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うだるような猛暑の七月十五日午後三時、あさがお銀行中野支店で惨劇は起こった。閉店寸前の行内に押し入った男が、男性客と案内係を次々に射殺。人質にとった行員と客を全裸にし、籠城した。何ら具体的な要求をせず、阿鼻叫喚の行内で残虐な行為を繰り返す男。その真の目的とは何なのか? 現代社会の歪みを描ききったクライムノベルの最高傑作!
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Posted by ブクログ
五十嵐順一(羽生田敏文)28歳がハイパワーの拳銃と弾丸150発を持って白昼銀行に籠城する物語。新堂冬樹 著「銀行籠城」、2007.10発行。死を覚悟した人間によって引き起こされる行員と客たちへの恐怖、警察の呼びかけにも一切応じない・・・。強盗犯でもなく、政治犯でもなく・・・。五十嵐の銀行籠城の真の目...続きを読む的は何か!ハイテンポのストーリー展開です。この物語の伏線(発端)にあるのは「警察は被害者の事ばかり、加害者の家族の人権はどうなるのか」にあるのかもしれません。五十嵐と対峙する鷲尾警視の存在に救われます!
わかるなあ
最後の言葉「きてくれて ありがとう」この言葉がこの小説の決め手でした。
「銀行籠城」というタイトルと、全裸の男女のカバーから、ずっと以前に起きた 銀行籠城事件を思い出した。その事件のノンフィクションものかと思ったが、 そうではなく、あの猟奇殺人銀行籠城事件の梅川事件を参考にしたフィクション物だった。 あらためて、梅川事件をネットで検索すると、凄く詳しい内容が載っていた...続きを読む。 作品中でも梅川事件のことを引き合いに出している。 新堂冬樹の小説を読むのは、これが初めてだが、暗黒面の人間描写が凄まじかった。 これが、「黒新堂」と言われるゆえんかと思った。最後に「白新堂」が現れてほっとした。
読み始めからスピード感があり、どんどん物語が進んでいく。 犯行前の序盤で見せた犯人の優しさからは想像できないような残虐な犯行に『一体何故?』と思うも、次第に犯人の動機が明らかにされていく。 他の読者の方の感想を読むと、動機が弱いとの感想が多かったが、確かに犯行の残虐さの割に動機が弱いと感じるとこ...続きを読むろもある。 いやでも、お話としてはとても面白く、ほぼノンストップで読み切ることが出来た。 ぐいぐい話に引き込まれる話というのは、やっぱり面白い小説なのだろうと思う。
最初にやってくる絶望感、ふと思い出すのはケッチャム?でもさすがにそこまでの酷い展開にはならずに、ほっとする。基本的には半日か一日くらいの話なので、スピード感が半端なく、少々ありきたりなところもあるけど、でも勢いがあって好き。
しょっぱなから中盤の籠城シーンまではいかにもグログロしてるが、ラストで急に爽やかなそよ風が一瞬。これを良かった~ととるかしょぼ!ととるかで評価が分かれるか?ちなみに私は小市民なので前者。犯行自体はまるで許せんが、そういうヤツがいることも事実。
人質を裸にするというところでエロスを感じたが、そこは大して関係なかった。しかし新堂冬樹のこうした小説は黒新堂と言われているらしいが、何か作者自身の欲望のはけ口のように感じてしまう。
ー善良な市民以上の悪党はいないー 黒新堂を堪能しようと思ってたらまさかの白新堂!? ・ ・ この終わり方は想像してませんでした。 ・ ・ 加害者の家族は虐げられなければいけないのか。 ・ ・ 罪を犯して本人ではないのに罰を受けなければいけないのか。
本作品は、1979年三菱銀行北畠支店に、客と行員30人以上を人質にした銀行強盗、猟奇殺人事件を参考にして書かれた小説である。 猟銃を手にした男は、その目的をあかさないことで、恐怖を更にあおる。彼の生い立ちが、少しづつ判明するにつれて、事件の動機へとせまるのだが・・・結局、彼は自身の目標を達すること...続きを読むはできたのだろうか、読み手にその判断をゆだねたい。
冷酷な犯人が銀行に立てこもって、人質を次々に殺していくお話。 犯人のバックグラウンドには衝撃の事実が……というような。 ただまぁ、そもそも論になっちゃうんだけど、こういうお話を読むといつも理不尽に思う。だって、どんな経歴で、どんな事情があろうと、人を殺しちゃ駄目だろう。どんなに気の毒でも、頭を打ち...続きを読む抜かれた銀行員には何の関係もない。 金銭の要求や政治的な主張以外を目的にした銀行籠城で、その犯人が冷酷無比に淡々と人を殺していくというのなら、フィクションとして「あり」な展開だった。その場にいる気の毒な人質を犠牲にしてでもテロには屈しないと宣言できるほど、日本警察のメンタリティは冷徹になりきれない。そこを突くなら面白い展開になったろう。 ただ、犯人の動機が明らかになった途端、ちょっとがっかり。それならいっそ、ノワールを突き詰めてほしかった。 これだとただ単に、「復讐の連鎖のもう一つの輪っか」みたいな。 個人的には、銀行内で恋人を射殺された女性が叫ぶ、「犯人を撃ち殺して!」という言葉のほうに同調するし、作中で語られる過去の事件のひとつ、家族を目の前で皆殺しにされてたった一人生き残った少女のほうが、復讐の権利があると思う。 結論としては、作品としては面白かったけど、最後の最後で納得いかない。
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