戸田久実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アサーティブ・コミュニケーションは、お互いの立場や主張を大切にした、自己主張・自己表現のこと。
1950年代に、アメリカの心理学者ジョゼフ・ウォルピが開発した「行動療法」という心理学療法のひとつ。
自己主張のパターンを、アグレッシブ(攻撃的)、ノン・アサーティブ(非主張)、アサーティブ(その中間)の3タイプに分け、
円滑なコミュニケーションを取るための考え方や対策を紹介してくれている。
終始わかりやすい説明でとっつきやすく、巻末にはコミュニケーショントラブルのケース毎に具体的な対処法が上がっていて、良書だった。
ハッとさせられたのは、コミュニケーションのゴールをどこに据えるかという視点。
「人に嫌われない、というところをゴールにしていませんか?」
振り返ると、人と対話するとき、常に「場を丸く収めたい」且つ「他者になめられたくない」という雑念があることに気が付いた。仕事で話すとき、変に緊張するのはそれも理由なのかもしれない。自分にとって、とてもいいアドバイスだった。
「自分は自分の伝えたいことを、相手にアサーティブに伝えたというところをゴールに設定すると、自分自身がラクになっていくはずです。」
その他、「視点にバイアスがかかることは仕方がない。」
何か面倒が起こると、ついネガティブな予測をしたり、他者や自分自身へ否定的な見方をしてしまう等の思考の癖。それは自分がこれまで培ってきた価値観に影響されるものだから、全否定する必要はない。
バイアスがかかっていることを認めたうえで、捉え方を少し変えるよう自身をコントロールする方法が提示されていた。
何かが起こり、その時ネガティブな考えが頭をよぎったとしても、「などど言うておりますが~!」「とはいうものの~!」等、脳内相方に合いの手を入れてもらい、打ち消す癖をつけるのがいいのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「会話術」の本を読んでみました。
自分も高圧的な態度を取ってくるタイプの人や自分の型にはめてくるような人は苦手です。そして、この本でも書かれていたように自分の意見をしっかりと伝えることは大事だと思いました。立場や役職に関わらず自分の思ったことを伝えられる自分軸がしっかりしている人になりたいと思いました。伝える上でのクッション言葉さえ意識すればそこまで難しいことではないように感じます。
そして人は皆考えが違う(価値観が異なる)ということも理解しておきたいと思います。そうでないと今後、人と関わる場面で苦戦すると思うので常に頭に入れておきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
本書は、「怒りの扱い方大全」(日本経済新聞社)という書籍を改題して文庫化されたものである。各章Q&A形式でまとめられており、「怒り」という感情について学ぶことができたと思う。特に第5章(自分へのイライラ)については試してみようと思うことが多くあり、怒りを感情の一つとしてうまく付き合っていきたいと感じた。
1. 怒りの仕組みを知っておこう
・「怒り」は人間にとって自然な感情。怒り=防衛感情
・完全になくすることはできない
・怒りの感情はその人の「べき」。程度は人それぞれ違う
・アンガーマネジメントは怒りの感情と上手に付き合うための心理教育・心理トレーニング
・トレーニングの一つにアンガーログがある
2. まずは小さな怒りをしずめる練習から(初級編)
・怒りを「お願い」に変えて伝える(相手に求めすぎない)
・「叱る」のではなく「リクエスト」する
3. ちょっとしたテクニックが役に立つ(中級編)
・怒りがわく→まずは6秒待つ
・誤らない相手にイライラ→「ここは謝るところだよ」と伝える
・会社の体制に不満→今できることに目を向ける
4. 重度の状況にはチームで対応する(上級編)
・安心して仕事を任せられない→過度な期待をやめる
・ミスを見越したフォロー体制(担当複数名制など?)
・パートナーの許容できないクセ→OK・NGのラインを決めて希望を伝える
5. 自分に対するイライラの扱い方
・自分への「こうあるべき」をゆるめよう→サクセスログをつけてみる
・ほめられたら素直に受け入れる(ありがとうございます)
・事実と思い込みを分けてみる
・感情を言葉にする練習をする
・自分にイライラしたら、できていることに目を向ける(マイナスよりプラスを探す)
・自分の中の怒りを数値化してみる
・語彙力を鍛える→そのためにも本を読む(参考図書:その感情、言葉にできますか?)
・気分転換メニューを用意しておく(ウォーキング、コーヒーなど)
・言いたいことを書き出してみる
・変えたいクセ→300回トライする気持ちで取り組む
・できなかったことをいつまでも引きずる→自分のとらえ方を見直す(自分はできないという思考から抜け出す) -
Posted by ブクログ
ビジネス上のコミュニケーションの参考にしたくて読みました。
個人的には「攻撃的」なコミュニケーションの話が面白かったです。たとえば言い方や態度がキツイ、発言内容に配慮がない、といったことが攻撃的なのは当然ですが、「受身的攻撃」に対してはあまり意識したことがなかったので参考になりました。
非主張的なコミュニケーションの記述も面白かったです。私はこちらのコミュニケーションを取りがちなので、耳が痛い内容も多かったですが面白かったです。
後半は具体的なケースについての言及もあり、仕事上のコミュニケーションについて書いた本としては一度読んでみるのも良いと思います。 -
Posted by ブクログ
とても読みやすく分かり易い内容でした。
・会社でイライラしてる人って確かに「普通の会社なら◯◯だけどね」とか「◯◯くらい常識だけど」ってよく言ってますよね。そして大概そういう人ってプライドが高く、自分への評価が妥当ではないと考えてそうです。
私自身もイライラしたとき、「普通だったら…」とかいう思考になっています。
普通や常識って言葉を、理想に置き換えるとイライラが静まるような気がしました。
「べき」も似たようなもので「あるべき姿」って置き換えると周りと話し合える雰囲気が出せるのかなと考えました。
・怒りは二次感情
確かに、私自身も怒っている時は、それまでの不安や不満がリミッターを超えた時に発生しています。
怒りっぽい職場のあの人も、現在置かれている立場の不安から見えない何かと闘っているように見えます。
怒りに対処するのではなく、その不安を解消してあげることが解決の方法なのでしょうね。
・スケールテクニック
むかし通ってた整体屋さんも使ってましたね。
施術前の痛みを10としたら、施術後の痛みはどれくらいですか?みたいに。
・相手には一次感情を伝える
怒るのではなく、◯◯なので不安に感じます。その行為にはがっかりしてしまいます。とか伝えていきます。
・異文化コミュニケーション
相手は宇宙人と思い、生態を調査するつもりでのぞみます(笑)