志村貴子のレビュー一覧

  • わがままちえちゃん

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    「志村貴子」を一冊だけ読むとしたら、これかも。毎話毎話つぎつぎに明らかになる物語の全貌にびっくりさせられっぱなしの、志村節全開な1巻完結ストーリー。

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    2015年03月26日
  • わがままちえちゃん

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    死んでしまったはずの姉と出会う。ちえちゃんの刹那的な感傷の日々。志村さんの漫画初めて読んだけどすげーよかった。これからもウォッチしてこう

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    2015年03月26日
  • 娘の家出 2

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    第一巻はまだ多少話がとっ散らかってる印象があった(かわりに、設定の面白さで引っ張っていた感じ)のに対して、ここからぐぐぐぐっと良くなった。かなりどうしようもない人々の、しかも話の終わりで問題が解決するかと思えば解決しない(笑)のに、それでも明日に願いと祈りを届ける、そっとささやくようにforgiveを交わし合う、そして同時に厚かましくも生きていくゾ! という図太さが愛と勇気に変わるような、正に珠玉の短編集。志村貴子のいいとこが詰まってる‼ 大好き。毎話ラヴ・バズのクライマックスを読めているような……(笑)贅沢さだ。

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    2015年03月01日
  • 娘の家出 1

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    主人公の女の子が、父の再婚相手に面と向かって「あなたのせいで私は傷ついた」といったようなことを告げるシーンがあって、このことの意味を考えていた。お互い過去には触れずになんとなく許しあうこともできたはずなのに、主人公はあえてその道を選ばなかった。明確に相手を傷つけることで、自らの復讐を果たしている。ただし、ハンムラビ法典のように、相手から受けた傷以上のものを返さないように十分配慮しているのがポイントだ。なるほど復讐というものは、正しく使えば、行き場のない加害者の罪悪感と被害者の遺恨に一つの着地点を与え、健全な対等性を取り戻してくれるものなのかもしれない。

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    2014年08月11日
  • 青い花 8巻

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    もったいなくて何となくずっと読めなかった最後をはじめから一気に読み返してやっと読み終えたー。
    「ふみちゃんはすぐ泣くんだから」の魔法みたいな表現すごいなぁ。その前の呪いとあいまって広がり方がすごかった。
    こんだけたくさんキャラが出てくるのに嫌なキャラを作らず、しかもそれぞれにストーリーを入れるのがこの漫画の雰囲気を作ってるんだろうな。
    全てを埋めないから想像の余地がたくさんあってそのせいで自分の思い出も蘇ったりしてきて懐古した。

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    2014年08月05日
  • 放浪息子 9巻

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    ネタバレ

    うーん、素晴らしいです。
    ネットなどでは結構、賛否両論あるこの作品なのですが、私は大好きです。
    批判の原因は「女装・男装がすき」「女の子・男の子になりたい」など性に対する微妙な問題を含んでいる作品であることが大きいのかと。
    でも、私が恐ろしいほどセンスいいなあと思うのは、そんな「微妙なテーマ」を実に爽やかにナチュラルに描いていること。
    思春期ならではの繊細な心理描写が美しいのです。
    キャラクターがとてもたくさんでてきますが、それぞれにしっかりとした性格と物語があって、どのキャラクターをスピンオフにしても面白い漫画になりそうです。

    8〜9巻あたりから、徐々に主人公たちはリアルな問題に悩まされる

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    2014年07月25日
  • 青い花 8巻

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    青い花、完結。
    鎌倉で、演劇で、女の子でということで、わたしの引き出しの中では、これは、「櫻の園」や「ラヴァーズキス」と同じ引き出しに入っております。
    実は、「ゆめのかよいじ」も、同じ引き出しに入っていますが、あれは、鎌倉よりももっと田舎な雰囲気かなぁ。

    鎌倉舞台の物語って、なんというか鎌倉愛に満ちていて、よいなぁと思います。
    行ったことないけれど、憧れますね。

    最終巻は、あーちゃんの「成長」をかく1巻。

    心の成長は、実は自分のなかの狡さや、醜さに気づく過程でもあるのですが、それから全部目をそらしてもいけないし、それに押しつぶされてもいけない。
    全部ひっくるめての自分を受け入れること。

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    2015年05月31日
  • 青い花 7巻

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    次の巻で完結。
    ラスト1巻までやってきました。

    主人公たちも、高校3年生。
    そして、この巻見てて、性格だけではなくて、姿形も、みんなちゃんと成長しているのを感じで、すごいなぁと思います。

    けっこう、マンガのなかの成長って難しいのです。
    特に、子どもの時代って、1、2年で別人かと思うほど姿形が変わっていく。
    でも、変わらない部分もある。

    2、3年後に突然出てきて、

    「かわったねーー」

    とか、

    「かわらないねー」

    というのは、ある意味、簡単なんですけども、このマンガみたいに、連続している中で成長させるというのは、けっこう難しいと思います。

    「はみだしっ子」とかは、確かに成長していた

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    2014年06月25日
  • 娘の家出 1

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    たまたま掲載誌で6話を読んで気になりコミックスを購入しました。
    色々なキャラを主役に置いた話で構成されていて、連載作品なのに短編集の様な雰囲気が好きだなと思いました。
    志村貴子さんの作品を初めて読んだのですが、他の作品も是非読んでみたいですね。

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    2014年05月16日
  • 娘の家出 1

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    短編集なのかと思ったら連作形式で、個人的には嬉しい喜び。思春期の心理描写をさせたら天下一品の志村さんの力量、本作でもがっつり発揮されてます。
    各篇のタイトルが昭和歌謡からとられているところもツボでした。

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    2014年05月13日
  • 娘の家出 1

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    中心的な主人公とその周囲の人びとが各小話ごとに主役交代していく連載形式は、『青い花』/『放浪息子』の後期から引き続き。今作はその形式に特化している分、小話ごとのテーマ性の強さとか面白みは増している感もある。彼/彼女たちのコンプレックスとか嫉妬とか後悔とかそれらの克服の物語を通じて、恋愛や家族のあり方、性的指向の多様性を描いている。

    あと、キャラクターの性格や描き方には以前よりも幅があるように感じる。こちらは『青い花』の「若草物語」からの発展かと思うけど、中高年が過去を回想するだけでなく今現在の生に思い悩む主人公としてたびたび登場していることはとくに印象的。

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    2014年05月10日
  • 娘の家出 1

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    志村さんは、柔らかなタッチで重たいことをしれっと描くから面白い。デブ専の主人公がたとえ痩せてもあなたを愛すわ…って所究極そうに思うけど、私ならまた肥えさすなぁ。

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    2014年05月10日
  • 青い花 8巻

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    完結に納得できた最終巻でした。
    ハッピーエンド?で終わっちゃったよ!

    大事な場面場面で、直接その描写をしない所が、読者側により多くの想像をかきたてさせてくる。

    あーちゃんの独白やふみちゃんの夢にどきっとさせられるばかり。

    BSマンガ夜話で取り上げられた時にはまだ連載中だったけど、改めて完結して見ても、傑作といえる作品だと思う。素晴らしかった!

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    2014年04月16日
  • 敷居の住人 新装版 1

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    すぐ陰口や愚痴を叩いて、すぐ欲情して、気まぐれで飽きっぽくて、すぐ軽口を叩く、その割に中途半端にプライドが高い。たまに高過ぎてめんどくさい。そういう部分に自覚はあるが変わらない。変われない。変わってしまうと噓くさい。しかし、どんな人でもどこかしらに純粋さが見え隠れしている。だからなんだか憎めない。だからこそ厄介。そんなある種のゆとり世代の日常を生々しく捉えた青春モノ。偉そうに精神論語るのもほとんどモノローグばかりで、喋るとほんと今時のガキなのである。名言や迷言も数知らず。笑えないです。決して尊敬できないタイプの人々なのにいつの間にか演出に騙されて見入ってしまっている。漫画特有の『間』のつかいか

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    2015年07月09日
  • 青い花 5巻

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    三島由紀夫の鹿鳴館を演劇祭で上演。

    京子ちゃんの舞台の最中に康ちゃんとの重要なお話しが織り込まれて。

    すごいマンガだと思う。純文学のテイストを持ち合わせているけれど、固くなりすぎず…世界にグイグイ引き込ませるけれども、所々に笑いを含ませて緊張を緩め、読みやすくしてくれる。

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    2014年03月26日
  • 青い花 4巻

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    ふみちゃんがとうとうあーちゃんに告白。 個人的には、この二人には別々の恋人ができて欲しい。何故だかそう思う。

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    2014年03月26日
  • 不憫BL

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    ネタバレ

    一番手の志村貴子さんの義理兄弟の話が秀逸。
    愛しいと書いてかなしい、可愛そうと書いてかわいそう、と読む不可解な日本語の意味を実感。無様な姿を晒し、かっこいいお兄ちゃんのままでいられなかった兄の罪と、それに対する弟からの罰。最後は倒錯的なこれからの関係を彷彿とさせる。なんか、お兄ちゃんの気持ちが分かりすぎて同族嫌悪…読後は詰めた息を吐き出さないと身体にこもる湿度の高さ。
    不憫といいつつバッドエンドな話はほぼ無し…なんだよ皆リア充かよ。

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    2014年09月07日
  • 放浪息子 15巻

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    1〜15巻まで全巻読みました。
    女の子になりたい男の子と
    男の子になりたい女の子の話。

    それぞれの心の動きの描写が繊細で、
    普通じゃない設定なのにすごく共感できたし、
    登場人物の子達を好きになりました。
    やさしい。

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    2013年10月21日
  • 放浪息子 15巻

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    おんなのこってなんでできてる?
    おとこのこってなんでできてる?

    個人的に…
    二鳥くんと、アンナちゃんのドギマギとしたお付き合いがもっと見たかった。
    また一巻から読み返します。

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    2013年10月17日
  • 放浪息子 15巻

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    ネタバレ

    完結。
    読み終わった直後は、駆け足だけど、話が大きく急転したとも言えないし、思ってたより穏やかに終わったので実感がなかなか沸かなかったのだけれど、
    いま読んでみると、二鳥くんと高槻さんの折り合いの付け方は紛れもなくただ現実だったんだと感じた。
    千葉さんの、「二鳥くんと高槻さんが恋人同士になるんだと思ってた」という台詞がとにかく切なくて泣いた。

    悲しいゴールではなく、2人がそれぞれの道を見つけて歩き始めたスタートへの話だった。
    自分の子供の行方を見続けるような漫画でした。

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    2013年10月07日