【感想・ネタバレ】闇の貴族のレビュー

あらすじ

眼球が飛び出し、ペニスを釘で打ちつけられた惨殺死体が見つかった。それは倒産整理会社の経営者・加賀篤が目をつけた破産寸前の企業の社長だった。加賀は自身の部下をはめて犯人を殺させ、数十億の金を手にする……。いつしか巨万の富と権力を手にし、「闇の貴族」と称される加賀。だが、既に崩壊は始まっていた。裏社会を熟知した著者の衝撃作!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人に勧められて読んだ。
著者自身が身を置いていた、闇金融の世界。
どこまでが体験をもとに描かれていて、どこからが想像なのだろうか。
いずれにしても、グロテスクな表現とスピード感のある展開は、読み手をぐいぐいひきつける力を持っている。
また、「敗北者達の大きな失敗は、自信過剰になり、短絡的かつ性急に、物事を進めようとしたことに尽きる」といった、主人公を通して語られる言葉にも真実味がある。
とても闇金融で働いていたとは思えない筆力。
聞けば、著者はメフィスト賞受賞者とのこと。納得。

1
2011年12月28日

Posted by ブクログ

面白かった!
物凄く拒絶反応の出る名前が一人だけ居たけど、そこは仕方ない事として…やっぱり黒新堂さんは読み易い!
後半の暗殺者養成所あたりからは『ジョーカーゲーム』を思い出した。

0
2014年12月13日

Posted by ブクログ

やくざもの

久しぶりの新堂冬樹作品です。インテリやくざの加賀が倒産整理のしのぎで闇社会での仕上がりそして崩壊していくストーリー。

黒新堂らしい作品。納得の一冊でした

0
2013年07月24日

Posted by ブクログ

新堂作品の金貸しものは時々げんなりだけど、
実はアサシンものは大好き。

途中からアサシンの香りがしてきて、訓練所のあたりはうきうきでした。

最後のあたりの微妙な集約のしかたがややがっくりでマイナス1点。

0
2011年08月13日

Posted by ブクログ

忘れ雪など、新堂さんの恋愛モノしか手をつけて
いなかったワタシには衝撃的な本でした(!)
一般人は小説の中でしか覗き見れない裏社会を描いた
ノワール小説。
黒い新堂作品はある意味勉強になります。

0
2010年11月26日

Posted by ブクログ

前半は闇の世界でのし上がる経済ヤクザの話。倒産間際の会社が如何にしゃぶりつくされるかが堪能できる。
後半はのし上がった主人公が崩壊していく話。経済的に崩壊するのではなく、闇の世界の暗殺者のバトルが堪能できる。
世界を裏で操る機関の存在など、経済ヤクザののし上がりストーリーにしてはかなり大風呂敷が広げられてしまって現実感に乏しくなってしまった感があるがストーリーは楽しめる。
暴力描写は相変わらず。

0
2010年05月04日

Posted by ブクログ

闇の貴族 感想
・ページをめくるとどんどんと異世界に伸ばされてく感覚になる。いや、今はやりのファンタジー系では無くて、金貸しとかヤクザとか、闇社会の異世界系。
でも、もっと思ったのが、そんな人死なないの?闇社会って印象。
敢えて、主人公の加賀が人を潰さないように立ち回ってるのなら、濃厚な世界の闇って設定がブレるかな。個人的には人の命は使い潰しって感覚だし、なんも根拠もクソもないけれどな笑
だからこそ、登場人物が最後まで残るのはストーリー的には面白かったけど、濃厚な闇の現実ってよりは異世界感が強くなる感想。
だから物語としては凄く読みやすかった。

0
2020年08月14日

Posted by ブクログ

闇金・ヤクザ・フィクサー。。

ルノワール小説の入口としては、最適の本ではないでしょうか?!

確か新堂さんのデビュー本だったと思います。かなり内容の濃い話ですので、自分の気持ちを平和に保ちたい方にはお勧めできません(^^;)

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2009年10月07日

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