感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2013年11月02日
再読。やっぱり面白ーい。私の感じる新堂冬樹の魅力が一番よく詰まっているのがこの「鬼子」。エグさと、家庭内暴力という重いテーマの中に、ほどよく散りばめられているユーモアのバランスが本当に絶妙。
飽きさせないストーリーとどんでん返しもありで、今回も一気に読んでしまった。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
冴えない小説家の家庭内の揉め事後半戦。
こんな言葉では片付けられない揉め具合ですが(汗
最後の真実は当時の自分にはあまりにも衝撃的でした。
ってか、やっぱ今読んでも衝撃的すぎるな。。。
Posted by ブクログ 2016年12月06日
強烈な物語だった。我孫子武丸の『殺戮にいたる病』のラストにはぶっ飛んだが、この作品は、それを超える衝撃があった。
上巻を読み終えた時は、このままグロイいだけの物語で終わらないでくれと祈るような気持ちでいたが、そんな思いは杞憂に終わった。
終盤を迎え、次から次へと出てくる衝撃の事実。内容だけを見...続きを読むると、どんよりと暗い作品になりそうだが、袴田の人物像であったりが、ただの暗黒小説にしない役割を形成している。これが新堂冬樹の筆力なのか。物語としても非常に面白く、あっという間に読み終えてしまった。
全体的にはエグイ物語だが、ラストでほんの少しだけ救われた。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
上下巻含めて。
前半ストレートな展開だったので、そのまま行くと思いきや、後半で想像つかない展開を持って来て、身近にありそうな恐怖を感じた本です。
「何故息子は悪魔になったのか?」このフレーズで買った本ですが、他の作品も読んでみたい作家さんになりました。
Posted by ブクログ 2015年01月21日
奥さんが怪しいと思ったけど、最後はそうきたか・・
健康なのに記憶を失うってそんなことがあるのだろうか。
でも袴田も被害者。
15歳はまだまだ子供だから、母親との関係は自分の中で消化しえないものとなり、結婚してからも苦しむこととなった。
そりゃそうだろう。親子であり恋人であり。
近親相姦とは恐ろしもの...続きを読むだ。質が悪い。