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袴田は編集者の芝野から息子の浩の悪行と家庭崩壊のすべてを暴露するノンフィクション『鬼子』の執筆を迫られていた。断れば作家生命を失う。本を出せば生き恥をさらす。収入源も断たれ苦悩するが、娘の詩織が自殺し、完全に地獄に突き落とされる。それでも浩の暴挙はエスカレートし、ついに息子殺しを決意する。最後まで目を放せない衝撃作!
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Posted by ブクログ
強烈な物語だった。我孫子武丸の『殺戮にいたる病』のラストにはぶっ飛んだが、この作品は、それを超える衝撃があった。
上巻を読み終えた時は、このままグロイいだけの物語で終わらないでくれと祈るような気持ちでいたが、そんな思いは杞憂に終わった。
終盤を迎え、次から次へと出てくる衝撃の事実。内容だけを見ると、どんよりと暗い作品になりそうだが、袴田の人物像であったりが、ただの暗黒小説にしない役割を形成している。これが新堂冬樹の筆力なのか。物語としても非常に面白く、あっという間に読み終えてしまった。
全体的にはエグイ物語だが、ラストでほんの少しだけ救われた。
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