志村貴子のレビュー一覧

  • 娘の家出 1

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    流石志村貴子先生面白い。
    突拍子もない設定から始まるオムニバスストーリー。
    主人公のまゆこが不憫可愛い。

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    2015年08月21日
  • ルート225

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    とても好きな漫画! エリ子の不器用で不機嫌な感じがかなり可愛かった。志村貴子の描く表情が驚くほどマッチしていたと思う。浮遊感のある結末に納得。原作も読んでみたい。

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    2015年08月19日
  • 娘の家出 1

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    オムニバスの短編集。
    ちまちまと志村貴子さんをようやく読み始める。
    綺麗事じゃない、人の関わりが描かれているなぁとぼんやり思った。
    でもそれなのに、ひとつひとつの短いお話がどれも本当にまとまりがよくて、読後感が良い。
    時系列が入れ替わるのも、キャラクターの視点ひとつでこうなるんだって発見するように読めるから楽しい。

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    2015年08月04日
  • 起きて最初にすることは

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    ネタバレ

    あー……涙が。
    滑稽で、いとおしくて、あほで超切ない。
    そしてめちゃくちゃかわいい。
    ノンケの弟に軽蔑されてると分かってても抑えられない兄の愛(変態)がどう、しょーもないから、胸が痛くなるほどかわいい。

    126ページで「もう、兄ほんとばか……」と思いながら泣き笑いになってそのあとはずっと泣いてた。悲しいんじゃなくて、なんか色々な感情(from my 記憶)が押し寄せて。ラストは涙目のままうふふ、って笑ってエンド。志村さんBLをもっとどんどんお願いします。

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    2015年05月31日
  • 起きて最初にすることは

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    志村貴子さんの初BLめっちゃ面白かった!義兄弟同士なのに仄暗さは一切なし。兄のストレートな変態さとそれをバッサリ切る弟の掛け合いの面白さ。志村さんなので漫画の上手さはピカイチ☆繊細な心の移り変わり、特に弟の好きなのに嫌いという微妙な感情の描写にきゅんきゅんします(๑´ω`๑)♡キュン そしてそれを笑いを交えていかにもあっけらかんと描いているところが素晴らしいと思いました。二人暮らしのその後が読みたい!

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    2015年05月24日
  • 淡島百景 1

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    ネタバレ

    「淡島」という歌劇団養成学校に入った女生徒たちのオムニバス。少女たちの心の機微が丁寧に描かれており、懐かしい気持ちになったり切なくなったりした。過去と現在が交差する第三話、ラストの一ページで静かに泣く絵美の姿に心がぎゅっとなった。

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    2015年04月19日
  • 淡島百景 1

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    理由じゃないんだ、この世界観が好きなんだよーという、ただそれだけの話。
    青い花とのリンクもちょっと嬉しかった。

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    2015年04月19日
  • こいいじ(1)

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    一途な片想いを20年貫くヒロインを中心とした、ご近所恋愛物語。女性向けのこの手の恋愛漫画って、志村さん、初ではないですか?
    これ、ヒロインが三十路っていうのが趣深いと思いました。同級生たちは次々に結婚して、焦る気持ちはあるものの、小学生以来抱き続けた気持ちを自分でもどうしたらいいのか分からないという不毛感。ヒロインの知らないところで繋がっている関係もあったりして、可愛らしい恋物語と見せかけて、なかなかビターテイストなのが志村テイストというかんじがします。
    可愛かったりきれいだったりな面だけではないのがリアルなんだけど、でも皆が憎めないキャラクターだったり泥沼展開でさえもサラリとしているのはちょ

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    2015年04月19日
  • こいいじ(1)

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    志村さんのマンガは読んだことなかったです。
    私、百合は管轄外なので。

    でも、これはそうでないってことで(笑)

    読んでみたら、まじでよかった。
    大好きな人の好きな人は死んでしまっていて
    つまり彼女にとってのライバルはこの世にいないんだけど

    それって勝てる気がしないよね。
    なぜなら亡くなった人はどんどん美化されていくものだから。
    思い出は美しいほうがいいと人間の本能が決めているのか
    みんな、どんな人も、美化されていくものなの。

    だから、このふたりの物語が動き出すのには
    ものすごく時間がかかるんだろうなってこと。

    それでも、待ってみよう、見守ってみようと
    思わせるだけの作品だと思います。

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    2015年04月19日
  • わがままちえちゃん

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    死んじゃった女の子とその双子の姉妹、とその家族のお話。
    気持ちは記憶を捻じ曲げて、過去を捏造する。
    事実ではないけれど、「本当」のことだってある。
    後悔は、いつか何かに生まれ変われる?

    切ないな。

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    2015年03月27日
  • わがままちえちゃん

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    「志村貴子」を一冊だけ読むとしたら、これかも。毎話毎話つぎつぎに明らかになる物語の全貌にびっくりさせられっぱなしの、志村節全開な1巻完結ストーリー。

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    2015年03月26日
  • わがままちえちゃん

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    死んでしまったはずの姉と出会う。ちえちゃんの刹那的な感傷の日々。志村さんの漫画初めて読んだけどすげーよかった。これからもウォッチしてこう

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    2015年03月26日
  • 娘の家出 2

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    第一巻はまだ多少話がとっ散らかってる印象があった(かわりに、設定の面白さで引っ張っていた感じ)のに対して、ここからぐぐぐぐっと良くなった。かなりどうしようもない人々の、しかも話の終わりで問題が解決するかと思えば解決しない(笑)のに、それでも明日に願いと祈りを届ける、そっとささやくようにforgiveを交わし合う、そして同時に厚かましくも生きていくゾ! という図太さが愛と勇気に変わるような、正に珠玉の短編集。志村貴子のいいとこが詰まってる‼ 大好き。毎話ラヴ・バズのクライマックスを読めているような……(笑)贅沢さだ。

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    2015年03月01日
  • 娘の家出 1

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    主人公の女の子が、父の再婚相手に面と向かって「あなたのせいで私は傷ついた」といったようなことを告げるシーンがあって、このことの意味を考えていた。お互い過去には触れずになんとなく許しあうこともできたはずなのに、主人公はあえてその道を選ばなかった。明確に相手を傷つけることで、自らの復讐を果たしている。ただし、ハンムラビ法典のように、相手から受けた傷以上のものを返さないように十分配慮しているのがポイントだ。なるほど復讐というものは、正しく使えば、行き場のない加害者の罪悪感と被害者の遺恨に一つの着地点を与え、健全な対等性を取り戻してくれるものなのかもしれない。

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    2014年08月11日
  • 青い花 8巻

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    もったいなくて何となくずっと読めなかった最後をはじめから一気に読み返してやっと読み終えたー。
    「ふみちゃんはすぐ泣くんだから」の魔法みたいな表現すごいなぁ。その前の呪いとあいまって広がり方がすごかった。
    こんだけたくさんキャラが出てくるのに嫌なキャラを作らず、しかもそれぞれにストーリーを入れるのがこの漫画の雰囲気を作ってるんだろうな。
    全てを埋めないから想像の余地がたくさんあってそのせいで自分の思い出も蘇ったりしてきて懐古した。

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    2014年08月05日
  • 放浪息子 9巻

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    ネタバレ

    うーん、素晴らしいです。
    ネットなどでは結構、賛否両論あるこの作品なのですが、私は大好きです。
    批判の原因は「女装・男装がすき」「女の子・男の子になりたい」など性に対する微妙な問題を含んでいる作品であることが大きいのかと。
    でも、私が恐ろしいほどセンスいいなあと思うのは、そんな「微妙なテーマ」を実に爽やかにナチュラルに描いていること。
    思春期ならではの繊細な心理描写が美しいのです。
    キャラクターがとてもたくさんでてきますが、それぞれにしっかりとした性格と物語があって、どのキャラクターをスピンオフにしても面白い漫画になりそうです。

    8〜9巻あたりから、徐々に主人公たちはリアルな問題に悩まされる

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    2014年07月25日
  • 青い花 8巻

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    青い花、完結。
    鎌倉で、演劇で、女の子でということで、わたしの引き出しの中では、これは、「櫻の園」や「ラヴァーズキス」と同じ引き出しに入っております。
    実は、「ゆめのかよいじ」も、同じ引き出しに入っていますが、あれは、鎌倉よりももっと田舎な雰囲気かなぁ。

    鎌倉舞台の物語って、なんというか鎌倉愛に満ちていて、よいなぁと思います。
    行ったことないけれど、憧れますね。

    最終巻は、あーちゃんの「成長」をかく1巻。

    心の成長は、実は自分のなかの狡さや、醜さに気づく過程でもあるのですが、それから全部目をそらしてもいけないし、それに押しつぶされてもいけない。
    全部ひっくるめての自分を受け入れること。

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    2015年05月31日
  • 青い花 7巻

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    次の巻で完結。
    ラスト1巻までやってきました。

    主人公たちも、高校3年生。
    そして、この巻見てて、性格だけではなくて、姿形も、みんなちゃんと成長しているのを感じで、すごいなぁと思います。

    けっこう、マンガのなかの成長って難しいのです。
    特に、子どもの時代って、1、2年で別人かと思うほど姿形が変わっていく。
    でも、変わらない部分もある。

    2、3年後に突然出てきて、

    「かわったねーー」

    とか、

    「かわらないねー」

    というのは、ある意味、簡単なんですけども、このマンガみたいに、連続している中で成長させるというのは、けっこう難しいと思います。

    「はみだしっ子」とかは、確かに成長していた

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    2014年06月25日
  • 娘の家出 1

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    たまたま掲載誌で6話を読んで気になりコミックスを購入しました。
    色々なキャラを主役に置いた話で構成されていて、連載作品なのに短編集の様な雰囲気が好きだなと思いました。
    志村貴子さんの作品を初めて読んだのですが、他の作品も是非読んでみたいですね。

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    2014年05月16日
  • 娘の家出 1

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    短編集なのかと思ったら連作形式で、個人的には嬉しい喜び。思春期の心理描写をさせたら天下一品の志村さんの力量、本作でもがっつり発揮されてます。
    各篇のタイトルが昭和歌謡からとられているところもツボでした。

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    2014年05月13日