新堂冬樹のレビュー一覧

  • 天使がいた三十日
    切ないけどあったかくて心がきゅんとなる。「素晴らしい人というのはたくさんいるけれど、素敵な人はなかなかいない」という、ある登場人物のセリフが心に残った。前者は行動とか外的な要素に対して、後者は想いとか気持ちとか内的な要素に対して使うような気がする。もちろん行動は大事だけれど、その行動へと突き動かすの...続きを読む
  • カリスマ(上)
    内容は
    新興宗教のカリスマを描いたものだけど
    数々の新興宗教の狂信やら洗脳に興味のある人には
    もうたまらない内容だと思う。( ´艸`)
    何の才能もないコンプレックスの塊のきったない中年男が
    どんな風にカリスマになっていったのか
    実情はどんなだろうか、また洗脳される過程、そして
    周辺の動きは、等々、上...続きを読む
  • あなたに逢えてよかった
    "おいしい紅茶を飲みに行きませんか?"

    ――そんな彼の一言で始まった恋だったが、ある日、少しずつ 歯車は狂い始めた――


    もし、自分の意志とは関係なく 大切な人から忘れられてしまったら。
    或いは、大切な人を忘れてしまったら。

    貴方は、どうしますか?


    涙なしには読めない、純愛小説。
  • ある愛の詩
    新堂冬樹さんの恋愛小説の中で一番好きな本です。これは絶対に読むことをおすすめしたい!
    イルカのティティスと気持ちが通じ合うという不思議な少年拓海くんと声楽のプロを目指す流香さんのピュアな恋愛物語です。
    見ていてとても心が洗われます。読んでいる時どこか透き通るような不思議な気持ちになりました。
    何より...続きを読む
  • 忘れ雪
    一番最初に読んだ新堂冬樹さんの恋愛小説です。あまり本に感情移入できなかった私ですがこれは流石に泣きまくりました。
    生き物の儚さを感じました。深雪さんのために最後の力を振り絞って桜木さんに引き会わせようとして走るクロスにじーんときました。私はペットはいませんが動物は大切にしてあげなきゃと思わされます。...続きを読む
  • 誰よりもつよく抱きしめて
    やはり、白新堂が好きです。登場人物みんないい人で、純愛。なのに、あきささない展開。一晩で読んでしまいました。
  • ある愛の詩
    暇つぶしにちょっと寄った本屋さんで、この表紙の青色に惹かれて買いました。拓海がティティスと自由に泳いでいる描写がとくに好きです。小笠原の海が目の前に感じられるほど、透明で温かい物語でした。最後のほうはぐじぐじ泣きながら一気読みです☆
    大切なひとに読んでもらいたい一冊です!
  • 誰よりもつよく抱きしめて
    『誰よりもつよく抱きしめて』(新堂冬樹、2008年、光文社文庫)

    愛の形は何か、ということを深く考えさせられる小説。

    ある絵本がきっかけとなって結ばれた夫婦の愛をめぐって物語は進んでいきます。この夫婦は愛し合っているのですが、強度の潔癖症の夫を持つ月菜は、夫との性生活の欠如や触れあいの欠如から、...続きを読む
  • カリスマ(上)
    カリスマ教祖は昔宗教によって自分の人生をボロボロにされた。
    インチキ宗教をつくり、多くの人をあつめ騙すことで復讐をしようとする。
    寄付金による贅沢三昧の日々の裏に人が去って行く恐怖に怯える教祖
    盲目の弟子、弟子たちを脱却させようとする人々

    全く読んだ事のないジャンルですがおもしろいです。3巻まであ...続きを読む
  • ある愛の詩
    純愛、と聞いて性的なものを連想したくない方にぜひ読んで欲しい。
    青年の一途さにとにかく胸を打たれます。
  • ある愛の詩
    「純愛もの」って聞いただけだと,あんまり読む気になれないかもしれない。
    でもこの本を読むと,純愛っていいなって素直に思える。そして,心が清らかになれる気がする。
    心からお勧めできる本です。
  • ある愛の詩
    ドラマ化するちょっと前に購入し、ドラマ化だと知った小説。
    書店でぱっとみて読みたいなと思い購入。
    イルカや海、そして恋のお話。
    家族の愛情がすごくジーンときた作品。
  • ある愛の詩
    純粋で真っ直ぐですごくすき。
    王道ラブストーリーって感じしますけど
    大スキな作家さんの1人です。
  • 黒い太陽(下)

    あー!凄かった。驚愕!
    本当にこの業界って熾烈な争いとか引き抜きとかあるのかな。って思った。

    主人公の貪欲さとかが上巻に凄い増してました。
    最後に汚れた心と言うかもはや心が黒すぎだな。って思った。
  • 吐きたいほど愛してる。
    これも大好きな本となった。
    短編集。
    それぞれに吐きたいほど愛していて
    愛とはやっぱり狂気をはらんでいるというもの。
    全ての話、狂っていて好き。全部イイ!
  • 誰よりもつよく抱きしめて
    2008/11/26

    久しぶりに読んだ新堂冬樹。
    私の好きな作家の一人である。
    この人の本を始めて読んだのは中学生のとき。「ある愛の唄」という本を図書室でかりて読んだ。
    とても文体表現が美しく、物語もなんだか透明感のある恋愛模様が描かれていて一目ぼれしたのである。

    んでもって私が薦めたら母も新堂...続きを読む
  • ある愛の詩
    小笠原の青い海でイルカのテティスと共に育った心やさしい青年・拓海。東京からやってきた美しい歌声を持つ音大生・流香。ふたりはテティスに導かれ、きらめくドルフィンビーチで劇的な出逢いを果たす。二ヶ月後、「君の笑顔がみたいから」ただそれだけの理由で、拓海は帰郷した流香のもとへ。そこで彼女が抱えた心の闇を知...続きを読む
  • 僕の行く道
     泣きそうになりました><

    何ていうの? 健気な子がなんかもう。
    これを説明すると泣きそうです。

     いや、本気で見てみてください!
    オススメは、これが一番高いと思う。
  • 溝鼠(どぶねずみ)
    復讐代行業者が主人公の暗黒ノワール。異常者、変質者しか出てきません。出てくる人間が悪党ばかりなのでどんなヒドイ目に遭ってても心が痛みません。
  • 鬼子(下)
    冴えない小説家の家庭内の揉め事後半戦。

    こんな言葉では片付けられない揉め具合ですが(汗

    最後の真実は当時の自分にはあまりにも衝撃的でした。

    ってか、やっぱ今読んでも衝撃的すぎるな。。。