新堂冬樹のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
うーん……?
内容はとても面白かったです。気分を害する等読者さんからの警告が多かったので、「そんなに……!」とワクワクしていたのですが、うーん、ちょっと腑抜け……?レベルとしては、
グロ度:★★★★★
絶望度:★★☆☆☆
胸糞度:★★☆☆☆
シリアス度:★★★☆☆
頭おかしい度:★★★★★
ですかね?頭おかしいあたりは好きですが、絶望度と胸糞度が惜しい感じがします。インパクトに欠けるというか……。肉蛆チャーハンを無理やり食べさせるイベントとか欲しいですかね。
グロテスクを求める人には丁度いいかも知れません。繊細なシリアスや胸糞を求める方には惜しいかもしれないですね。
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Posted by ブクログ
黒新堂、炸裂してますね。
4つの短編集だけど、それぞれの登場人物が濃すぎる。まともな人間があまりいない小説ってのもめずらしい。さすが新堂先生。
皆狂ってるけど、普通の人も一歩間違えれば半蔵や栄吉みたいになっちゃう可能性もあるのかもしれない。ニュースで流れる事件の犯人も、この小説の登場人物みたいな人達なのかもしれない。
ただの「作り話」じゃない、「現実」にもなり得そうな小説。そう考えるとさらに怖いと思える作品だった。
個人的には「お鈴が来る」が1番怖い。
普通の人達が普通じゃなくなる様って恐怖。不倫相手の女は怖すぎる…奥さんの「でしょ!でしょ!でしょ!」も怖い!! -
Posted by ブクログ
夜の覇権を競って火花を散らした立花と藤堂の物語がこの本で完結します。こういう終わり方でこれはこれでよかったかなと思わせる読後感でした。
いつもは見ない世界の裏側を見るという意味ではいいのではと思います。 「黒い太陽」 「女王蘭」に続く立花と藤堂の戦いがこの本を持って完結編となります。栄華を極める立花と「堕ちた風俗王」の藤堂。彼がすべてをかけ天才キャストゆりなをはじめ精鋭たちを全国から集めたキャストたちを一堂に冠した「トップキャスト」を立花の旗艦店であるキャバクラ「フェニックス」のある新宿は歌舞伎町にオープンさせることから物語は始まります。
劣勢に立たされた立花はゆりなの弱みを突いて彼女をト -
Posted by ブクログ
小笠原の島で、まっすぐに育った青年と、東京で声楽を学ぶお嬢様の純愛物語。
劇的な出会いをした二人だったが、素直過ぎる青年と、素直になれないお嬢様のなかなか深まらない関係。
育った環境は違えど、心に闇を持つ者同士…惹かれ合い、互いを想い合うようになる。
相手を想うからこそ擦れ違ってしまう二人の心。
哀しい運命の翻弄され、二人はこのまま離れてしまうのか・・・。
まっすぐ過ぎるくらいまっすぐな純愛です。
素直過ぎる青年の心はまぶしく感じられますし、素直じゃない不器用な彼女の心もまた可愛くて。
相手を想うことは確かに大事なことですが、相手が何を求めているかを考えることと、自分に自信 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの物語はわたしにとってどストレートに響いた・・・。
イタリアンのシチリアマフィアのドンの息子ガルシアが主人公。そのガルシアの一年と少しの物語。
切なくなる場面が多々あった。
戦いの前夜のマスミとのシーンがとても胸に響いた―。
『しゃっくり上げ,頷くマスミ―眼を閉じ,微かに顎を突き出した。ガルシアの顔を両手でなぞりながら,ゆっくりと唇を近づける。
唇が触れ合う瞬間―ガルシアは腰を浮かし,マスミの額にキスをした。』
マフィア同士のハンドガンで戦いの描写もよかった。一気に読み進めてしまった。
ガルシアの日本での仲間,久慈,長尾,そして竜崎。とても個性的でとても美しかった。