新堂冬樹のレビュー一覧

  • 僕の行く道

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    小学校3年の男の子が離れて暮らす母に会いに一人旅立つという物語。
    出会う方々がみんな良い人ばっかなんだよね。
    途中変なおっさんに絡まれたりしたけど。
    新幹線のシーンとか読んでるこっちがハラハラしちゃいました(笑)
    ラストは帯に「泣ける」とうたってるだけあって、切なくなりました。
    読んでいたのが職場でなければ涙腺がじんわり緩んでいたと思います。

    ひとつだけ気になるのは母に会う直前に出会ったおじいちゃん。
    「無事お母さんに会えたら、帰り(←うろ覚え)におじいちゃんにも会いに行く」とか言ってませんでしたっけ?;
    最後はそのまま島を後にしていたので「え、あのおじいちゃんスルー?スルー?!!」ってそっ

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    2010年07月31日
  • ある愛の詩

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    自然豊かな小笠原で育った、どこまでも純粋な青年と、
    辛い過去を持った、心に傷を負っている女性の純愛小説。

    思った事を素直に伝えることが出来、
    自分を犠牲にしてまでも(…という認識は本人には無い)
    好きな相手の願いを叶えたいと思い、行動する青年の純粋さ。
    無償の愛ってこういう事なのかな、と思えました。

    また、青年の純粋さと素直さに惹かれつつも、
    思ったこととは裏腹な態度を取ってしまう女性。
    信じたいけど、信じていいの?…と、トラウマと戦いつつも
    それでも素直になれない行動にも共感できます。

    そして、恋敵の人の良さ。
    各々の人間性が出来すぎている、、とも評価されそうですが、
    ここまで相手を想

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    2010年07月11日
  • 吐きたいほど愛してる。

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    新堂冬樹作品はあまり読んだことはなかったのですが、短編集という帯に釣られて購入。とりあえず、主人公に終始嫌悪感を抱いた短編集ですが、唯一不遇な環境に生まれた女子高生と大学生の話だけが、好きかなあと。後、表現がちょっとえげつなくてそこがちょっとネックでした。

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    2010年06月03日
  • 僕の行く道

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    少年の一途さに感動。
    離れて暮らすお母さんに会うため一人で旅立つ。
    冒険?
    でもお母さんは・・・・。
    マルコみたいにはいかなかったね・・・。

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    2010年05月22日
  • 僕の行く道

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    設定が途中から微妙に変わっているような気がするが、そんなことは関係なく感動する。
    みんな普通にいい人達だ。

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    2010年05月22日
  • 三億を護れ! 上

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    ダメダメ中年サラリーマンが宝くじに当たって平凡な日常が崩壊していく様を描く。
    最初は親戚、近所、テレアポからの攻撃に始まって、詐欺師集団との駆け引き、オチはなんとなく読める。
    主人公の腐れっぷりが凄い。著者は人間のクズを書かせたら天下一品。

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    2010年05月16日
  • 悪の華

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    作品冒頭は、いきなりイタリアのシチリアから始まる。抗争渦巻くマフィアの世界に生きる冷徹な男、
    ガルシアが主人公である。
    彼の作品で外国が舞台になるのは初めての試みで、読み始めはさすがに驚いたが、その後ある事件がきっかけで舞台は新宿・歌舞伎町へ……。
    新堂の、どの作品を読んでいてもそうなのだが、暴力的表現が秀逸すぎて、読後に、ある種の「快感」が生まれてしまう。
    こういう風に書くと、お叱りを受けそうだが「暗黒小説」の魅力は間違いなくそれだ。椅子に座りながら本を読み始めると、決して自分は体験することの無い闇の世界の主人公になり、悪の世界にどっぷりとハマってしまう。
    だからこそ、読み終わった後には、今

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    2010年05月08日
  • 闇の貴族

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    前半は闇の世界でのし上がる経済ヤクザの話。倒産間際の会社が如何にしゃぶりつくされるかが堪能できる。
    後半はのし上がった主人公が崩壊していく話。経済的に崩壊するのではなく、闇の世界の暗殺者のバトルが堪能できる。
    世界を裏で操る機関の存在など、経済ヤクザののし上がりストーリーにしてはかなり大風呂敷が広げられてしまって現実感に乏しくなってしまった感があるがストーリーは楽しめる。
    暴力描写は相変わらず。

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    2010年05月04日
  • ある愛の詩

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    ピュアなお話です


    母に捨てられたトラウマを持つ女性が、想いを素直に表現できる純粋な男性と出会ってお互いに惹かれます


    が、夢に向かう彼女とそれを影で支えようとする彼とのすれ違いから互いに傷ついてしまう…という話です

    悪者は一人もいなく優しい世界に浸れる作品で、僕は好きです



    作中は彼女の心%E

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    2010年05月04日
  • ある愛の詩

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    ちょっと出来すぎていて現実味に欠けるのと、泣かそうとしているのをひしひしと感じるけれど、やっぱり泣けるし、好きな本です。
    ドラマティックでロマンティック。なんだかんだいって、少女趣味な私は好きでした

    そういえばドラマ化してましたね。あれは、なかなかひどかった。
    あとCDは要らないですね。

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    2010年03月18日
  • あなたに逢えてよかった

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    「忘れ雪」とか「ある愛の・・・」なんかよりは、大人な愛です。
    キャンディーボンボンが飲んでみたくなりました。

    タイトルとか表紙のデザインはあんまり好きじゃないけど。

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    2010年03月18日
  • 僕の行く道

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    なんとなく、過去に本で読んだor映画やドラマで見たような話に似てる??「私の頭の中の消しゴム」とか、似てるような。。。
    でも、やっぱり最後は泣いてしましました

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    2010年03月18日
  • あなたに逢えてよかった

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    新堂冬樹の「純愛小説三部作」の3つめ。

    紅茶専門店に勤める主人公の女性は、記憶障害の患者を相手に、病院で『作業療法』に従事する、常連の男性客から声をかけられる。
    2人は意気投合し、そして付き合い始めるのだが、彼氏が自転車事故で頭を打ったことにより、彼自身が記憶障害に冒されてしまい・・・。

    記憶障害の症状や作業療法に関する知識が簡易的だが良く解った。
    ただ、昨今の感動もので、『記憶障害』というテーマはとてもありふれていて、そのような小説をたくさん読んでいる人にはどうなんだろう?という感じ。
    そういったものを読んでいない自分としては、感動はしなかったが、お話としては楽しめた。ただ主人公の設定が

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    2010年03月15日
  • あなたに逢えてよかった

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    記憶を失っていく恋人を支える主人公の切ない気持ちがとても繊細に描かれている作品。

    最後まで読み進めていくにつれて、切ない気持ちが一気に加速していき、涙がこぼれそうになる。

    そんな切ない物語にもかかわらず、ラストにはこんな秘密が!といった驚きもあり、楽しく読めた。

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    2010年02月21日
  • 血塗られた神話

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    描写がリアルでぞっとする時もあるし、
    残酷な展開のところもあるので、
    夜寝る前に読む本ではないが....(苦笑)
    ストーリーはとても面白く最後まで先が読めない展開で 、
    読み応えがとてもありました。
    ヒロインの京子さんの精神力の強さと心の広さに脱帽です!

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    2010年02月08日
  • カリスマ(下)

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    え¨~~!? というようなラストです。
    上中まで読んで、挫折しそうになっている方
    ぜひ最後まで読んでください。

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    2010年06月27日
  • カリスマ(上)

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    新興宗教を大胆にあつかった作品です。
    上中下3冊ありますが、一気に読めます。
    ちょっと、グロい描写もあるので、苦手な人は注意です。

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    2010年06月27日
  • カリスマ(中)

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    586ページ、がっつり楽しませてもらいました。
    城山の小物ぶりに関するしつこい描写は
    読んでいて妙に疲れてきますが、
    やはり神郷教祖の俗っぽさに
    関する描写はたまらない。
    今回は、他県に厳しい修行に行くのに、
    アタッシェケースにエロ本とサラミと
    プッチンプリンを山ほど詰めて行くという
    煩悩まみれの振る舞いに痺れました。
    さあ次は下巻。楽しみだわ。

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    2009年12月15日
  • カリスマ(上)

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    最初は単なるグロ小説かと思い
    ああ読まなきゃ良かった、
    くらいに感じたのですが
    グロシーンから先がすごく面白かった。
    信者の心酔ぶりと教祖・神郷の
    実際の姿の乖離がすさまじい。
    「神だから食事も睡眠も必要ない」と言いつつ
    変装して買いに行ったなだ万のお弁当を貪ったり、
    夜はひたすらヘネシーXOをあおって睡眠したり、
    美人女性信者を部屋に呼んで
    修行という名のもとにまぐわったり、
    裏の行動すべてがひたすら俗の極み!
    はやく次が読みたいものです。

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    2009年12月15日
  • 摂氏零度の少女

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    久々の新堂節だったなぁ。ハッピーエンドとかではないので、楽しく読書する人は読まないほうが良いと思う。
    ってゆうか動物とか昆虫とかを題材に出すのが新堂さんの中で流行っているのだろうか。

    子供に対する教育ってこんなに難しいものなのかしら。ちょっとした出来事の積み重ねで、あそこまで捻じ曲がるものなのかなぁ。まぁ少女の考えが理解出来なかったってことは、ある意味正常なのかもしれない。

    結論、お母さんかわいそすぎ

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    2009年12月04日