あらすじ
今、世間を騒がずあの「新型コロナウイルス」、このウイルスに感染した時、体内では何が起こっているのか…!? 今、誰もが気になる大注目のエピソードを収録! その他「たんこぶ」「左方移動」「iPS細胞」等、なじみ深いものから、よくわからないものまで体の中は大騒ぎ! 話題騒然の体内細胞擬人化漫画、ついに最終巻!
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自分の身体のなかに存在する、たくさんの細胞。そんな細胞たちがもし意思を持って働いていたら……。そんな世界を再現した「細胞たちのお仕事マンガ」。
「赤血球」は体内で酸素を運ぶ配達屋さん、「白血球」は侵入してきた細菌やウイルスを排除する掃除屋さん……と、聞いたことのある細胞も、初めて知る細胞も、すべて擬人化され、それぞれの働きっぷりが面白おかしく描かれているので、
「インフルエンザってこうやって治すんだ!?」
「花粉症でくしゃみが出る理由ってそうだったんだ!」
と、自分の身体のなかで何が起きているのかを楽しく知ることができます。
個人的にツボなのは、1巻の表紙(左)にも登場している白血球さん。細菌を見つけ次第、片っ端から殺戮していく姿は、もはや掃除屋というより殺し屋。目がイっちゃってるもん……。
でも、「自分が今日も元気で居られるのは、私のなかの白血球さんが血まみれ(笑)になりながら頑張ってくれているからなんだなぁ、私も頑張らないとなぁ」と、何だかやる気をもらえるのです。
あなたの細胞さんたち、元気に働いてますか?
感情タグBEST3
匿名
おもしろかった
勉強になったような気がする漫画でした。
賢くなれた気がするけど、身についてはいない笑
でも、体調を崩した時は細胞が頑張ってるんだな…と気分が少しでもよくなると思う。
Posted by ブクログ
たんこぶ
左右移動
IPS細胞
かんせん
新型コロナウイルス
がある中でたんこぶが一番面白いです。
理由は血小板ちゃんたちがたくさん出てきて可愛いからです。
匿名
アニメで知り、思わず一気に購入しました。細胞さん達をなるべく困らせないように、生活を見直すきっかけにもなりました。
子供にも読ませたい作品です。
サイトカインストーム
・PDE4:免疫細胞内の情報伝達を調節している。活性化された免疫細胞内(樹状細胞など)において、
PDE4の量が増えると、サイトカインが過剰に産生され、細胞外に放出される。
・表皮細胞の異常増殖:通常30~40回かけて剥がれていく皮膚が、乾癬の場合、通常より短い4~5日で剥がれおちていく。
・乾癬:皮膚の炎症やかゆみを引き起こす。免疫バランスの異常が関与。
・ウイルスは細菌に比べると小さすぎて、白血球が貪食することはできない。
それ故に細胞に取りついた状態のものを、宿主の細胞ごと殺して殲滅する、という手段をとることになる。
免疫細胞は、それで無害な細胞も一緒に殺してしまうことがある。
・サイトカインIL-6:ウイルスに感染した際に、体の免疫反応を制御するために放出される物質。
・サイトカインストーム:何らかの原因でサイトカインが大量に放出されている状態。
免疫反応が過剰に起こることで、病原体が攻撃していない健康な細胞まで、破壊してしまうことがある。
・抑制性サイトカイン:炎症を起こすサイトカインの産生を抑制することで、炎症を抑える。
抗炎症サイトカインとも呼ばれる。
・新型コロナウイルス感染症は、発症から約1週間を境に、一気に症状が悪化することがある。
ウイルス量は減少しているにも関わらず、サイトカインストームにより、血管や肺などの健康な細胞が大量に破壊されると、
呼吸困難、多臓器不全から、最悪の場合、死に至ることもある。
後遺症である倦怠感などが数か月持続することがある。
免疫について学べる
楽しく読めて免疫について学べます。病原体を取り込まないよう健康的な生活しようという気持ちになりますし、うっかり泣けるところもありで、とてもよい作品でした。
Posted by ブクログ
ある日、赤血球ちゃんが、網膜の桿体(かんたい)細胞(眼球の網膜に存在し、光を認識する細胞)さんのところへ酸素を届けにいくと、そこには体調が悪そうでボロボロの桿体細胞さんが一人。聞くと、網膜色素変性症という病気で、仲間の桿体細胞は皆な死に(退行変性し)、視野狭窄が起こっているとのこと。そして、その残った桿体細胞さんが死ぬとそのカラダは失明するとのこと。
桿体細胞さんが荒れている原因はもう一つある。それは「視野が確保できないから無理な活動は控えてくれ」というメッセージを脳細胞さんに送ってもちっとも聞き入れてもらえないことだ。
「兄ちゃん(桿体細胞さん)と脳細胞さんは一度話し合わなきゃだめだよ」どこからともなく現れた少年が言う。「坊や、言いたいこと言ったんなら自分の持ち場へ帰んな」「それが分からないんだよ。しばらく桿体細胞さんの仕事手伝わせてよ」。
そして、もう、これで失明してしまうというとき、桿体細胞さんは脳細胞さんに手紙を送る。脳細胞さんはその手紙を見て、顔色を変えたが、「まもなく、このカラダは失明します。けれど、死ぬわけではありません。」とクールに放送する。
と、その時、死んだはずの桿体細胞が再び働き始めた。いや、違う。桿体細胞さんに代わって、何処からともなく現れたあの少年が働いていたのだった。彼は思い出した。彼は桿体細胞の仕事を代わるために、このカラダとは別の場所で訓練されてきたのだということを。そう、彼の名はIPS細胞。
新しいウィルスが入ってきた。B細胞さん(抗体産生細胞)が記憶細胞さんの免疫記憶を頼りに、色々抗体を試すが、どの抗体も全く効かない。そのウィルスは初めは大きな問題を起こさないのだが、気がつけば、あっちにもこっちにも。そのうち奴らの仕業で味覚神経と嗅覚神経がやられた。
マクロファージからサイトカインL6(ウィルスに感染した際にカラダの免疫反応を制御するために放出する物質)が放出され、免疫細胞たちは活性化され、やる気を出すが、ウィルスの数が多くて、キラーT細胞は正常な細胞まで傷つけてしまう。サイトカインストーム(サイトカインが大量に放出され、免疫反応が過剰に起こることで、病原体が攻撃していない正常な細胞まで破壊してしまうことがある)が起こったのだ。
各地で暴動が起こり、あちこちで血栓症が起きたり、肺胞組織が破壊されかけたりしている。このままでは呼吸困難により、酸素不足に陥って、多臓器不全を起こしてしまう。このサイトカインストームを止める手立てはないのか…!
そんなとき、ひたすらひたすら健気に赤血球ちゃんは自分の仕事を頑張った。「私が酸素と一緒にカラダ中を何周でも駆け巡ります。だから、大丈夫ですよ、皆さん。多臓器不全なんて起こさせません。」その笑顔と姿に、みんなのトゲトゲだった心がホロリとなり、やがて抑制性サイトカインが放出され、各地で争いは治まり、元々個々の力は強くなかった新型コロナウィルスは消えてゆき、免疫細胞たちは自分たちが暴れて荒れ果てたカラダを見て茫然とするのだった。再建には時間がかかりそうだ。
ひとまず完。
Posted by ブクログ
1巻〜6巻 赤血球 白血球 血小板 マクロファージ T細胞 B細胞 記憶細胞など体のことが分かったお話。 細胞づつ詳しく書いてある。色々な細菌がいる。(小3女子)
Posted by ブクログ
ずっと欲しかった本
大学の専攻というのもあって面白い、ここまで取っ付きやすく作る漫画家さんってすごい
いつもはこれでもかって身体を酷使してでも成果を上げたいけどたまには自分をいたわらないとなって思う
アニメで観て
医療従事者です。アニメで観て、擬人化された細胞達が面白いし、勉強になるしでハマってしまいました。6巻のみアニメ化されてない話があると知ったので読んでみました。とってもわかりやすくて面白くて最高でした。続編もあればいいなと思ってます。
新型コロナウイルスまで
血小板の新キャラや網膜、新型コロナウイルスまで網羅。まだ新型コロナははっきりしないことがあった時期だけど大体あっていると思う。
Posted by ブクログ
うしろまえちゃんに赤血球ちゃんみを感じる白血球さんにほっこり。謎多き好塩基球さんの素顔が、まさかの。ポーの一族みがありますね。iPS細胞の仕組みやコロナ肺炎の重症化の仕組みとかへー!!ってなりました。今後コロナに感染して重症化するようなことがあったら、これを思い出したいですね。
面白かった!
久しぶりの新刊でしかも新型コロナウィルスの話があると聞き購入。どんな風な話になるのかわくわくしながら読みました。面白かったです。これでおしまいなのが寂しいです。
新型コロナウイルス
コロナに関する内容があると聞いて購入しました。
キラーT細胞のコロナウイルス分析には笑えました。
冷静な分析だと思います。
皆も読んだ方が良いです。
Posted by ブクログ
6巻は、2021年2月発行ながら、
◯たんこぶ
◯左方移動
◯iPS細胞
◯乾癬
◯新型コロナウイルス
が掲載されている。
iPS細胞もすっかり定着してきたなぁという思いと、新型コロナまで描かれていて、キャッチアップの早さに感動。
そして、自分の中では、たんこぶはあまり怪我だという認識がなかったけど、内出血(そういえば、昔、そう聞いたことあったなぁ)の処置のため、働いてくれていた細胞たちに改めて感謝。
左方移動というのは初めて知ったが、それ以外は身近に感じられるテーマで、面白かった。
Posted by ブクログ
5巻までを纏めて読んだからかもしらんけど、ずいぶん久しぶりな感じがする最新刊。ここでもやはり、コロナには触れざるを得ない訳やね。重症化までを含め、上手く病態が表現されていて〇。
Posted by ブクログ
iPS細胞感動した!
新型コロナはどんな話にするのかと楽しみだったけどわかってる症状を羅列しただけで期待外れ。
内容とは関係ないけどはたらく細胞を宣伝の材料にした健康食品のチラシが挟んであってすごい悪印象。こういうことに使わないで欲しい。宣伝費の割に売れなくて退散しろ。
待ってましたよ新刊を
長らく待っていた新刊を楽しく読ませてもらいました。お馴染みの細胞達の成長ぶりもうかがえそうです。あまり変わってない個体もありますが、それは読んでからのお楽しみということで。続刊もまってますー
Posted by ブクログ
待ちに待った6巻なのに最終巻!残念です。
私は医療おたくなので毎巻楽しかった。
最終話では新型コロナウィルスについてとてもわかりやすかった。
外伝とか出ればよいのに。
Posted by ブクログ
あら、最終巻なのかしら。
iPS細胞の説明がなんかわかりやすかった!
コロナの絡んだ回も…
サイトカインストームなる現象のことや
免疫細胞が成長して枝分かれすることなど
ただの説明では難しそうなものも
赤血球ちゃんたちの活躍で
少しは理解できた気がします。
Posted by ブクログ
"「なるほど……表皮細胞は薄くもろく外界に近い
トラブルには慣れっこなんだな」
「だからちょっと軽薄そうな見た目とうらはらに
悟ったような悲しい目をしてるんですね」"
完結。
ためにはなります。
体の中で何がおこっているのかを漫画にしてくれているので、勉強にはなると思います。
医療系の学生さんが勉強の息抜きに読んだり、体の事を知りたいけれども専門書は…という人にはお勧めです。
ただ、一巻から全部読んできているのでこの巻に関しては面白さがうーんという感じです。
初めのうちは凄く面白くて読んでいたのですが、ちょっとトーンダウン感が否めません。
私がそう思うだけかもしれませんが。
Posted by ブクログ
ちょっと絵柄が変わった?
5巻で止まっていたので、6巻の発売にばんざいしました。
中身は、やはり現在の状況からコロナウィルス。
巻を追うごとに赤血球ちゃんがたくましくなっています。