代わりに地位を、誠実を失った代わりに名誉を、正義を失った代わりに金を得た。』失わずに何かを得ることの難しさを考えさせられた作品でした。