柳井正のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ柳井正さんは、(株)ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長。
この本は、柳井さんが生涯をかけて学んだ経営哲学が凝縮されている。
その学びは、実務はもちろん、ドラッカーなどの著書など多岐に渡る。
実務の失敗からの学び、先人の知恵を現代に蘇らせる解釈。
経営者はもちろん、全てのビジネスマンにとって参考になる。
柳井さんは、おそらく、この本で、窮地に追い込まれた日本の社会に、
提言をしたかったのだと思う。その方法は、個々の人々が、世界で
活躍できるレベルに成長することなのだと思う。それは、ある意味、
新自由主義的な思想なのかもしれないが、国際的な競争が
避けられない社会で、国益を守るためには止むを得ないこと。 -
Posted by ブクログ
■最近仕事で悩みを抱え、題名を見てすぐに手にとった。柳井さんの本は初めて。
■全体を通して、自分の主張、考えが明確。しかも、力が入りすぎず、適度な感じで語りかけてくる文体。読みやすく、頭にすっと入ってくる。1日か2日あれば読み通せる。
■柳井さんのすぐそばで仕事をしたことがある人に話を聞いたが、柳井さんは今でも大量の読書をしているらしい。会社経営で忙しいのに、どこでそのような時間を作っているのか。ましてや、英語を社内公用語にすると宣言し、みずから英語でスピーチを行うとも聞いている。どこに英語を勉強する時間があるのか。
■仕事への姿勢が厳しいことはご本人にも自覚があるようだ。でも、このように主張が明確な人であれば、仕事をしていて充実感が得られるのだろう。それがユニクロの成長の原動力になっているのではないか。
■「わかるとは身に沁みることです。」この文章が今回は「身に沁みた。」 -
Posted by ブクログ
かなり昔の本だが古びていない。むしろAIやデータが当たり前になり、方法論や情報が溢れている今だからこそ、刺さる部分が多かった。経営は、結局約束したことを成し遂げることなのだと思う。
一番印象に残ったのは、有名な「三行の経営論」。
本は初めから終わりへ読むが、経営は逆。まず終わりを決めて、そこから逆算して、到達するためにできる限りのことをする。
もう一つ面白かったのが「ノー・サプライズ」という考え方。問題が起きない組織をつくるのではなく、問題を早く見つけ、悪い知らせほど早く上がってくる組織をつくる。数字も同じで、数字そのものを眺めるのではなく、その背後で何が起きているのかを突き止める。経営会議やKPI管理も、結局はこのためにあるのだろう。
そして、何度も警告するエゴチスムも深い。成功体験が増えるほど、自分の判断を正しいと思い込み、耳の痛い情報を遠ざける。AIがいくら賢くなっても、最後に意思決定する人間が見たいものしか見なければ意味がない。2030年代のマネジメントでも、むしろこの問題は大きくなるのかもしれない。
▼個人的に印象深かった点(感想)
・終わりから始めて、そこから逆算する
・悪い知らせほど早く上がる「ノー・サプライズ」の組織をつくる
・数字ではなく、数字の背後で起きていることを見る
・経験は待つものではなく、自分から取りに行く
・マネジャーの最大の敵は、能力不足よりもエゴチスムなのかもしれない
・結局、経営者は「経営しなくてはならない」
・計画をつくったかでも、会議をしたかでも、努力したかでもない。何を成し遂げたのか。 -
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◼️ Q.(問い)
失敗からの学びを仕事・人生に活かすには?
◼️ A.(答え)
失敗の直視 → 分析 → 改善を短サイクルで回し続けよ
◼️ Keywords
- できるだけ早く失敗せよ
- 直視 → 分析 → 改善を短サイクルで回し続ける
- 直視:現状を客観視して受け入れる(失敗から目を背けない)
- 分析:問題の真因を考え抜く(場当たり的な対処は X)
- 改善:工夫をこらして乗り越える
- 再起不能な失敗はNG
- 自分が取れるリスクを計算し、その範囲内で失敗する
- 安定を求めると成長は止まる
- 高い目標を紙に書いて実行する
- 絶え間ない自己刷新を
- 即断即決&当たり前のことは淡々とこなす -
Posted by ブクログ
2014年の学生時代の読書メモ転記
ファーストリテイリングを作り上げた柳井さんが、
日本のありかた(政治・教育・企業)を、世界の国々と比較しながらその将来性に対して警鐘を鳴らしている。
やや、吉田松蔭を意識して過度に日本を叩いているように思える部分もあるが、伝えている内容は概ね賛同できるとともに、勉強になった。
記憶に残っている項目
- 日本人は資本主義の精神を忘れている(社会主義国家みたいである)働かざる者は食うべからずの精神。ほんとの弱者以外は支援するべきではない。「資本主義の精神」とは、「成長を目指して自ら事業を起こし、より良い社会の想像に向かっていくこと」。
- 稼ぐことによってのみ国は発展する。日本は、成長を放棄した
- ハングリー精神、負けん気、志の重要性。日本人はもはや裕福でもなく、今後は貧困の国になる。⇒煽っているだけであるが、今後の中間層の増加、アジア諸国の追い抜きにより、徐々に現実になる。
- 国はその国の企業活動を制限しないことによってのみ、発展に貢献できる。アメリカと並んで高い法人税を下げるべき。モラトリアム法は、発展の妨げでしかない。
- グローバルに展開していても「我々はなにもので、何処に向かうのかを失ってはダメ」
- Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.
- 企業の経営者は、長期的なビジョンを語り続けられること。企業の明日を語り、夢を語り、そして、志を語り続けなければならない。
- ユニクロでは、毎年の豊富がある。人の一生とは、自分の志を成し遂げるためにある
- 人は求めていい
- 海外での競争において、本当に強い部分以外は、一切評価されない。
⇒ 日本の強みを、顧客志向と捉えている。
- 司馬遼太郎「日本人は商人としてのリアリズムを持ち、お得意さん大事の間隔で、世界中に喜ばれる以外、生きていく道はない。」
- 理想をもて。理想を持つことで、やらなければいけないことが、たちまち具体的になる。そしてその理想は大きい方がいい。誰に遠慮することもない。
まとめ
実際に世界の舞台で、企業をしょって戦っている起業家の思いを知る。もっと、自分も志を持ち、それに向けてたゆみない努力を重ねないといけない…でも、いざ本を閉じて一日ねると、すぐ意識の外に。継続的に思う必要がある