新堂冬樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テレビ制作のプロデューサーの復讐劇を軸に、テレビ業界・芸能界の裏側が描かれています。
最近はネットなどの影響もあり、嘘だろうが真実だろうが裏事情が暴露されることも多々あります。番宣のためにある時期に特定の芸能人が頻繁にメディアに登場することや、番組内の「やらせ」をリークしたりで情報社会の恐ろしさも感じています。
主人公は父親を自殺に追い込んだ人物を「つぶす」目的である連ドラのプロデュースを仕掛けていきますが、時に罪悪感や正義感に押しつぶされそうになる。
展開がポンポン進んで行って、飽きることなく読めましたが、個人的にはラストが微妙でした。「ノンストップミステリー」とありますが、それほどミステリー要素は強く無い気がしました。 -
Posted by ブクログ
実在の事件を基にしたノンフィクションルポのような小説は数多いですが、このネタは… 正直きっつい…
最近の女芸人+占い師とか、尼崎事件とかともリンクしちゃってて、もう
暴力をベースとした洗脳 ってのの恐ろしさをこれでもかと叩きつけてくるよう…
読後感は、決してよくないどころか、読んでいる最中から、もう なんというか、気が… 気が滅入ってきてしかたないw
でも、読まずにはいられない
結末を見届けなくては、嫌悪感に耐えに耐えて読み続けた意味がなくなる、みたいな… 最後の方は、ただそれだけでした
読み応えは充分 というか、充分すぎるほどw
ただ、あまりにも気が滅入ってしまったので、本来なら星4以上なんでしょうけども、1つ減らして… アカン、もうムリ… -
Posted by ブクログ
ネタバレわたしは,白新堂しかまだ読んだことがない。
この作品は,ある意味での純愛であるならば白新堂なのだろうか。
でも,人のどす黒いところも表現している意味で言えば,黒新堂でもあるのか。
暗黒純愛小説集・・・。
暗黒純愛・・・内容はどれも愛を受ける側が抱く恐怖があった。
小説集ということで,全4作品。
『半蔵の黒子(ほくろ)』
・・・これは何より初っ端なのに一番グロテスクな作品。読みながら場面を想像するだけで気持ち悪くなってしまった。物語の内容は,自分の妄想に溺れる男のはなし。
あまりミステリーやホラー小説を読まない私なので,過去にグロテスクと感じたのは,綾辻行人の"人の焼け焦げる"表現と,人が切られた際の"肉片ある脂肪"の表現以上に気持ち悪さを感じた。
『お鈴が来る』
・・・円満だった夫妻。その妻に襲い掛かる恐怖と夫を信じたい想い。その狭間で狂っていく妻。妻が思いを打ち明けてくれれば,夫がもっと妻の様子を気遣うなどすれば,そんな結末にはならなかったのでは?と思う。
『まゆかの恋慕』
・・・恋慕(れんぼ)とは恋い慕うこと。本作品中でこの中では一番,綺麗と感じる作品。綺麗というのは曲がっていない,いわゆる一般的な"愛"を感じるということ。登場人物のまゆかが可哀そうでしかたなかった。辛いだろうけど二人で共に生きていく選択もあったはずだ。
『栄吉の部屋』
・・・実の娘に虐待される寝たきり老人の物語。高齢化社会だけあり,フィクションなのに生々感じてならない。娘を愛しすぎた故であり,またこれも自分の妄想に溺れた男の物語。
この作品は,
読んでいて気持ち悪くなる場面が多々ある。それもあって繰り返し読むことはそうはないと思う。わたしはあまり"どろどろした人間関係"や,"人の汚い部分",を物語として読むことを好まない。
読む前は,タイトルから曲がった愛なのだと思ってはいたが,ここまでいくとは思わなった。