感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年12月22日
この作家で最初に読んだ本。
どこか笑っちゃう箇所もあるが、日常と重ねると想像以上の異常さが新鮮で、こんなどうしようもない世界に引き込まれる。
この面白さから他の作品も読む事にした。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
金のためなら財産どころか命も狙う闇金融を営む富樫組若頭の桐生は膨大な借金を抱えたエステサロンのトップセールスマンの玉城をカモにしようとする。端麗な容姿と巧みな話術で女たちに高価な商品を売りつけていた玉城は、桐生の仕掛けたワナにはまってすべてを奪われる……。金と己れだけ信じて舞い上がる暗黒の魂のレク...続きを読むイエム!
やりました!クリティカルヒットです。この暗黒感がたまらないです。金は怪物、金は麻薬、人間の醜さ、残酷さに鳥肌が立ちます。玉城の転落していく様は圧巻です。桐生の謎めいた背景もゾクゾクします。このひろがった風呂敷をどう収束させるのか下巻が楽しみです。
Posted by ブクログ 2014年11月01日
上巻はかなり恐いヤクザ小説で、どんどん追いつめられて行く感じがハラハラしたんだけど、下巻に入ってから急に安っぽくなったというか、えっ、BL小説? ていうか本当の愛を〜とか光が〜とかなんかケイタイ小説みたいなチープな感じがでてしまったなぁと。
Posted by ブクログ 2012年07月22日
序盤は下品で稚拙な表現が続く。展開も陳腐だ。
しかし玉城が嵌め込まれていく中盤あたりから物語が急激に展開していく。それに伴って筆者の表現力も格段に向上する。新堂氏が意図してそうしているのに気付かされる。
ひとつの憎悪が螺旋となって無間に続く、まさに地獄。
それにしても、女性の扱いは問題ありながら...続きを読むも、いきなり巻き込まれた玉城はちょっと可哀想。。。
Posted by ブクログ 2011年11月01日
新堂は何作か読みましたが、ゲイ関連のくだりは鉄板。桐生のオトンの使うリアリティのない九州弁が気持ち悪い。下馬評を気にしすぎたのか、刺激は感じなかった。下巻での巻き返しを期待。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
若頭で闇金の社長。子供の頃、父から性的虐待を受けていた。自分もゲイであることを自覚。父が他の男と性行為をしているのを見て逆上し、殺す。出所後、やくざに引き取られる。やくざの息子もゲイ。女を手玉に取る美玩具営業マンに借金の保証人にさせる。営業マンの女から毟り取りの手口がパラに描かれる。跡目、争いのライ...続きを読むバルに情報がつつぬけ。営業マンは醜男に整形させられる。情報をもらしていたのは組長の息子(ゲイ)。営業マンは、最後に頼りにしていた女に裏切りを知り殺す。最後の修羅場でゲイ
であることがばれる。営業マンが
撃たれるのを庇い絶命。パンチドランカーの手下に暗号で殺しの指令を出したところで完。
父を殺したのは、男への嫉妬。
母が男と夜逃げしたのは、男を連れ込んでやっているところを見られたからと祖母から教えてもらう。「おまえも父ちゃんと同じ」
「隠れてやるのが、ハラハラして最高」