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Posted by ブクログ
名門幼稚園への入学を目指す、奥様方のお受験戦争。
そして、そんな世界の中で、劣等感を持つ主人公の異常な心理が事件を起こしていく。
さらに事件の背景となる奥様たちの仲間意識と村意識の中で、自分より弱い相手を攻撃するいじめや、お受験というストレスを解消するために、万引きをする友達。そしてその事実を知った仲間は、今度はライバルを蹴落とすために陰湿な攻撃を始める。
実に怖い世界である。
この本ではそんな奥様方の危ない仲間意識とライバル意識が描かれている。しかもお受験は、子供の将来のためといいながら、奥様たちの虚栄心のために、自分たちの幼い子供に過酷な教育?を受けさせていく。
一人が何か新しいことを始めると、次々に同じ塾に、習い事にと子供をつれまわす。
こんなことをされた子供たちは、本当に幸せな将来がやってくるのだろうか?
主人公の異常心理と合わせて、話全体が異様で異常な世界を描いている、ミステリーというよりもホラーに近い作品。
Posted by ブクログ
夕方のニュースで流れる中学受験。鉢巻をした子供たちが拳を握ってスローガンを叫ぶ。最近ではもう珍しくない光景。
「ここまでくれば宗教」なんて言えているうちはいいのかもしれない。少なくともその熱病じみた騒動の渦中の子供には、まだ自分の意志というものがあるのだから。
小学校受験なんて、親の見栄の張り合いみたいなものだ。ここまでくれば執念と言ってもいい。このお話の場合はあまりに凄すぎて、逆に物語性が強くなってしまったかもと思わせるくらい。
作者が男性の割には、女同志集まってるグループの陰湿且つ厭らしいねちっこさがよく書かれていると思う。ここまで露骨でないにしても、多かれ少なかれ、集団になった女って大抵こういうものだ。
感情移入するかと言われればノーだが、かといって全然分らないのかと言われればそれもまたノー。何だろう、この不思議な感じは。
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