新堂冬樹のレビュー一覧
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「半蔵の黒子」
迷惑な妄想逆ギレ男、半蔵のストーカー話。半蔵の妄想ぶり、自信過剰ぶりが生理的にくる。まさかの「肉ウジチャーハン」。
「お鈴が来る」
ほんの浮気心が原因で狂った妻。奇行は日に日に激しくなり、しまいには「お鈴がくる!」といもしない人形に怯えるようになる。妻の狂いっぷりに、脱帽。さすがにGを食す場面は、気持ち悪くなった。ラストはお鈴=不倫相手と何となく想像はついていたものの、やはり寒気を覚えた。この後主人公は不倫相手とどのように接したのだろうか。女は恐い。
「まゆかの恋慕」
家の前に倒れていた美少女を介護した主人公は、次第に少女と惹かれ合うようになっていく。しかし少女の過去には秘 -
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小学校3年の男の子が離れて暮らす母に会いに一人旅立つという物語。
出会う方々がみんな良い人ばっかなんだよね。
途中変なおっさんに絡まれたりしたけど。
新幹線のシーンとか読んでるこっちがハラハラしちゃいました(笑)
ラストは帯に「泣ける」とうたってるだけあって、切なくなりました。
読んでいたのが職場でなければ涙腺がじんわり緩んでいたと思います。
ひとつだけ気になるのは母に会う直前に出会ったおじいちゃん。
「無事お母さんに会えたら、帰り(←うろ覚え)におじいちゃんにも会いに行く」とか言ってませんでしたっけ?;
最後はそのまま島を後にしていたので「え、あのおじいちゃんスルー?スルー?!!」ってそっ -
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自然豊かな小笠原で育った、どこまでも純粋な青年と、
辛い過去を持った、心に傷を負っている女性の純愛小説。
思った事を素直に伝えることが出来、
自分を犠牲にしてまでも(…という認識は本人には無い)
好きな相手の願いを叶えたいと思い、行動する青年の純粋さ。
無償の愛ってこういう事なのかな、と思えました。
また、青年の純粋さと素直さに惹かれつつも、
思ったこととは裏腹な態度を取ってしまう女性。
信じたいけど、信じていいの?…と、トラウマと戦いつつも
それでも素直になれない行動にも共感できます。
そして、恋敵の人の良さ。
各々の人間性が出来すぎている、、とも評価されそうですが、
ここまで相手を想 -
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作品冒頭は、いきなりイタリアのシチリアから始まる。抗争渦巻くマフィアの世界に生きる冷徹な男、
ガルシアが主人公である。
彼の作品で外国が舞台になるのは初めての試みで、読み始めはさすがに驚いたが、その後ある事件がきっかけで舞台は新宿・歌舞伎町へ……。
新堂の、どの作品を読んでいてもそうなのだが、暴力的表現が秀逸すぎて、読後に、ある種の「快感」が生まれてしまう。
こういう風に書くと、お叱りを受けそうだが「暗黒小説」の魅力は間違いなくそれだ。椅子に座りながら本を読み始めると、決して自分は体験することの無い闇の世界の主人公になり、悪の世界にどっぷりとハマってしまう。
だからこそ、読み終わった後には、今