清水茜のレビュー一覧
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ある日、赤血球ちゃんが、網膜の桿体(かんたい)細胞(眼球の網膜に存在し、光を認識する細胞)さんのところへ酸素を届けにいくと、そこには体調が悪そうでボロボロの桿体細胞さんが一人。聞くと、網膜色素変性症という病気で、仲間の桿体細胞は皆な死に(退行変性し)、視野狭窄が起こっているとのこと。そして、その残った桿体細胞さんが死ぬとそのカラダは失明するとのこと。
桿体細胞さんが荒れている原因はもう一つある。それは「視野が確保できないから無理な活動は控えてくれ」というメッセージを脳細胞さんに送ってもちっとも聞き入れてもらえないことだ。
「兄ちゃん(桿体細胞さん)と脳細胞さんは一度話し合わなきゃだめだよ」どこ -
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今回はかわいい♡乳酸菌ちゃんが大活躍。
菌だからといってはじめは免疫細胞に殺されかけたけれど、あのピロリ菌に乳酸発射で傷を負わすことができたよ。乳酸菌ちゃんは菌は菌でも良い子のほうで、善玉菌っていうんだって。ほかに、ガセリ菌やビフィズス菌も良い子ちゃんのほうで、病原性大腸菌やブドウ球菌は悪玉、それから善玉菌か悪玉菌の優勢なほうの味方につく、日和見菌っていうのもいるんだって。日和見菌はバクテロイデスや非病原性の大腸菌とかなんだって。
新型インフルエンザ菌との戦いでNK細胞が疲れてピンチの時にも乳酸菌ちゃんが出した多糖体のおかげでNK姉さんが復活したし、がん細胞が復活して勢力を振るっていた大腸でも -
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緊急事態発生!
突然のすっごい血圧上昇。
カラダの司令塔から緊急放送。
「生命に関わるレベルのダメージを確認。頭部付近の組織、血管が激しく損傷しています。免疫細胞の皆様、細菌のの侵入に備えて至急現場へ急行してください。血小板の皆様、損傷箇所へ集合し、至急止血をお願いします。赤血球の皆様、恒常性維持のため、酸素運搬を継続して下さい。」
白血球が細菌と戦いながら、傷口付近へたどり着くと、なんと血球がいない。出血により血球の体外流出が深刻化していたのだ。
細胞たちが生きていくのに必要な酸素を運搬する赤血球たちの数が足りない。司令塔も手をこまねいているわけではない。数が足りないのであれば、圧力をか -
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カラダの中で働く細胞たちは日々努力してるんだ。ウィルス感染細胞や癌細胞を破壊する殺し屋“キラーT細胞”は熱くなりすぎて、仲間にもそうなることを強制する、ちょっとウザい奴。キラーT細胞に出動命令を下すのが仕事の“ヘルパーT細胞”は冷静。キラーT細胞に対し、「もうちょっとクールにやれないかなあ。」と諭すのだが、“キラー”のほうは聞き入れない。けれど、実は二人は胸腺学校時代の同期生だったのだ。
胸腺とはT細胞のもとになる細胞(前駆細胞)を立派なT細胞へと分化、成熟させるためのリンパ器官だ。胸腺学校の訓練はそれはそれは厳しかった。そこには“正の選択”(有用なT細胞を選別して成長させる)、“負の選択 -
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またもや、変な姿の細胞が増殖している。どうせまた、ウィルスに感染した細胞だろう。最近ヒマだった、白血球好中球課のお兄さんとキラーT細胞のお兄さんとNK細胞(ナチュラルキラー細胞)のお姉さんが仕事を取り合って、NKのお姉さんが男二人を張り倒して「ここはアタシに任せな」。
NKのお姉さんは気づいていたのだ。その細胞は、ただのウィルスに感染した細胞なんかではない。がん細胞なのだと。
ふつうの細胞のフリしたがん細胞が、NKのお姉さんを案内して連れてきた“変な細胞の増えている所”は大きな団地。なんと中を見ると住人(もとは一般細胞)がものすごい数のがん細胞になっていて、中は壁がぶち抜かれたりしてめち -
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人のカラダの中で赤血球の新米の女の子が酸素を肺に運ぶ仕事場をしていると、恐ろしい姿の奴に襲われる。そこへ白い制服のカッコいいお兄さんがあらわれ、敵を退治してくれる。敵は肺炎球菌で、カッコいいお兄さんは白血球好中球課のお兄さんだ。
しかし、肺炎球菌細胞には生き残りがいた。早く殺さないと分裂が始まって、血管を巡って各臓器を襲撃し、脳を包む髄膜までも支配下において最終的にカラダを滅ぼしてしまう。
再び赤血球が襲われた時、白血球のお兄さんが肺炎球菌を何かの機械で捕獲し、カプセル詰めにして、気管支に運び、“くしゃみ”というロケット弾で体外へ飛ばしてしまった。
ある日、カラダの中にはゾンビになってしま -
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はたらく細胞
素晴らしいですね~!子どもはもちろん、大人も楽しく勉強できる作品で、ストーリー性もあって、本当にわかりやすくて素晴らしいです~!
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立派な女性に向けた漫画と思います。中間に出た男性らの筋肉は負担になるほどすばらしかったです妊娠という聖なるものということをもう一度自覚してやっている漫画。翻訳機を使用したため、少し不思議なことができだと思います。許してくださいね。
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楽しく学ぶことが出来ます!
私たちの体の中では、さまざまな細胞がそれぞれの大きな役割をもって成り立っていますが、その様子が手に取るようにわかるように楽しく読み進めることができます!
脾臓が古い血球を壊すだけでなく、元気な血球を溜め送り出す場所でもある!ということを初めて知りました!
とても詳しく学べる良書であり、特にコロナウィルスに翻弄されている現在の私たちは、みなさんが一読する価値があると思います。