【感想・ネタバレ】ろくでなしとひとでなしのレビュー

あらすじ

コロナ禍、収益が萎む出版界で左遷の憂き目に遭う編集者の佐伯華。実家の食堂もやはり売上が落ち、酒浸りの父に金を無心されて、絶望感に苛まれていた。そんなとき親友に紹介されたのがマッチングアプリだ。狙うのは年商数百億円の財閥の御曹司。会えない日常を逆手にとり、華は美容に励み、両親を偽装までして、〝上級国民〟入りを目指すが……。

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Posted by ブクログ

物語はさらっと読めた。
貧乏から何とかして成り上がろうとする話。
展開がだいたい予想ついたし、物語として特別新しい感じもなかった。
でも私はこれはこれで面白かった。
華の唯一の友人以外の登場人物が全員が「ろくでしとひとでなし」という事なのだろか…?

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2024年09月11日

Posted by ブクログ

出版社勤務の華が倉庫勤務に左遷されたことをきっかけに、マッチングアプリで財閥御曹司を落とそうと嘘を重ねていく話。

真面目そうな華が、突然人が変わったかのように、人を見下す側になろうと次々と嘘を重ねるのが浅はか。
華のお金を宛に当てにする両親や、父親役として雇われた橋本、一見完璧に見える御曹司など、安っぽいドラマのような登場人物と展開だった。
がしかし、想像できていても華がどんどん後戻りできない沼にはまっていく姿にハラハラ。意外にも面白かった。

とは言え結末がいまいちかな。
華は最後までろくでなしにも、ひとでなしにもなれなかったのかな。
どちらかに振り切れて欲しかった。

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2022年05月27日

Posted by ブクログ

新堂冬樹『ろくでなしとひとでなし』幻冬舎文庫。

文庫書き下ろし。因果応報。欲に目の眩んだ主人公の佐伯華が嘘に嘘を重ねて手に入れた夢の生活も泡沫の如く消え、何処までも堕ちていく。登場人物の殆どが異常。まともなのは華の友人のゆきのみ。余りにも平凡な作品。

新型コロナウイルス感染禍で業績が悪化する出版社に勤める編集者の佐伯華に突如もたらされた左遷人事。これまで積み重ねて来た仕事の実績が認められず、赤字続きの実家の食堂を支えて来た苦労も報われぬ華は親友のゆきに紹介されたマッチングアプリで年商数百億円の財閥の御曹司を狙うが……

本体価格710円
★★★

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2022年02月13日

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