あらすじ
妊娠中の妻と2歳の娘を少年たちに凌辱の末惨殺された恭介は、犯人の少年たちを切り刻み、それを撮影したDVDを犯人宅に送りつけた。しかしそれは復讐ではなかった。妻子の殺され方が美しくないことへの憤りだった。恭介にとって人間の死体は至福の「芸術品」であるべきなのだ。23年前、キスした姿の少年と少女の生首写真が被害者宅に届けられる事件があった。ご丁寧にもその写真には「ファースト・キス」というタイトルまで付けられていた。事件は迷宮入りし、警視庁の名倉警部は今でもその屈辱を胸に抱いているが、その犯人こそ当時中学生の恭介であった……。
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Posted by ブクログ
とにかくグロいから苦手な人は苦手かもしれないけど、けど文章から伝わる美しさがとても強い作品だと思ってます!!最初奥さんや妊娠中の赤ちゃんや娘を殺されて嘆き悲しむかと思いきや美しくない。。。って怒るのは度肝抜かれた爆笑めちゃくちゃ好きな作品!!!
Posted by ブクログ
まず、題名美しいよねー!。初っ端からグロいよー。まあ休む暇もなくグロいにょ(◉∇◉)でも初手のやつが個人的に1番嫌でグロいと感じた。妊婦と幼子をあんなに……女性がその様な扱いをされているのはとても心にクル
Posted by ブクログ
最初から最後までグロかったです。が、自分の中では1番最初の妊婦さんのやつが1番グロかったかな…と思います。
後、脳みそを練乳に見立てたやつは結構気に入りました。美しいと思います。
一気に読み進めてしまうような謎の中毒性を感じました。
Posted by ブクログ
何ヶ月も探してようやく見つけて即購入しました。
ひたすらグロい描写なのにサクサク読み進めてしまう不思議な感覚があった。最後の展開が早足すぎたのと、名倉警部が結局捕まえずに終わってしまったところが残念に感じた。全員のイカれ具合が最高でストーリーは面白かったが最後の煮え切らなさとグロすぎたのでこの点数で
Posted by ブクログ
妻と子供が残酷に殺されたDVDをみた旦那は取り乱すこと無く一言[美しくない]と言った。 ここから彼の『作品作り』がはじまるのですが初っ端からドえらいグロが待ってる。残念だったのは最後が駆け足気味だったこと
Posted by ブクログ
タイトルで購入。
最初から最後までグロかった。
救いはない。
「作品」は彼の思うように完成されていく。
唯一の理解者だと思った名倉刑事の反応に怒りがわく恭介。刑事の反応が許せない、「作品」を冒涜されたと思う感情がすごい。
最後に登場する女性は母親?
懐かしくも、吐き気がする、怖気のする存在。
彼の過去が何もなく、最後にいきなりでてくるので、所々にあった方が良かったかも。
母親の言葉に影響されたってことなのかな…?
恭介という偽物の姿だけでなく旬のことも知りたかった。
完璧を求めていた、そうしてきたはずの彼、しかし完璧ではなかった…。
Posted by ブクログ
こんな気持ち悪い小説読んだの初めて。スプラッタ、スプラッタで読むのやめようかと思ったけど、苦手な本も読んでみようという挑戦心で読み進め、さっさと読み終えてしまいたくて一気に読んだ。スプラッタな気持ちの悪さに神経がもっていかれてしまうけど、筋や設定が甘い。こんなの面白く読む人いるんだろうか。著者はどういうねらいでこんなの書いたんだろう。
匿名
ひたすら暴力、グロといった内容。
最初から最後まで、エグくて読むのに体力を持っていかれました。
途中、あまりの描写に文章から映像として想像を膨らませたくないと思いましたが、リアルに描写されていて嫌でも想像させられてしまいます。
主要登場人物のほとんどが普通じゃない。
Posted by ブクログ
新堂冬樹『少年は死になさい…美しく』中公文庫。
確かにどこから見ても真っ黒な黒新堂全開の嫌悪感が止まらない新堂冬樹史上最悪の小説。冒頭からエグい描写が連続し、最後までこのままの調子でストーリーが続くのだが、結末が平凡過ぎのように思う。とにもかくにも恐ろしくも、徹底的に醜悪な作品。
ある日、出版社に勤める潔癖症で完全主義の中島恭介の元に何者かからDVD-Rが届けられる。そこに撮された映像は恭介の妊娠中の妻と2歳の娘が少年たちに凌辱され、惨殺されるおぞましい姿だった。しかし、何故か恭介は少年たちに復讐の念は抱かず、妻子の殺害方法が美しくないことに憤る。
恭介は中学生だった23年前に少年と少女を殺害し、その生首をキスした状態で撮影し、『ファーストキス』というタイトルを付けて被害者宅に送り付けた恐るべき殺人鬼だったのだ。この事件は迷宮入りし、恭介は23年間、死体で芸術を表現したいという自己の強い欲求を抑えていた。
活動を再開した殺人鬼の本性とは……
恭介が創り上げた最高傑作『鬼畜と聖母』と題された作品の正体とは……
本体価格900円
★★★