あらすじ
コメンテーターや情報番組MCが唇を削がれ十指を切断される連続殺人事件が発生。額には「粗大ごみ処理券」のシールが。被害者の共通点はこの国の「老害」を糾弾していた。一方事件を担当する神谷刑事の娘は、出会い系アプリで知り合った男と会った後失踪した友人の行方を追うが、片胸を切り取られ殺害されていた。これらの殺人事件にはある共通の人物が浮かび上がったが、その背後に「昭和殿堂会」なる組織の存在があった。
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Posted by ブクログ
衝撃的な話ではあったが現在のネット世界あり得る事だとおもう。
マッチングアプリでの犯罪は年々増えている。
気をつけなければな
ありふれた感想ですが
Posted by ブクログ
ポップな表紙とタイトルから受けるイメージと全然違う……‼︎ こういうのもイヤミスって言うのかな? キャラを好きになっただけにしんどい。私はミステリに爽快感を求めてるいるのかも、という気づきが得られた。
Posted by ブクログ
眼を逸らしても、事実は変わらない。
現実から逃げても、事実は変わらない。(P.226)
パパ活や出会い系といった現代の闇というか、お金と欲が渦巻いている現実を身近に感じさせるような作品。失踪した親友を助けるために、敵に向かっていく朝陽ちゃんの行動力、そして何より印象的だったのが、佐藤をメッタ刺しにするシーン。女子高生、雨、血の赤、新堂さんの文章だけで、残酷なのに美しいシーンへと変わっていく。神谷の暴力的だが、娘は人一倍大切にしている2面性のある人物で、実際に私の上司だったら嫌なタイプかもしれないが、どこか憎めないキャラクターだった。金と権力のある高齢者が、老害と言われ、実際に怒りを持っている人も大勢いるのだろう。ポールみたいにクズで気持ち悪い人物の描き方が秀逸で、こんな人間に出会いたくないと思わせる新堂さんは、実際にこのような人物と関係を持ったことがあるからこそ、描けるのだろう。
私の知らない世界が広がっていて、現実味はあまり感じられなかった。
Posted by ブクログ
たった一言。うーん…。
思った感じのストーリーじゃなかったなー。もっとおどろおどろしい事件を想像してたけど、けっきょく政財界の大物の圧力と、その息子、孫の暴走。サスペンスというより、一つの物語。デッドエンドってところはなるほど納得って感じだった。