あらすじ
「わたし、あーちゃんのことが好き」ふみから突然告白されて、戸惑うあきら。気持ち悪くなんかない。ただちょっとこわかった――。少女たちの心が揺れて交錯するなか、舞台「鹿鳴館」が幕を開けます。
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三島由紀夫の鹿鳴館を演劇祭で上演。
京子ちゃんの舞台の最中に康ちゃんとの重要なお話しが織り込まれて。
すごいマンガだと思う。純文学のテイストを持ち合わせているけれど、固くなりすぎず…世界にグイグイ引き込ませるけれども、所々に笑いを含ませて緊張を緩め、読みやすくしてくれる。
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1巻からの登場人物たち同士の関係が再構築されつつある巻。4巻から登場した人びととの接触を通じて、ふみと京子それぞれが自分の気持ちに悩みながら模索している感じ。そういう意味ですごく中途半端なかたちではじまりそして終わる巻なのだけれど、まあなくてはならないものでもあり・・・。
あと巻末のおまけまんがで出てくるペンのお話はたしかにびっくり・・・。読み返してみるとなるほどだけれど。
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鎌倉で、女子校で、演劇で、百合で、と、いろいろ吉田 秋生の「櫻の園」を思い出します…。
アレ?鎌倉なのは「ラヴァーズ・キス」で、「櫻の園」は鎌倉ではなかったかな?
「櫻の園」が、本として、お話として、とてもまとまった1冊だとしたら、こちらの魅力は、まとまらないゴチャゴチャした人間関係にあるのかもしれないと思ったりしています。
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「好きな人にはふれたい キスをしたいし 抱きしめたいと思う」というふみを受け入れることができるのかあーちゃん!痛いなあ‥。
新人キャラもイキイキと動いていますよ。
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「好きな人にはふれたい キスをしたいし 抱きしめたいと思う」という言葉がグサグサっと来るわけで。それはたぶんノンケかそうでないか、関係なく、きっとそうで。志村貴子の漫画に流れる独特の空気感、時間。この人はキャラクターそれぞれを本当に大事に扱う。心底、キャラクターそれぞれに対して心の配慮があるし、誰ひとりとして真剣に生きていない人間なんていない。だからこそ、読んでいるこちら側が惹きこまれる。一瞬を生きている。生の一回性がそこにはあるから。あとは、描き方が何しろうまい。コマの流し方とか、普通ではない。かなりの試行錯誤がある(のか、それも天然にやりこなしてしまっているのかはわからないけれど)。注意をして読み進まなければ見落とすポイントが沢山ある。本当に面白い漫画とはこういうのだと思う。(10/4/25)
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井汲さん綺麗だったなぁ。
あと、ふみちゃんの子供の頃が描かれていて可愛かったし
千津ちゃんとの経緯もスッキリ。
志村先生の作品の空気感というか世界が大好き!
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雑誌「マンガ・エロティクス・エフ」で連載されていた志村貴子の「青い花」の第5巻です。2009年7月から9月までTVアニメが放送されました。ついに舞台「鹿鳴館」の幕が開きます。各キャラクターの心情が「鹿鳴館」で演じるキャラクターとオーバーラップして描かれるのはさすがと思いました。百合作品としても良いと思うが、青春群像劇としても秀逸。
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「私の好きは好きな人とそういうことをする好きなの」
ふみに告白されて、戸惑うあーちゃん。
意識をしてしまい、ぎくしゃくしてしまう二人。
そんなあーちゃんの気持ちを察して、ふみはこう告げる。
「あーちゃんがいやがるようなことは絶対しないから 友達でいさせて……」
二人の関係が変化し始めたそんな頃。
いよいよ舞台「鹿鳴館」の幕が上がる。
ふみ&あーちゃんのカップルも素敵なんですが、康ちゃん&京子ちゃん、忍&モギーのカップルもかなり良いですね。
いやー、甘酸っぱいですなぁ。
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ピュアで柔らかいタッチからは想像出来ない内容だった。余りにもこの作品が良かったので他の物も読んで見たけど、志村さんの作品はどれも性別がテーマになっている。
今作は女性の同性愛のお話しで、無駄なエロがなく女の子の恋愛の仕方…ずるさだったり浅はかだったり優柔不断だったり…を物凄く上手に表現している。続刊中に読んでしまったので続きが気になって仕方ない。
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無事「鹿鳴館」は終了。
(無事ではないといえば無事ではないのか・・?)
そして、ふみと千津の過去の付き合いも明らかに。
恭子の出てきたりでこの後の展開がすごく楽しみになってきた!
この巻ではあきらとふみの関係は表立って変化はしていないけど、内面的にはやっぱりちょっとずつあきらは意識をしつつある模様。
こちらも次の巻での動向がすごく楽しみ!
Posted by ブクログ
あいかわらず井汲さんがいいです。新キャラクターの上田さん、もっと出番があるかと思ってましたがそうでもなかったなあ。演劇祭の演目である『鹿鳴館』、読んでみたくなりました。