志村貴子のレビュー一覧
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ネタバレ
面白い
読むまでわからなかったけど、女同士の恋愛の話だったのですね。好きでも嫌いでもなかったのですが、普通に恋愛ものとして面白かったです。既婚者かよ!とか心の動きが自然で、大人になっても感情に振り回されるところに共感できて、話に引き込まれました。
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Posted by ブクログ
ネタバレこれは、男の子になりたい女の子と、女の子になりたい男の子という2人で1つだった存在が分化(人はそれを成長とよぶ)していく物語だった。表紙を見ればすぐわかることなのに気づかなかった。1巻の2人はうりふたつなのに、14巻の2人はどうみたって別々の人間。女の子の格好をした男の子と、男の子の格好をした女の子なのだ。
だから二鳥くんと高槻さんが恋人になるわけがなかった。
最後に二鳥くんと高槻さんが手をつないだ時、女として生きていくことを受け入れた高槻さんは1人で涙を流していた。そのシーンの見開きの半分では、二鳥くんがあんなちゃんとキスをしている。そして二鳥くんはあんなちゃんに「女の人になりたい」と言 -
Posted by ブクログ
青春のゴールではなくて(そんなものはない)、紆余曲折をリアルタイム性のなかで描いてきた作品。そのおわりを「ふり返るのはまだもーすこし先でいいよね」と締めくくってくれたことがたまらなく幸せ。みんな今を生きている!輝いている!!!
卒業式の場面はちょっと強引に帳尻を合わせてきた感じがしたけどいいラストでした。
「ちょっとしんみりしよっか」とわざわざ言ってからしんみりするみたいな感じ……うまく言えないけど、彼女たちは何~~~にも考えてないようで、青春が有限である尊さを自覚的に噛みしめているってところが妙に大人びていて、そういうところにくすぐったくなるキュートな作品でした! -
Posted by ブクログ
登場人物のだれがだれとどうしたこうしたがよくわからなくなってしまいました。。もともと物覚えは悪いのですが、発刊の間隔が長いこともあり、余計に。
第2巻を読んでいてふと気がついたのですが、この作品の主人公たちの屈託や葛藤、家族や友人たちに対するポジティブともネガティブとも一概に言い切れない感情のあり方、そしてそれらを抱えながら生きる(あるいは、生きてきた自分を振り返る)彼女たちの人生を、ときに数ヶ月・数年・数十年の隔たりを持つ複数の「場面」から構成してみせる方法、これはどうも夏目漱石なんかの小説の古典の類を読まされているような感覚です。
ちょっとしたエピソード、その中で登場人物たちが見せる表 -
Posted by ブクログ
ついに…ついに終わってしまったのですね娘の家出
まゆこを中心に(?)色んな人たちの関係性を掘り下げていたけど、最後の締めはどうするんだろう…とちょっと不安もありましたが、も〜〜文句なしです まぁ文句どころか最高すぎて溜息しか出なかったのですが…… 最終巻だと個人的には周防さんのくだりが好きです トイレのタイミングで2人きり……あ、あるある〜〜!
ところで私不思議なんですけど、志村さんって人生何回目なんですかね?こんなにも色んな年齢、性別の人間を描いていて、たまらなくリアルでどこかファンタジー漂う感じのテイスト ありそうでなさそうでどこかにある日常って もうこれは先生実は全知全能なんじゃあない