新堂冬樹のレビュー一覧
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初出の記載なく書き下ろしか
18歳の売れないアイドル未瑠は、積極的に力のあるプロデューサーに枕営業をかけ、巧みな性技(微に入り細に入った表現はポルノ小説のよう)と脅迫で芸能界でのし上がる。
幼い頃から父に性的虐待を受け続けていた18歳のデリヘル嬢樹里亜は、未瑠のブログに批判を書き続け、探偵に撮らせた未瑠の枕営業の写真をネットに投稿するが、未瑠はそれを逆手にとってアイドルからバラエティに転向し成功する。
ところが、近親相姦を強要しようとする父を樹里亜が殺したところで真相が分かる。
私はそれ以降がおもしろかった。ゆがんだ男社会を逆手に取る鞠の生き方は痛快ですらある。
鞠ならセクハラ財務事務次 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『アサシン』新堂
散歩しに行った吉祥寺の商店街で、古本屋さんがあったので思わず嬉しく購入。ああいうお店がどんどん減ってしまっているので、残念なところ。本屋さんは興味なくてもぷらぷらして、目ぼしいものを見つけたりするのが楽しいのに。
今作はアサシン=暗殺者というタイトルからして、ハードボイルドのように小難しい内容かと思っていたけれど、意外とあっさり読み進められる内容だった。
ある組織のアサシン、花城涼は、あるターゲットを狙っているとき、復讐でそのターゲットを横取りして殺傷したリオという女子高生と出会う。行動を共にしていくうちに涼の鍛えられたアサシンとしての心がリオによって氷解していくラブスト -
Posted by ブクログ
ネタバレお金目的でもなく政治目的でもなく人質を取り銀行に立てこもる。
逃走する意思もないから、人質も容赦なく殺される。
結末が気になって一気に読み進めた。
でもラストが微妙。
動機も今一つ薄かった。
お母さんだけでなく、大切な人ができて幸せになると思った矢先にまた不幸になったくらいは欲しかった。
結局、あれでは彼が陥った境遇のままの「やっぱりこんな奴だからこんな事件をおこせたんだろう」というレッテルを貼られるだろう。
誰に復讐できたわけでなく、誰に理解されることもなく、不幸をまき散らしただけだ。
それが目的だ、ということなのかな。
ラストもあっけなく終わってしまったような気がす -
Posted by ブクログ
「明応のナイチンゲール」と呼ばれ、どんな患者にも優しく献身的な対応をすることで病院内でも有名な森下早苗。しかしそんな早苗が働く明応総合病院を、乗っ取りで有名な久我グループが狙っていた。その片腕である前田恭司は、末期癌でホスピスに入院している父親を救う資金をちらつかせながら取材という名目で早苗に近づき、彼女から病院が危ないという噂を流させようとする。
早苗も偽善に違いないと考えるも、「ナイチンゲール」という皮がなかなか破れずイライラする恭司だったが、次第に彼女は本物なのかもしれないと思い出す。そんな2人を描きながらも、早苗の父親をあっさり殺し、極端から極端へと変容する早苗の姿に「あぁ、やっ