あらすじ
赤血球と白血球…彼らはどこで生まれ、どのようにして一人前の血球になるのか!? 赤血球と白血球の幼弱期のエピソードに迫る「赤芽球と骨髄球」をはじめ、食中毒、熱中症、がん細胞など、第2巻も体の中は大騒ぎ! 細胞たちにとって退屈な1日などないのだ。インサイド・血管――細胞たちは毎日がんばっています!
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自分の身体のなかに存在する、たくさんの細胞。そんな細胞たちがもし意思を持って働いていたら……。そんな世界を再現した「細胞たちのお仕事マンガ」。
「赤血球」は体内で酸素を運ぶ配達屋さん、「白血球」は侵入してきた細菌やウイルスを排除する掃除屋さん……と、聞いたことのある細胞も、初めて知る細胞も、すべて擬人化され、それぞれの働きっぷりが面白おかしく描かれているので、
「インフルエンザってこうやって治すんだ!?」
「花粉症でくしゃみが出る理由ってそうだったんだ!」
と、自分の身体のなかで何が起きているのかを楽しく知ることができます。
個人的にツボなのは、1巻の表紙(左)にも登場している白血球さん。細菌を見つけ次第、片っ端から殺戮していく姿は、もはや掃除屋というより殺し屋。目がイっちゃってるもん……。
でも、「自分が今日も元気で居られるのは、私のなかの白血球さんが血まみれ(笑)になりながら頑張ってくれているからなんだなぁ、私も頑張らないとなぁ」と、何だかやる気をもらえるのです。
あなたの細胞さんたち、元気に働いてますか?
感情タグBEST3
大好き白赤幼少期!!
推しの幼少期を嫌いな人なんてこの世にいない。現在と全く変わらないかわゆい赤芽球ちゃんとしっかり真っ直ぐカッコいいけどまだ泣いちゃう時もある骨髄球君。ほんとぉーーに良き萌えでした!個人的にお兄ちゃん呼びが大変萌えキュンでございました…1話とリンクしているのも良いですねぇ。まだ最終巻まで読めていませんがこの2人が気づける日は来るのかな?
Posted by ブクログ
普通に勉強になるし、話も面白い。
個人的には最後あたりの細胞さんの話が面白かった。
自分の身体の中でこのような働きがあると思うとつらくもあるなと感じました(もちろん逆も然り)
熱中症
・放熱:皮膚の近くに血液を多く流し、熱を放散する体温調節機能の一つ。
・汗腺:皮膚にある汗を分泌する腺。アポクリン線とエクリン腺の2種類がある。
汗をかくと、蒸発する際に熱を奪う(気化熱)。これが体温調節に重要な役割を担っている。
・熱中症:体温を調節する機能が狂ったり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりすることで起こる健康障害。
重症度によって、Ⅰ~Ⅲ度に分類される。
・炎天下で作業や運動をしている時に、めまい、立ちくらみ、失神、唇のしびれなどの症状では、熱失神。Ⅰ度である。
・暑さ→皮膚の血管が拡張→血管内の循環血液量の相対的不足→一過性の脳血流低下→
多量の発汗→水分と電解質(ナトリウム)の喪失→低張性脱水
・発汗時に水分だけの補給を行ってしまった場合:低ナトリウム血症の進行→
筋肉の興奮性の亢進→痛みを伴う痙攣→痙攣は内臓の筋肉にも→循環不全→うつ熱(熱産生>放散の持続)の発生
→体温調節中枢の障害→発汗停止、皮膚の乾燥→多臓器不全。脳浮腫による痙攣、意識障害などを起こす。
・解熱剤は使うべきではない。
・薬局で売っている熱冷ましシートは、熱中症の前では「焼け石に水」である。
・高温環境で、運動して、熱中症のような症状でも、熱中症でないケースもある。
感染や狭心症、悪性症候群(精神神経用薬の副作用)などだ。
・熱中症の予防:直射日光や頭部への過熱防止。こまめに水分と塩分の補給(スポーツドリンクなど)。
・治療:とにかく体を冷やすこと。
涼しい場所に避難し、首の周り、脇の下、足の付け根(ふともも)など大きな血管が通る部分を冷やす。
タオルでくるんだ保冷剤(直に当てると凍傷のリスクあり)を当てる。
服を脱がす。ぬるま湯や水を吹きかけあおぐ。
病院では、輸液注射(水分補給、電解質補正、栄養補給)。重症なら集中治療が必要になる。
見どころは熱中症
食中毒やガンのお話に加え、毎年他人事ではない熱中症の話を収録。
読むだけでその深刻さと、なってしまった時のどうしようもなさを実に見事に表していて、予防の大切さが身に染みるようにわかる。
毎度毎度本当に勉強になる。
Posted by ブクログ
またもや、変な姿の細胞が増殖している。どうせまた、ウィルスに感染した細胞だろう。最近ヒマだった、白血球好中球課のお兄さんとキラーT細胞のお兄さんとNK細胞(ナチュラルキラー細胞)のお姉さんが仕事を取り合って、NKのお姉さんが男二人を張り倒して「ここはアタシに任せな」。
NKのお姉さんは気づいていたのだ。その細胞は、ただのウィルスに感染した細胞なんかではない。がん細胞なのだと。
ふつうの細胞のフリしたがん細胞が、NKのお姉さんを案内して連れてきた“変な細胞の増えている所”は大きな団地。なんと中を見ると住人(もとは一般細胞)がものすごい数のがん細胞になっていて、中は壁がぶち抜かれたりしてめちゃくちゃに荒らされているのに、きちんと“引っ越しの荷物”がまとめられている。転移の準備をしているのだ。
一方、赤血球ちゃんたちも「なんかおかしい?」と気づいていた。「どうしてこの団地からはこんなにも大量の栄養分の注文がくるのだろう」と。
がん細胞の一斉攻撃で、NKのお姉さんは気を失ってしまったが、助けてくれてのは、赤血球ちゃんの呼びかけで集ってくれた、大勢の免疫細胞たち。白血球とキラーT細胞の兄ちゃん、更にはB細胞も加わり、「そこまでだ!がん細胞!」。とそこでキラーTが鈍くさく転けたのを見て、NKのおねえちゃんが大笑いして、復活した。NK細胞は笑うと活性化するのだ。
でも、意外と可哀想だったのは若いがん細胞たちだった。生まれてきた時から「バグリ野郎」とか「コピーミス」とか罵られ、「死ね」と言われてずっと逃げ回っていなければならない。「どうして?僕たちはただ生まれてきただけなのに。何も悪いことなんてしていないのに。」。
白血球にとどめをさされる時にがん細胞の一人はつぶやく。「分かった。負けといてやるよ。でも、いつか必ず俺はまたこの体に現れてやる。そしてお前を殺してやるよ。それまでせいぜい、不摂生を続けることだな。」
体の中の細胞の社会って不条理なこともあるんだな。人間の社会と似てるよなあ。
Posted by ブクログ
シリーズ、第二弾。
体内の細胞を擬人化して、一生懸命働く細胞たちを描いた作品。
結構、話題のようですね。
・食中毒
・熱中症
・赤芽球と骨髄球
・がん細胞
最後のがん細胞の言葉に、ウルウルです。
ホントは、僕は、ただの細胞なんだ。
ただ毎日平和に生きていくはずだったのに...
手違いが元で、出来損ないとして生まれ、味方の細胞に命を狙われて、負けて、死んでいく。
何のために生まれて来たんだ...
がん細胞って、そうなんですね(悲)。
色んな症状が
熱中症やら体内のがん細胞などいろんなことが起こってて楽しい。がん細胞はこれってステージ4直前のステージ3くらいだから自己免疫で抑制できたのがかなりすごい
勉強になる!
医療系の学校に通い始め、勉強に苦戦していたところ、講師からよく出来た漫画だと進められ読んでみました!
今まで丸暗記で理解出来なかったところがするする頭に入り読み終わると知識が増えていました!!
面白いし助かりました!ありがとう!
T細胞だから紅茶(tea)を飲む、僧坊弁があるから心臓周辺は神社のようになっているなど、細かいところにもちゃんとした設定がおりこまれていて楽しめる。
Posted by ブクログ
もふもふの細菌の死骸をもふもふしてる好中球さんたちに癒される
みんな何か役目があって存在しているんだねー、人間界の縮図みてる気分になる。
ガン細胞の話もなかなかシリアス・・・
細胞の誕生はなかなかブラックだった
赤芽球の脱核が力任せで笑う
ボンボンが・・
Posted by ブクログ
二巻目も新キャラ(?)続々登場。毎回勉強になって楽しい。個人的にはNK細胞の姉御感も好きですが、好酸球の可愛さにやられた…(マンガ読まずにこの文面読んだら、意味わからず気持ちわるいだろうな)。
Posted by ブクログ
1.食中毒,寄生虫
好酸球
2.熱中症
輸液注射
3.赤芽球と骨髄球
赤血球と好中球に
4.がん細胞
NK細胞:笑うと活発に
マクロファージ:白血球の大型的な
Posted by ブクログ
2巻はやっぱ好酸球でしょう。かわいいし格好良い!(第5話)
好塩基球さんもミステリアスで個性的。後の巻で正体が明らかになるけど……。
あと身近な病気としては第6話の熱中症と、8~9話のがん細胞ですね。
「温暖化し続ける」世界で細胞に出来ることは限られていて、やはり「人間」が対処していかないと。
健康な人でも毎日細胞のコピーミスは起きるので、免疫細胞にその都度対応してもらわないと。
免疫が下がらないような生活をしていかないとな、と、思いました。
Posted by ブクログ
赤血球と白血球…彼らはどこで生まれ、どのようにして一人前の血球になるのか!? 赤血球と白血球の幼弱期のエピソードに迫る「赤芽球と骨髄球」をはじめ、食中毒、熱中症、がん細胞など、第2巻も体の中は大騒ぎ! 細胞たちにとって退屈な1日などないのだ。インサイド・血管――細胞たちは毎日がんばっています!
………
この回は赤血球と白血球の幼い頃の話や食中毒、ガン細胞など、身体の中は忙しい。
ガンのくだりは、やはり見ていられないというか、恐ろしい性質だなとつくづく思う。
Posted by ブクログ
がん細胞の体の中での様子が興味深い
自分の細胞を媒体にして増えているのだろうか
また、免疫力で初期のがん細胞を抑えられるのか知りたくなった
さりげなく映画での笑顔の話などがでていて、原作を再現しているのだと思った
Posted by ブクログ
細胞擬人化お仕事ストーリー2巻目(1巻はこちら)。
人体内ではたらく細胞たち、主に血球系・免疫系の細胞を主軸に据えたストーリー展開である。
主人公はドジっ子赤血球AE3803番。クールな仕事人・白血球U-1146番となぜか縁がある。
彼らの仕事は身体の機能を潤滑に動かすこと、そして侵入してくる敵を撃退することである。
この巻のテーマは<食中毒><熱中症><赤芽球と骨髄(血球分化)><がん細胞>である。
<食中毒>では、白血球1146(好中球)の知り合いである、ツインテールの好酸球が登場。細菌との戦いにはいまひとつ役に立たず、皆に陰口をたたかれるが、彼女の本領は実はそこにはなく・・・というお話。脇役で、やたらと大仰なセリフを吐くが大して意味のあることを言わない好塩基球がツボ。
<熱中症>は、皆おなじみ熱中症のお話。いつも悪者をやっつけてくれるはずの白血球の様子がおかしい・・・? 世界(身体)の危機につけこんで、悪事をなそうとするセレウス菌が微妙に小物感を醸し出す。
<赤芽球と骨髄>では赤血球の過去のお話が。幼かった赤血球=赤芽球を助けてくれた「お兄ちゃん」。あれ、誰かに似ていませんか・・・? 赤芽球と赤血球の帽子に注目! 違いにはちゃんと意味がある!
この巻の山場は<がん細胞>。
がん細胞とはいうが、細菌などの病原体とは異なり、元々体内に存在していたもの。ちょっとした変異(バグ)が元で異常増殖するようになるわけである。本人(細胞)にしてみれば、ただ生まれてきただけなのに「バグり野郎」と言われ、惨殺される。ちょっと考えさせられるような展開である。
高ビーだけどデキる女、NK細胞が頼もしい。
Posted by ブクログ
寄生虫には強い好酸球
体内ではどうにもならなくて、外部の対応で改善する熱中症
赤芽球
がん細胞
小さいときに会ってたってすごくイイポイントだよね。
Posted by ブクログ
大量に処理するとエラーは当然起こるのでそれを受容するシステムってのは色々なところにあるけど、エラーの産物の悲哀を描いた漫画というのは斬新、あと、赤血球の成長過程が読めるのもこの漫画だけ(恐らく)
Posted by ブクログ
楽しみながら身体の仕組みを知ることができる学習マンガ。
特に熱中症。
身体中が干上がってしまっているのが良く伝わってくる。
がん細胞。
やっぱり駆除してもらわないと困る。
Posted by ブクログ
ツインテ好酸球、熱中症、赤血球・白血球の子ども時代・がん細胞の話。
照れる好酸球が可愛すぎる。話的に面白かったのは熱中症でがん細胞の話は何だか切なかった。悪い細胞だとは分かっているけれど…。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾
娘から要望されて1作目を買いましたが、今度は私が2巻目発売されるのを調べて買いました。
体内でこんな攻防が展開されてるということを、
面白く教えてくれてます。
私の高校時代にあったらよかったマンガです。
今回もメジャーな疾病が盛りだくさん。
アニサキスアレルギーというのは、直前に同僚の息子さんがなったというので
知ったアレルギーでした。
この白血球さんや、赤血球さんや…
それぞれ一人ずつ、ずっと死なずに同じ人が役割を担ってくれるのだろうか?
Posted by ブクログ
ストーリーそのものはそんなにすごいことしてるわけではないけれど、自分の体の中のことをこんなふうに教えてくれて、気づきを与えてくれるマンガは稀有です。毎日たくさんできているがん細胞を、やっつけてくれてる細胞があるんですね。体をいたわる気持ちがふつふつと湧いてきます。栄養とって、彼らに活躍してもらわなきゃ。
Posted by ブクログ
好酸球、あざとい! でも萌える!!
いわゆるツイテキャラですが、ツンデレではなく真面目な努力家という描かれ方をしてるのがとてもいい。応援する気になりますもの。
あと、ロリ時代を含めて赤血球がイイ子過ぎ。気が利く頑張り屋でドジッ子、とかこれは美味しい…!
そしてまさか、ガンについて泣けてしまうとは…。
Posted by ブクログ
妹より。
相変わらず面白い体内の話!
こんな風に教えて貰えれば、面白おかしく覚えられるのに。
赤血球が白血球にラブ!?
ありえない!⬅コラ
さまざまな細胞さんの働きのおかげで、今日も無事に生き抜くことが出来たことに感謝だね~(笑)
Posted by ブクログ
外敵(細菌やウイルス)ではなく、体内で発生するがん細胞が取り上げられていたことが印象的でした。
細胞が複製される過程で生じる異常(バグ)により生じるがん細胞ですが、健康な人でも1日に数千個が作られているとのこと。それをNK(ナチュラルキラー)細胞をはじめとする体内の免疫系が駆除することで、健康が維持されているというのはきちんと知りませんでした。
免疫系で駆除しきれずにがん細胞が体内で増殖をを繰り返す、という状態になるのが「がんに罹る」ということなのですね。
がん細胞を攻撃するNK細胞は「笑うことで活性化する」という描写がありました。これを錦の御旗にして免疫力を上げればガンは治せる、という主張をしている人がSNSで散見されますが、免疫系が対応できるのは、あくまでも「発がん」する前の段階であって、実際にがんになってしまった後にはきちんとした医療を受ける必要があるのではないかと思います。
熱中症のエピソードしかり、体内の免疫系の力だけでは対応しきれない場合には西洋医学の力を借りることも大切なのだろうと感じました。
Posted by ブクログ
熱中症の話がよかった。
白血球すごいなぁ、私もこれぐらいやる気あったら、勉強なんてちょちょいのちょいなのに…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
Posted by ブクログ
2巻では、
第5話 食中毒
第6話 熱中症
第7話 赤芽球と骨髄球
第8、9話 がん細胞
が描かれている。
赤芽球と骨髄球の話が自分には新鮮だった。
Posted by ブクログ
がん細胞がゾンビみたいなノリ。個人的にはパンを貪り食べるサイトカインの方が怖い。
一見するとよく分からんが解剖生理の後だと何となく言ってる事が分かる。
Posted by ブクログ
1作目はアイデアのユニークさと絵のうまさ(「ワンパンマン」に近いタッチ)に驚いたが、2作目となるとその新鮮さがない。熱中症、寄生虫、ガンがテーマ。