新堂冬樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品冒頭は、いきなりイタリアのシチリアから始まる。抗争渦巻くマフィアの世界に生きる冷徹な男、
ガルシアが主人公である。
彼の作品で外国が舞台になるのは初めての試みで、読み始めはさすがに驚いたが、その後ある事件がきっかけで舞台は新宿・歌舞伎町へ……。
新堂の、どの作品を読んでいてもそうなのだが、暴力的表現が秀逸すぎて、読後に、ある種の「快感」が生まれてしまう。
こういう風に書くと、お叱りを受けそうだが「暗黒小説」の魅力は間違いなくそれだ。椅子に座りながら本を読み始めると、決して自分は体験することの無い闇の世界の主人公になり、悪の世界にどっぷりとハマってしまう。
だからこそ、読み終わった後には、今 -
Posted by ブクログ
新堂冬樹の「純愛小説三部作」の3つめ。
紅茶専門店に勤める主人公の女性は、記憶障害の患者を相手に、病院で『作業療法』に従事する、常連の男性客から声をかけられる。
2人は意気投合し、そして付き合い始めるのだが、彼氏が自転車事故で頭を打ったことにより、彼自身が記憶障害に冒されてしまい・・・。
記憶障害の症状や作業療法に関する知識が簡易的だが良く解った。
ただ、昨今の感動もので、『記憶障害』というテーマはとてもありふれていて、そのような小説をたくさん読んでいる人にはどうなんだろう?という感じ。
そういったものを読んでいない自分としては、感動はしなかったが、お話としては楽しめた。ただ主人公の設定が -
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あらすじ 中学時代からグレていた。世羅と若瀬は世羅の強靭的な体力と胆力若瀬はそれに加えて知力を持ち非情な心でやくざの取り立て業をするようになる。闇金融のやり方を覚えた。二人はやくざの金を利用し種金を作ると二人は示し合わせやくざから逃げ東京で闇金融を始める。或る銀行の融資課長が二人の闇金融に退職金を担保に金を借りに来たことから二人の対立になっていく。
相変わらず、登場人物がすべて壊れています。
世羅のキャラはその熊本弁から「殺しあう」家族の主人公の傍若無人ぶりと被って見えます。
若瀬の「氷」ぶりは筆者の形容詞的な表現がメインであって、実際の取立てが「氷」と表現されるのに適当なのか?もうぞ -
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タイトルから白・新堂が書いた恋愛小説かと思ってたら・・・!!!これは黒・新堂のほうの小説ですね。ここまでとことん人間を貶めた小説はなかなかないかも。四つの短編集で、三つ目以外とりあえず出てくる人間が醜いこと醜いこと。とにかく登場人物のみんな吐きたいほどに誰か一途に愛してる。執着してる。そもそも愛とは余裕がなくなって嫉妬や独占欲で人を醜くさせるものですし。あと、出てくる人間も醜いけれど、出てくる料理も醜い!ウジとか、足がもがれたゴキブリだとか、一ヶ月前の刺身だとか、キャットフードとか。さすがにウジやゴキブリはキツイ。もう血と吐瀉物の臭いがどこからともなく漂ってきそうなくらいエグい。でも面白すぎて