新堂冬樹のレビュー一覧
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広告代理店に勤務している小谷菜々子は、保護犬だった茶々丸の里親になって以来、日頃は定時に業務を終えると即座に帰宅していた。
犬が単独で我慢できる限界は8時間迄と、茶々丸を保護した獣医さんから里親としての責任を要求され、茶々丸の里親になって以来、一緒に居る時間を最優先にして生活していた。
そのために、同僚からの宴席などの誘いなども一切受けず、さっさと帰宅していた。
ある日クライアントと一緒に宴席に出席しなければならない事態となり、やむを得ず顔だけ出して可能な限り途中で退席するつもりだった。
ここ数日、茶々丸の様子がイマイチで、食欲もないことが気になって獣医に診てもらったところ、肝機能が低下してい -
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新堂冬樹『誘拐ファミリー』集英社文庫。
誘拐をテーマにしたコン・ゲーム小説といったところか。最初に描かれた身代金誘拐はなかなか面白い展開で、この調子でストーリーが展開するのかと大いに期待したのだが、やたら説明的な混沌とした展開になり、何とも呆気ない幕切れだった。
世田谷でペットホテルを営む浅井家は先祖代々、誘拐を裏稼業としていた。浅井家は、祖父の大樹、父親の大地、母親の海、長男の太陽、次男の吹雪、長女の星の6人が硬い絆で結ばれ、法では裁けぬ悪党ばかりを誘拐しては、多額の身代金を手にしていた。
次に浅井家が狙ったのは、悪徳巨大宗教法人の教祖の息子と娘だった。このデカいヤマは、浅井家の長男 -
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普通の思春期のいわゆる「荒れた」女の子の話。。でした。
幼い頃、母親に殺されそうになった経験から自暴自棄になり、行きていくことに意味を見いだせないサオリ。公園で出会った目の見えない少年によってその人生が動き出す。
サオリが堕ちていく様は昔流行った「積み木くずし」というノンフィクションを思い出した。
家庭内暴力、家出、タバコ、酒、薬、リンチ。。いろいろな悪いことに手を染めるサオリ。
それをたった4回しかあったことのない良に救われていく。。。
この2人が共鳴した「闇」は計り知れなくて、私には理解しがたいものでしたが、最後の終わり方が、いわゆるお涙ちょうだいではなく、意外で良かったです。しかし、 -
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ネタバレ未瑠
ショコラのメンバー。イメージカラーはレッド。少女漫画から飛び出したようなビジュアル。テレホンオペレーター会社でアルバイトをしながら生計を立てている。十七歳。ソロで勝負したい気持ちがあり、枕をしている。
梨乃
ショコラのメンバー。イメージカラーはイエロー。不細工とは言わないまでも、かわいくもない。十六歳。
奈緒
ショコラのメンバー。イメージカラーはブルー。不細工とは言わないまでも、かわいくもない。十六歳。
太宰
三十代で、長髪で青白い顔をした物静かな雰囲気で小説家の太宰治に似ているという理由で、オタク達にそう呼ばれている。
グローバルプロ
ショコラが所属する事務所。ショコラ以外はす