新堂冬樹のレビュー一覧

  • 鬼子(上)

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    出だし・・難しい熟語の多さと、何故か気分が乗らず、なかなか読み進めず。
    しかししばらく読むと、風間令也が何故こんな目にあっているのか、気になって仕方なくなった。
    なんで?なんで?でざあーっと斜め読みしてしまった。
    夜寝るのが遅くなってしまい、しかも読んだ後味が悪く寝付きも悪くなる。。そんな話だ。

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    2015年01月21日
  • ブラック・ローズ

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    父親の敵をとる為に、人を騙して、騙して突き進む様は私には受け入れられず、読み進めるのが苦痛に感じた。
    話事態は、巧妙にできていると思うのだが、私の性格とは合っていなかったかな。。。

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    2015年01月03日
  • 哀しみの星

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    久しぶりに著者の作品を読む。

    白新堂らしい、ほっこりするところ、
    黒新堂らしい、読み進むのもためらうほどのエグい描写の双方が盛り込まれている。

    物語構成は先が読めてしまう部分もあるかもしれないけれど、目が見えない少年と、心に傷を負った女子高生というシナリオ自体は面白いと思う。

    だからこそ、もう少しどうしてこうなったのか?
    そうした掘り下げが欲しかった。

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    2014年11月29日
  • 無間地獄(上)

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    ネタバレ

    上巻はかなり恐いヤクザ小説で、どんどん追いつめられて行く感じがハラハラしたんだけど、下巻に入ってから急に安っぽくなったというか、えっ、BL小説? ていうか本当の愛を〜とか光が〜とかなんかケイタイ小説みたいなチープな感じがでてしまったなぁと。

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    2014年11月01日
  • 摂氏零度の少女

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    完全に中二病な少女のお話だった。幼い頃に可愛がっていた愛犬リトルを安楽死させた母親の影響で死に対する解釈が異常で、動物を安楽死することが良い事だと思ってるぶっ飛んだ子!怖い!
    大好きな母親に毒を盛って殺そうとするなんて精神病みすぎでしょう。怖い怖い。
    こういうお話を読むと本当人間が一番怖いし、善悪がわかっていない事も怖いね。

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    2014年09月30日
  • 哀しみの星

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    母親に殺されかけた経験から心に深い闇を抱く少女と盲目の青年との出会いの物語.青年は少女の闇に気付き,自らの過去の闇に重ね,次第に少女に惹かれていく.そして青年は彼女を救うことを決意する.これ面白いな.もっと掘り下げても良い感じ.単純なハッピーエンドではちと物足りない.人は自らの心を壊さないために時に鬼を棲まわせてしまう.そして一度棲みついた鬼は一生出て行ってはくれないのだと思う.鬼とどう向き合って生きていくのか,そんなテーマだったら良かったな.

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    2014年09月14日
  • 白い毒

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    この方の著作は全て買ってますが、とにかく多作。そして、エンターテインメントに徹してますね。言い換えればメッセージ性が薄い(笑)

    それでも初期の作品はもう少し情熱を注いで書かれていたように思うんですがね。「鬼子」とか「カリスマ」とか、かなり面白かったです。話の筋覚えてるのに、もう一回読みたいですもん。

    ただ、だんだん本人が書くことに飽きてしまったのか、ネタが尽きてしまったのか、最近は似たようなストーリーが多いし、一作ごとの劣化が著しい気がするのは私だけでしょうか。

    とは言いながら、この作品も途中からやめられなくなって、最後まで一気に読んでしまいました。そういう意味で魅力はあるんですよ。そも

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    2014年09月07日
  • ホームドラマ≪完全版≫

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    怖い。
    幸せそうに見える家族の裏に見える狂気。
    当然のことながら人の内面は見えません。
    どんなに幸せそうでも、楽しそうでも、
    その裏側には計り知れない狂気があるかもしれません。
    そう考えると、人って怖い。。

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    2014年09月04日
  • 哀しみの星

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    白新堂路線の小説だが、黒新堂のスパイスも入っている。幼い頃、実の母親に殺されかけた高校生・沙織の裏の顔、転落と再生を描いた物語。

    如何せん、感動の押売りのような強引な先の読める展開が残念。沙織の過去や裏の顔など設定が良いだけに非常にもったいない。黒新堂を表にして、白新堂をスパイスにした方が良かったように思う。

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    2014年08月27日
  • 黒い太陽(下)

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    カリスマオーナーと対決の末決別した青年が辿る裏切りと修羅の水商売道。
    ライバルに俺はオーナーになって比べ物にならない経験をしてきたから敵じゃないみたいな台詞を吐くが、まさにそのとおりな裏技オンパレード。
    後味の悪さも含めてキャバクラには行きたくないと思わせる戒めの書物。

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    2014年08月16日
  • 僕の行く道

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    ネタバレ

    出会う人が皆優しくて、いい人たちで・・・
    心温まる話
    途中まで小豆島に行ってもお母さんに会えないのにと
    思って読んでいたけれど、最後の展開には驚きました
    児童書みたいな感じもあるけど、大人も感動する作品だと思いました

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    2014年07月21日
  • 硝子の鳥

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    すべてを隠し潜入捜査を行う美貌の女公安刑事・梓。捜査情報と引き換えにヤクザの上がりをかすめる悪徳警官・佐久間。コリアンマフィア「朝義侠」の残虐非道なリーダー・李。新宿、大久保を舞台に、覚醒剤の密売をめぐって3人の欲望と思惑が入り乱れる。いったい誰が味方で、誰が敵なのか。そして裏切りと不信のうちに訪れた、驚愕の結末とは…。ノワール小説の帝王・新堂冬樹が描く初めての警察小説。一気読み必至の傑作!!

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    2014年06月22日
  • 悪虐

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    酷いことをする動機が弱いというか・・・。その部分をもっと深めてくれたら、もっと感情移入して読めるようになるんじゃないか、と思う。

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    2014年06月19日
  • 悪虐

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    おもしろくなくはなかったけど、なぜこれを書いたの?感は尋常じゃない。

    かなり薄めのカルピス。
    天狗も歩けば鼻に当たる。

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    2014年03月24日
  • 黒い太陽(下)

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    たまにバラエティ系情報番組に出演する新堂冬樹さんのキャバクラを舞台にした成り上がり小説。エンタメ小説だがなかなか楽しめました。キャバクラの内情が見えて面白いのと、そこで働く人達の戦うさまが熱く目が覚める。たまにはエンタメ系も楽に読めていいかな。

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    2014年01月09日
  • 白い毒

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    病院乗っ取りの話。作者お得意のエグい描写はゼロ、でも白新堂というわけでもなく、なんとも中途半端な感じ。やはりどちらかに突き抜けて欲しい。(黒希望 笑)

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    2013年12月26日
  • 枕女優

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    枕営業という、自分の体を売ってでも、這い上がりたい女優のお話。途中で、本編とは関係のないストーリーがインサートされていて、何だこれ?と思っていたが、最後まで読むと、その理由がわかる。(正確に言えば、多分、そういうことだろう と推測できる。)
    作者あとがきで、「事実とは言えないが、ウソではない」といったことを言っている。作者は芸能プロも経営しているので、本当なのだろう・・・。

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    2013年12月14日
  • ブラック・ローズ

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    テレビ制作のプロデューサーの復讐劇を軸に、テレビ業界・芸能界の裏側が描かれています。
    最近はネットなどの影響もあり、嘘だろうが真実だろうが裏事情が暴露されることも多々あります。番宣のためにある時期に特定の芸能人が頻繁にメディアに登場することや、番組内の「やらせ」をリークしたりで情報社会の恐ろしさも感じています。
    主人公は父親を自殺に追い込んだ人物を「つぶす」目的である連ドラのプロデュースを仕掛けていきますが、時に罪悪感や正義感に押しつぶされそうになる。
    展開がポンポン進んで行って、飽きることなく読めましたが、個人的にはラストが微妙でした。「ノンストップミステリー」とありますが、それほどミステリ

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    2013年11月10日
  • 白い毒

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    『白と黒が出会うとき』の改題。純愛と病院乗っ取りをテーマにマザー・テレサのような看護婦・森下早苗と詐欺師・前田恭司の二人を中心に描かれる物語。いわゆる白新堂と黒新堂のフュージョン作品なのだが、展開が見え見えの上に説明がくどくて、つまらなかった。

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    2013年11月09日
  • 天使がいた三十日

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    妊娠中の妻を亡くした作曲家が絶望して死を迎えようとまで行き詰った時に、1匹の犬と出会い再び生きようとしていく物語。

    恋愛小説だが、その犬が亡くした妻の意思を受け継いでいるかのごとく
    振る舞いをする姿がこの先に何かが待ち受けているのではと思わせる
    ミステリー的な面白さがある。

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    2013年10月20日