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袴田は編集者の芝野から息子の浩の悪行と家庭崩壊のすべてを暴露するノンフィクション『鬼子』の執筆を迫られていた。断れば作家生命を失う。本を出せば生き恥をさらす。収入源も断たれ苦悩するが、娘の詩織が自殺し、完全に地獄に突き落とされる。それでも浩の暴挙はエスカレートし、ついに息子殺しを決意する。最後まで目を放せない衝撃作!
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Posted by ブクログ
主人公のメルヘン思考の度が過ぎてはいたが夢ぐらい見させてやれよ…と上巻の時点では同情してた。が、真相が胸糞過ぎる。これは生きてられない。
再読。やっぱり面白ーい。私の感じる新堂冬樹の魅力が一番よく詰まっているのがこの「鬼子」。エグさと、家庭内暴力という重いテーマの中に、ほどよく散りばめられているユーモアのバランスが本当に絶妙。 飽きさせないストーリーとどんでん返しもありで、今回も一気に読んでしまった。
冴えない小説家の家庭内の揉め事後半戦。 こんな言葉では片付けられない揉め具合ですが(汗 最後の真実は当時の自分にはあまりにも衝撃的でした。 ってか、やっぱ今読んでも衝撃的すぎるな。。。
強烈な物語だった。我孫子武丸の『殺戮にいたる病』のラストにはぶっ飛んだが、この作品は、それを超える衝撃があった。 上巻を読み終えた時は、このままグロイいだけの物語で終わらないでくれと祈るような気持ちでいたが、そんな思いは杞憂に終わった。 終盤を迎え、次から次へと出てくる衝撃の事実。内容だけを見...続きを読むると、どんよりと暗い作品になりそうだが、袴田の人物像であったりが、ただの暗黒小説にしない役割を形成している。これが新堂冬樹の筆力なのか。物語としても非常に面白く、あっという間に読み終えてしまった。 全体的にはエグイ物語だが、ラストでほんの少しだけ救われた。
上下巻含めて。 前半ストレートな展開だったので、そのまま行くと思いきや、後半で想像つかない展開を持って来て、身近にありそうな恐怖を感じた本です。 「何故息子は悪魔になったのか?」このフレーズで買った本ですが、他の作品も読んでみたい作家さんになりました。
奥さんが怪しいと思ったけど、最後はそうきたか・・ 健康なのに記憶を失うってそんなことがあるのだろうか。 でも袴田も被害者。 15歳はまだまだ子供だから、母親との関係は自分の中で消化しえないものとなり、結婚してからも苦しむこととなった。 そりゃそうだろう。親子であり恋人であり。 近親相姦とは恐ろしもの...続きを読むだ。質が悪い。
上巻からの続き→はっきり言って下巻では救いようのない展開になっています。「こんなのありですか?」という話の流れにそれ以上読み進めるのが辛かった管理人ですが、なんとか読み切りました(汗)読み終わった後はショックでしばらく頭が真っ白になってしまいます。。。
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