新堂冬樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
愛の形をした狂気を描いた、全四編。
■半蔵の黒子
これが一番最初に来るインパクトはすごい。ビジュアルや臭いから、生理的に吐きそうになる。ありとあらゆる醜さが徹底的に描かれ、目をそらしたくてたまらないけれど、どうしても最後まで読んでしまう。
自分も半蔵かもしれない、という恐怖がこみあげるのは、私だけだろうか。
■お鈴が来る
これも生理的に吐きそうになるけれど、ストーリーの進み方は読めてしまうかもしれない。みんな一番まともな狂い方だと思う。登場人物みんなが陰湿で、いやな感じ。何より主人公が一番いやな感じ。
■まゆかの恋慕
綺麗な話。スプラッタ系。
■英吉の部屋
因果応報系だけれど、決して気 -
Posted by ブクログ
『黒い太陽』『女王蘭』に続く完結編。風俗王をかけた男と男・女と女の意地の戦いは正に経営者とその社員の様に思いました。。夜の世界はよくわかりませんが、どの仕事もどの業種も根本的な考えは同じなのかなと考えさせられました。内容は『黒い太陽』などと比べると、スリルやグロさはありませんが、所々グッとくる場面や人間味が感じられた一作でした。特に印象に残ったフレーズ、『熱く語ることの代わりに、静かに騙せる男になった。情熱を失った代わりに地位を、誠実を失った代わりに名誉を、正義を失った代わりに金を得た。』失わずに何かを得ることの難しさを考えさせられた作品でした。