柳井正のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ柳井正さんは、(株)ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長。
この本は、柳井さんが生涯をかけて学んだ経営哲学が凝縮されている。
その学びは、実務はもちろん、ドラッカーなどの著書など多岐に渡る。
実務の失敗からの学び、先人の知恵を現代に蘇らせる解釈。
経営者はもちろん、全てのビジネスマンにとって参考になる。
柳井さんは、おそらく、この本で、窮地に追い込まれた日本の社会に、
提言をしたかったのだと思う。その方法は、個々の人々が、世界で
活躍できるレベルに成長することなのだと思う。それは、ある意味、
新自由主義的な思想なのかもしれないが、国際的な競争が
避けられない社会で、 -
Posted by ブクログ
■最近仕事で悩みを抱え、題名を見てすぐに手にとった。柳井さんの本は初めて。
■全体を通して、自分の主張、考えが明確。しかも、力が入りすぎず、適度な感じで語りかけてくる文体。読みやすく、頭にすっと入ってくる。1日か2日あれば読み通せる。
■柳井さんのすぐそばで仕事をしたことがある人に話を聞いたが、柳井さんは今でも大量の読書をしているらしい。会社経営で忙しいのに、どこでそのような時間を作っているのか。ましてや、英語を社内公用語にすると宣言し、みずから英語でスピーチを行うとも聞いている。どこに英語を勉強する時間があるのか。
■仕事への姿勢が厳しいことはご本人にも自覚があるようだ。でも、このように主張 -
Posted by ブクログ
マクドナルドをチェーン店化して拡大したレイ・クロック氏の自伝。
少し前に読んだ「ユニクロ」で柳井さんが読み込んだ本と書いてあったので読んでみた。
マクドナルドはマクドナルド兄弟が創業したけれど、その後世界的に展開したのはこの人だった。
ビジネスの話の中に、自分の恋愛話も出てくるので面白い。
しかし、マクドナルドのチェーン店化を軌道に乗せるのはものすごい大変なことだったようだ。
創業者のマクドナルド兄弟との確執もすさまじい。
一番印象に残ったのは、第九章 「知りたいことはゴミ箱の中に」の中のエピソード。
テネシーに開いた200店目のマックのオーナーが、近くにある西部の大手チェーンのハンバーガ -
-
Posted by ブクログ
2014年の学生時代の読書メモ転記
ファーストリテイリングを作り上げた柳井さんが、
日本のありかた(政治・教育・企業)を、世界の国々と比較しながらその将来性に対して警鐘を鳴らしている。
やや、吉田松蔭を意識して過度に日本を叩いているように思える部分もあるが、伝えている内容は概ね賛同できるとともに、勉強になった。
記憶に残っている項目
- 日本人は資本主義の精神を忘れている(社会主義国家みたいである)働かざる者は食うべからずの精神。ほんとの弱者以外は支援するべきではない。「資本主義の精神」とは、「成長を目指して自ら事業を起こし、より良い社会の想像に向かってい -
Posted by ブクログ
マッチョな経営論。
セオリー通り経営されて成功している企業はないと喝破。
軍隊ですらプラグマティックな動きをする。キャッシュカウ等各セグメントの社員のやる気を削ぐとする考えが、形式論に終始する組織論とは一線を画する。
・過失は恥でも不面目でもない。ビジネスにつきものの一面であり、重要なのは自己の過失に立ち向かい、それらを吟味し、それから学び、自己のなすべきことをすることだ。唯一の本当の間違いは、間違いを犯すことを恐れることである。
・経営とはかまどで料理をすること。鍋から目を離さない。
・本を読む時は初めから終わりへと読む。事業の経営はそれとは逆だ。終わるから始めて、そのボトムラインに到 -