新堂冬樹のレビュー一覧

  • 殺し合う家族

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    この事件を知ってからノンフィクションとセットで持っていたのですが、
    10年越しくらいに勇気を出して読んでみました。

    主人公たちが富永により正常な判断力を奪われ、暴力や殺人という選択肢に抵抗がなくなっていく様が本当に怖かったです。

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    2025年10月17日
  • 誰よりもつよく抱きしめて 新装版

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    本当に愛してくれている人は、自分の見えないところでたくさんの時間や労力を使って愛してくれているんだなぁと温かい気持ちになった。 自分用メモ p.225 別の世界こそが本来、あなたの住む場所かもしれないのに、少しも疑おうとしない。

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    2025年09月22日
  • 1万⼈の⼥優を脱がせた男

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    久しぶりに読んだ作家さんでした
    若い頃にこの作家さんの書く文書が
    自分には縁のない世界の話で面白かった
    久しぶりに手を取りましたが、読みやすい表現になっていて、懐かしい感じがしながら読めました
    最後、いきなり終わってしまった感じがしました

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    2025年09月21日
  • 誰よりもつよく抱きしめて 新装版

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    [映画版を鑑賞]
    強迫性障害による潔癖症になった絵本作家の水島。彼と学生時代から付き合い、同棲している書店員の月菜。ある日、スマホを忘れたとお店にジェホンが来て。

    潔癖症はつらそうですね…医者が意外と冷たいと思ってしまった。月菜があんなジェホンに惹かれたのがよくわからない。久保史緒里さんはイメージ通りの役柄でピッタリな感じでした。

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    2025年07月24日
  • おかえり ~虹の橋からきた犬~

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    広告代理店に勤務している小谷菜々子は、保護犬だった茶々丸の里親になって以来、日頃は定時に業務を終えると即座に帰宅していた。
    犬が単独で我慢できる限界は8時間迄と、茶々丸を保護した獣医さんから里親としての責任を要求され、茶々丸の里親になって以来、一緒に居る時間を最優先にして生活していた。
    そのために、同僚からの宴席などの誘いなども一切受けず、さっさと帰宅していた。
    ある日クライアントと一緒に宴席に出席しなければならない事態となり、やむを得ず顔だけ出して可能な限り途中で退席するつもりだった。
    ここ数日、茶々丸の様子がイマイチで、食欲もないことが気になって獣医に診てもらったところ、肝機能が低下してい

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    2025年05月31日
  • 誘拐ファミリー

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    ネタバレ

    誘拐を家業にしている家族、という設定は面白かった。
    兄と弟の騙し合いも二転三転して、そこそこ楽しめた。
    個人的にあまり共感を抱けるキャラクターがいなかったのが難点。
    ちょっと途中でよくわからなくなってしまった。

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    2025年05月04日
  • 誘拐ファミリー

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    新堂冬樹『誘拐ファミリー』集英社文庫。

    誘拐をテーマにしたコン・ゲーム小説といったところか。最初に描かれた身代金誘拐はなかなか面白い展開で、この調子でストーリーが展開するのかと大いに期待したのだが、やたら説明的な混沌とした展開になり、何とも呆気ない幕切れだった。


    世田谷でペットホテルを営む浅井家は先祖代々、誘拐を裏稼業としていた。浅井家は、祖父の大樹、父親の大地、母親の海、長男の太陽、次男の吹雪、長女の星の6人が硬い絆で結ばれ、法では裁けぬ悪党ばかりを誘拐しては、多額の身代金を手にしていた。

    次に浅井家が狙ったのは、悪徳巨大宗教法人の教祖の息子と娘だった。このデカいヤマは、浅井家の長男

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    2025年04月23日
  • 直木賞を取らなかった男

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    この小説家を知った時は、吃驚しました!
    黒作品と白作品、本当に同じ人が描いたものなのか⁉︎って感じでした

    本書は、デビューから今に至る小説家人生を描いた作品で、小説家は作品を創作し続けることが如何に難しいか、創作物というより、まさに商業的な継続は、経営と同じ思考なんだと

    小説家と編集者、ここにも1人では成し得られなかったタイミングがあるんですね。

    にしても、金髪、ガングロ、ミラーのグラサンはインパクトあったなぁ(笑)

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    2025年03月23日
  • 直木賞を取らなかった男

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    自伝⁈「ベストセラー作家になるために直木賞に背を向けた」「直木賞や芥川賞はレコード大賞と違ってどれだけ売れたから受賞できるというものとは違う。理由は選考委員が作家だから。それぞれの作家の好みだから」村山さんに続いて「直木賞」テーマ。読者としては、それほど気にしないが、これが受賞作?というケース増えているのは気になる。これ読んでる時、米澤さんが新たに直木賞の選考委員になったというニュース。まだ45歳くらいだっけ。プライド高い年長の作家、「いらない」というケースさらに増えるかも。ノワール作品、一番印象に残っているのは「模倣犯」かなぁ。

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    2025年03月05日
  • 直木賞を取らなかった男

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    この本の著者 新堂冬樹氏の作品は、2012年に「傷だらけの果実」を読んで以来です。

    作家にとっての文学賞の意味と、ベストセラー作家となって売れる本を書く意味を対比しつつ、小説家と編集者、そして出版社の裏側的なものを描いたような作品でした。

    決してこの作品の主人公、日向誠が著者を投影しているとは思いませんが、著者の活躍を振り返ると、似ているところも多い気がします。

    ただ私の体調が今ひとつだったこともあって、作品のテンポに乗り切れず、まともな感想を持つことができなかったのは残念です。

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    2025年02月03日
  • なごり雪

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    あの事故さえなければと思ってしまうけど、うっかりしてしまうことってある。恐ろしいけど。その後のことは自分ならどうするだろうと考えさせられた。

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    2025年02月01日
  • 1万⼈の⼥優を脱がせた男

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    新堂冬樹『1万人の女優を脱がせた男』幻冬舎文庫。

    これは非常につまらない。何とも腑抜けた結末と先の読める幼稚なストーリーにがっかりした。


    AV制作会社スターカラットの専務にしてプロデューサーの花宮湊は、面接でダイヤの原石と言うべき逸材、彩未を見出す。同じくAV女優になるべくして産まれて来たようなちひろをスカウトする。

    しかし、ちひろは反社会的勢力が経営するAV制作会社の南斗企画との契約で揉めており、花宮はスターカラットと南斗企画の新人AV女優の握手会で決着を付けようとする。

    本体価格710円
    ★★★

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    2024年12月27日
  • 哀しみの星

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    普通の思春期のいわゆる「荒れた」女の子の話。。でした。
    幼い頃、母親に殺されそうになった経験から自暴自棄になり、行きていくことに意味を見いだせないサオリ。公園で出会った目の見えない少年によってその人生が動き出す。

    サオリが堕ちていく様は昔流行った「積み木くずし」というノンフィクションを思い出した。
    家庭内暴力、家出、タバコ、酒、薬、リンチ。。いろいろな悪いことに手を染めるサオリ。
    それをたった4回しかあったことのない良に救われていく。。。

    この2人が共鳴した「闇」は計り知れなくて、私には理解しがたいものでしたが、最後の終わり方が、いわゆるお涙ちょうだいではなく、意外で良かったです。しかし、

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    2024年11月27日
  • 枕アイドル

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    ネタバレ

    未瑠
    ショコラのメンバー。イメージカラーはレッド。少女漫画から飛び出したようなビジュアル。テレホンオペレーター会社でアルバイトをしながら生計を立てている。十七歳。ソロで勝負したい気持ちがあり、枕をしている。

    梨乃
    ショコラのメンバー。イメージカラーはイエロー。不細工とは言わないまでも、かわいくもない。十六歳。

    奈緒
    ショコラのメンバー。イメージカラーはブルー。不細工とは言わないまでも、かわいくもない。十六歳。

    太宰
    三十代で、長髪で青白い顔をした物静かな雰囲気で小説家の太宰治に似ているという理由で、オタク達にそう呼ばれている。

    グローバルプロ
    ショコラが所属する事務所。ショコラ以外はす

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    2024年11月22日
  • 虹の橋からきた犬

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    ネタバレ

    芸能関係の世界も描かれており、強みをいかして書いておられるということと、ストーリーの内容はそこまで過激ではなくノンフィクションに近い感じ、この2点があとがきをみる前の率直な感想。

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    2024年11月17日
  • 悪虐女子と2億円 ~そのカネは私のモノ~(分冊版) 【第2話】

    購入済み

    それぞれの関係性や思惑があって面白い。ここまで来ると親子でも関係ないですね。最後は誰が勝ち逃げできるのか続きが気になる。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年10月12日
  • ろくでなしとひとでなし

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    物語はさらっと読めた。
    貧乏から何とかして成り上がろうとする話。
    展開がだいたい予想ついたし、物語として特別新しい感じもなかった。
    でも私はこれはこれで面白かった。
    華の唯一の友人以外の登場人物が全員が「ろくでしとひとでなし」という事なのだろか…?

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    2024年09月11日
  • 少年は死になさい…美しく

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    妻と子供が残酷に殺されたDVDをみた旦那は取り乱すこと無く一言[美しくない]と言った。 ここから彼の『作品作り』がはじまるのですが初っ端からドえらいグロが待ってる。残念だったのは最後が駆け足気味だったこと

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    2024年07月30日
  • 任侠ショコラティエ

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    ネタバレ

    難しそうなテーマでどんな作品になるか楽しみで手に取りました。最初の展開は、新堂氏らしくない大人しい展開だと思っていたら後半から味が出て来た感じがしました。テーマの斬新さでは良かったですが、内容はなんだか中途半端でしたので☆3

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    2024年07月28日
  • 虹の橋からきた手紙

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    真剣に読むと泣きそうなるから写真と名前と好きな食べ物に注力して読みました。透明になってそばにいるよって素敵な考え方。まだ先だと思いたいけどうちの猫たちも私のこと虹の橋で待っててくれたらいいなあ。

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    2024年06月01日