新堂冬樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新堂冬樹の小説を読むのは2作目。
「闇の貴族」同様、読者を引き込む筆力に下を巻く。
著者は内面の葛藤を言葉にするのが上手い。
シャブ中の速見が「神の道を進む者には、いつだって妨害が入るものだ。キリストが迫害されたように、覚醒剤も、だから禁止されている。白い眼でみられる」と語るところがある。宗教団体の信者も同じようなことを言っていた。
傍から見たら、迫害されて当然だが、本人は「正しいがゆえに迫害される」と主張する。
正しい、正しくないというのは、そのときの世間の価値観だ。
すなわち、世間の価値観に合わないところで、正義を主張しても、それは宗教のドクマにすぎない。