新堂冬樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2008/12/28
私と母が好きな作家さん。
これは母が薦めて来たので読みました。
新堂冬樹にはじめて触れたのが純愛小説だったため、「黒新堂」と呼ばれるほうの書物を読むのは初めてでした。
「白新堂」のほうの印象が強かった為、読むのがきつくなるかなーと思いきや、
結構楽しめました。
この本が新堂冬樹氏のデビュー作らしく、なんだかそういわれるとそんな感じもしなくもないなーと思いました。
どこかまだ不完全なところや、不明瞭なところがところどころあり「ん?」と思わせますが、ストーリーはとても面白みがあり、展開のテンポもちょうどいい感じがして、
割と楽しめた1冊でした。
しかし、やはり「あれ -
Posted by ブクログ
夕方のニュースで流れる中学受験。鉢巻をした子供たちが拳を握ってスローガンを叫ぶ。最近ではもう珍しくない光景。
「ここまでくれば宗教」なんて言えているうちはいいのかもしれない。少なくともその熱病じみた騒動の渦中の子供には、まだ自分の意志というものがあるのだから。
小学校受験なんて、親の見栄の張り合いみたいなものだ。ここまでくれば執念と言ってもいい。このお話の場合はあまりに凄すぎて、逆に物語性が強くなってしまったかもと思わせるくらい。
作者が男性の割には、女同志集まってるグループの陰湿且つ厭らしいねちっこさがよく書かれていると思う。ここまで露骨でないにしても、多かれ少なかれ、集団になった女 -
Posted by ブクログ
『「ある愛の詩」は、純愛小説です』。これが一番要約された紹介文です。小笠原で育った、イルカのテティスと話せる青年・拓海と、声楽のプロを目指す女性・流香の物語です。
拓海は幼少のころ両親を亡くし(記憶はない)、イルカのテティスは母を亡くし、流香は母が声楽のプロになるためイタリア・ミラノに行き別れ(小学校程度のころ?)ています。つまり、メイン登場人物はツライ過去をもっています。
「新堂冬樹さんの文体が自分にあっているのと、よかったけれど、あと一押しの感じがする」というところから、よかったけれど、名著レベルではない★4つです。
2008.02.20. ランク改訂 -
Posted by ブクログ
この「ホームドラマ」という小説は、一見幸せな家庭の中に潜む狂気を描いた4つの短編を収録している。
そしてその中の一遍である「団欒」の、まさに主人公がマスオさんなのだ。
この「団欒」に登場する中年男性は、妻の実家に同居している。
頑固ですぐにカミナリを落とす義父、何を考えているのかわからない義母、自分勝手でマイペースな妻。
生意気で抜けている義弟、空気の読めない優等生の義妹、可愛くない飼い猫・・こんな中での同居生活。
そしてこの小説に登場するマスオさんらしき人物は、陰で猫(タマ)を虐待し、ウキエさんをいやらしい目で見たりするのだ(笑)
まあここまでくると極端だけど、必ずしもマ -
Posted by ブクログ
鷹場英一,元キャバクラ店員。代行
復讐屋社長。父源治から虐待。姉澪はヤクザの情婦。英一は姉と付き合う男を殺そうとする程の愛。
澪が恐れているのは英一。源治は
それを知っていた。澪は英一を騙す為に源治に犯されたと言う。
3人とも以上なサド。大学病院の
助教授を脅し裏口入学でかせいだ
2億円を奪う計画を源治が誘う
澪との情交のビデオを盗撮。
3人共自分以外を殺そうとする
源治が英一を偽の復讐で嵌める。NO.1の女の顔をズタズタにしヤクザ(澪の情夫)にばらすと
脅される。パリで新しい戸籍で暮らそうという英一をヤクザの殺す計画の澪。源治は英一に暴発する拳銃を盗ませる。受け渡しの現場
助教授は金を持って