普段そこまで怒らない方だと思っていた。
しかし最近気づかされたのは、怒りをぶつけない(言葉に出す、暴力をふるう、物に当たるなどをしない)だけであって、不満は顔や言葉のトーンに出ていたことだ。
そしてその怒っている「雰囲気」で面倒事が起きてしまった。その雰囲気が人を傷つけていたのである。
さてこれはまずいと、本書を手に取って、どうやったら怒らないマインドを手に入れられるのかと期待してページをめくったのだが、早々に突き付けられた答えは、「人は怒るものであり、怒らないようにすることは出来ない」という残酷な事実だった。
ただ、その怒りをどのように処理するかという、二次的アクションがアンガーマネジメントであり、本書で紐解かれているノウハウである。
トータル50項目を超えるTIPSの中には、そもそも怒りが発生しないようになるのに有益なポイントも散見された。
- 自分と相手を比べるのをやめよう
- 自分の価値観の押し付けは止めよう
- いまできることに目を向けよう
- 過度な期待をやめよう
- 理想とする未来に目を向けよう
- 「いまここ」に意識を戻そう
- 一瞬で落ち着く言葉を思い浮かべよう
- 300回トライする気持ちで取り組もう
とまぁこんな部分か。
これらの項目は、普段から意識をしておくことで染み付くものである。
結論、どんなに相手が悪かろうが、怒りはポジティブな結果を何も生まないし、その人を叩きのめし、論破し、屈服させる以外にその怒りを直接的に解決する方法はない。
それが出来ないのであれば、もう自分にできることは、自分の受け止め方、解釈、記憶を変容させることだけだ。
そうした自分自身が進化し、出来ることに集中し、前向きに生きていくためのノウハウは様々あって、抽出した上記の項目などは、反復によって、火種を火種のうちに鎮火させるのに役立つ。
どれも基本的な道徳観だが、この基本を、アンガーマネジメントという視点で使いこなせるようにならねばならないいわけですな。
アベンジャーズでキャプテンアメリカがハルクに、「今なら怒っていいぞ」と言ったとき、ハルクはこう答えた。
「俺には秘密がある。俺はいつも怒ってる。」
怒ってても、それを抑えて緑色にならないようにする。
そのために普段からバナー博士を見習ってアンガーマネジメントを心掛けねば。